司法試験の世界では予備校が満点とおぼしき模範答案を公表するが、試験対策上はギリで合格した人、ギリで落ちた人の書いた現実答案の分析が重要とされている。本書は現実答案を分析するのと似た視点を受験数学に持ち込んだものといえよう。
満点が取りにくい試験では取りこぼしてはいけないポイントを押さえたり、加点につながる作法をわきまえたりすることが必要だ。
すでに東大の過去問を他の本でやった人にとっても得るところの多い一冊である。

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東大数学で1点でも多く取る方法/文系編(第3版) (大学への数学) 単行本(ソフトカバー) – 2014/10/25
安田 亨
(著)
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社東京出版
- 発売日2014/10/25
- ISBN-10488742213X
- ISBN-13978-4887422131
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登録情報
- 出版社 : 東京出版 (2014/10/25)
- 発売日 : 2014/10/25
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 260ページ
- ISBN-10 : 488742213X
- ISBN-13 : 978-4887422131
- Amazon 売れ筋ランキング: - 187,419位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 585位高校数学教科書・参考書
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年9月14日に日本でレビュー済み
2015年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普通の赤本よりも応用が効くと思います。
ちょっと乱暴な解答もありますが頑張れば書けそうな解答の仕方で分かりやすいと思います。
ちょっと乱暴な解答もありますが頑張れば書けそうな解答の仕方で分かりやすいと思います。
2018年11月19日に日本でレビュー済み
東大文系数学で問われている力量はズバリ、
○対称性の発見(式でも図形でも)⇒やみくもに変形したり、式を導入したりしないこと、
○最初の見立て、即ち直観力⇒何をどう処理すれば解に至るかと考えること、
○解答までの見通しのよさ⇒必要最小限の記述内容で解を示すこと、だと思います。
出題者もおそらくはそれらの点に注目して出題に及んでいると考えられます。
一例を示すと、傾いた二本の放物線が相異なる二点で交わるための条件を求めよ、
とあり、与式がパラメータxとθで示されています。二段重ねの式ですが、
符号がすべて逆になっている点要注意です。式に①②と番号をふると、
まず①+②によって、cosθがyで表せるので、それを①に丸ごと代入すると、
x(θを含む)の二次方程式が出来します。その時点で、判別式を用いて処理すると、
sinθの三角不等式がお目見えするので、それを解いて240°<θ<300°と出ます。
上記のごとき問題は、所与の形からして決してきれいではありませんが、
見立て次第で和がゼロに見えるので、そうした対称性に注目せざるをえません。
(でないと、その先致し方ないのです)
二段重ねの式が要は、対称な連立方程式に見えるならばだいじょうぶです。
そこからはむしろ単純計算なので、あまり思考を要しません。
東大文系数学では実はそうした出題が目立つのです。
過年、直交する二本の三次曲線の全交点9つの座標を求める問題なども出ましたが、
二曲線が直線y=xに関して対称である点に注目する限り、
両変数を入れ替えた二式の処理問題に変ずるわけです。
東大理系数学ではむしろ証明問題が中心となっていますが、
文系との共通問題も例年あり、受験生はそうした問題に優先してとりくむと、
バランスのよい数学力を培うことができるのでは。
文理共通な点は、問題を徒にややこしくせず、
対称性・直観力・見通しの三位一体を心がけることです。
それでは、本書を用いて本番で1点でも多くとれるように祈っています。
○対称性の発見(式でも図形でも)⇒やみくもに変形したり、式を導入したりしないこと、
○最初の見立て、即ち直観力⇒何をどう処理すれば解に至るかと考えること、
○解答までの見通しのよさ⇒必要最小限の記述内容で解を示すこと、だと思います。
出題者もおそらくはそれらの点に注目して出題に及んでいると考えられます。
一例を示すと、傾いた二本の放物線が相異なる二点で交わるための条件を求めよ、
とあり、与式がパラメータxとθで示されています。二段重ねの式ですが、
符号がすべて逆になっている点要注意です。式に①②と番号をふると、
まず①+②によって、cosθがyで表せるので、それを①に丸ごと代入すると、
x(θを含む)の二次方程式が出来します。その時点で、判別式を用いて処理すると、
sinθの三角不等式がお目見えするので、それを解いて240°<θ<300°と出ます。
上記のごとき問題は、所与の形からして決してきれいではありませんが、
見立て次第で和がゼロに見えるので、そうした対称性に注目せざるをえません。
(でないと、その先致し方ないのです)
二段重ねの式が要は、対称な連立方程式に見えるならばだいじょうぶです。
そこからはむしろ単純計算なので、あまり思考を要しません。
東大文系数学では実はそうした出題が目立つのです。
過年、直交する二本の三次曲線の全交点9つの座標を求める問題なども出ましたが、
二曲線が直線y=xに関して対称である点に注目する限り、
両変数を入れ替えた二式の処理問題に変ずるわけです。
東大理系数学ではむしろ証明問題が中心となっていますが、
文系との共通問題も例年あり、受験生はそうした問題に優先してとりくむと、
バランスのよい数学力を培うことができるのでは。
文理共通な点は、問題を徒にややこしくせず、
対称性・直観力・見通しの三位一体を心がけることです。
それでは、本書を用いて本番で1点でも多くとれるように祈っています。