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水はなんにも知らないよ (ディスカヴァー携書) 新書 – 2007/2/25

3.9 5つ星のうち3.9 87個の評価


「水に“ありがとう”と言うと美しい結晶ができる」「波動水やマイナスイオンは健康に良い」「磁石で水は活性化する」…それってホント?
科学的根拠がないのに、いかにも科学的であるかのような顔をして世にまん延する“怪しい水ビジネス”を、
検定外教科書のベストセラーで知られる科学教育の第一人者が徹底検証します。
科学が苦手なあなたにも、「ニセ科学」にダマされないための視点や知恵がしっかり身につく一冊。
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商品の説明

著者について


左巻 健男(さまき たけお)

1949年栃木県生まれ。東京学芸大学大学院修士課程修了。
東京大学教育学部付属中・高等学校などを経て、現在、同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授。専門は理科教育、環境教育。
編著書に『たのしくわかる化学実験事典』『地球環境の教科書10課』(以上、東京書籍)、『おいしい水、安全な水』『「理数力」崩壊』(以上、日本実業出版社)、のほか、
検定外教科書として話題を集めた『新しい高校理科の教科書』(3巻・文一総合出版)、『新しい高校理科の教科書』シリーズ(4巻・講談社ブルーバックス)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007/2/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/2/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 182ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 488759528X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4887595286
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.5 x 17.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 87個の評価

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左巻 健男
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月2日に日本でレビュー済み
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左巻健男先生の『水はなんにも知らないよ』。分かる方はすぐにピンとくるでしょう。そう、江本勝先生の著者にかけてあるわけですね。江本先生は水が言葉を理解し質にまで影響すると一時(今も?)信奉された迷信です。左巻先生はそんなことはあり得ないことを説かれます。他にも磁化水だとか創生水、アルカリイオン水などの迷信を取り上げています。もう20年近く前の著作ですが、まだまだ古くならず有効な内容ですね。数年前になりますが、太古の純粋な波動?を閉じ込めた?物質を水に転写させたという水の話を知人から聞きましたし。もちろん何を信仰しようが自由ではありますが、知人や友人、肉親にも影響するわけですから、食い物にされない、食い物にさせない科学的リテラシーは必要かもしれませんね。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年12月25日に日本でレビュー済み
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江本勝著「水からの伝言」に代表される、「水」を取り巻くニセ科学をぶった斬った一冊。

TOSSという教育団体の手によりニセ科学「水からの伝言」が全国の学校に広められていた頃、ちょうど義務教育を受けていた年代の者です。幸運にも、自分は学校教育でこのニセ科学を叩き込まれることはなかったため、ニセ科学「水からの伝言」の存在そのものをつい先日まで存じておりませんでした。このニセ科学との出会いは、職場。ニセ科学を業務に活かすべくこの本について知って欲しい、(水の作る結晶が言葉によって変化するということは)信じられないことかもしれないがデータがあり科学的に証明されていますので…と、押しつけられたのです。あろうことか職場でニセ科学を押しつけられた自分がどのような手段を講じたかということはさておき、何とも魅力的なタイトルに目を引かれ、本書を購入するに至りました。必然的に注目するのは 第1章 検証 「水は答えを知っている」のか? です。このニセ科学の信者が口にする「データがある」「科学的に証明されている」とは、なぜかニセ科学を信じ込む羽目になってしまったヘンテコ科学者が行った雑な実験を基にした「科学ではない」発表を指した言葉であることがわかります。また、個人的に最も着目すべきと感じた記述は p.36 の第二段落です。マイナス20℃~マイナス15℃に温度が上がる短時間の内に、六角形の「きれいな結晶」と、結晶が溶けて崩れたかたちになったもの、両方を撮影することが可能であるとのことです。要するに、きれいな結晶が出来たと主張したい水(容器に「ありがとう」と書いた紙をはりつけた水)からは撮影された結晶の内からきれいな結晶を抽出し、壊れた結晶しか出来ないと主張したい水(容器に「ばかやろう」と書いた紙をはりつけた水)からは撮影された結晶の内から壊れた結晶を抽出し、言霊がどうとか、波動がどうとか、好き勝手に主張しているということなのでしょう。

そういう訳で、一通り読んで非常に痛快に感じる部分が多くありましたが、写真のインパクトによってニセ科学を信じ込んでしまう人が出現してしまうと記述がある以上は、このニセ科学の「反証」となる写真の掲載があれば更に良かったのではないかと感じました。また、何をもって言葉を「良い言葉」と「悪い言葉」に分類できるのか、その点においても「水からの伝言」の説明は不完全であると思います。怒りと反抗の言葉に満ちたヘビーメタルを聴かせた水は結晶がばらばらに壊れた形になったと言いますが、例えば、戦争・暴力・差別・飢餓などの苦しみを打破せんとの願いを込めて作られた歌詞における怒りと反抗の言葉の数々は、果たして「悪い言葉」なのでしょうか?ヘビーメタルのファンは怒るべき。

水に関するニセ科学と言えば、2018年には「水素水」などというトンデモ商品の名をよく耳にしたものです。恐らく、これからもこの手のニセ科学は湧いて来ては消え…を繰り返していくのでしょう。だまされないために、是非とも読んでおきたい一冊です。
34人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年4月1日に日本でレビュー済み
エセ科学に対して警鐘を鳴らすという点では良い本。しかし、全5章のうち1章で言いたいことは言い切ってしまった感があり、特に3章から5章では水に関する雑学紹介みたいになってしまい非常に退屈でした。Unlimitedで読んだのでまぁ良いやというところですが、お金出していたら星1〜2にしていたかもしれません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年6月3日に日本でレビュー済み
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左巻同志社大教授のこの本には、『水』にまつわる怪しげな”水ビジネス”についての、沢山の事例とそれへの反証がのっています。その事例の代表は一世を風靡した、あの江本勝さんの仮説です。

その仮説を説く書籍には、みなさんもご承知のように、こうありました:
1)モーツアルトの音に対して水の分子構造は規則正しい、綺麗な結晶構造をとる。が、しかし、ヘビーメタルやハードロックを聞かせるとイビツな分子構造をとる
2)「ありがとう」と感謝の気持ちをこめると、モーツアルト同様、美しい分子構造をとるが、「ばかやろう」と怒鳴るとメタルのときのように汚い結晶構造となってしまう

このおかしさは実際に実験してみるとわかります。
どんな言葉を水に投げ掛けようが、どのような音源を水に聞かせようが、水の分子構造はランダムになるということです。
もっと具体的にいうと、「ありがとう」といったりモーツアルトを聴かせたとしても、美しい結晶構造もあれば、イビツな構造もあるということです。
また、ヘビメタだったり、「ばかやろう」と叫んでも、やはり、綺麗な分子構造と汚いそれとが同時に共存するということなんです。
物事の存立基盤はゼロかヒャクかではなく、いわゆる統計的なグレイゾーンからなりたっているんですね。

<あなたはいつも元気がいいね>という言葉は、一般に、その相手への好意と褒めていることになります。
しかし、よく考えなくても、<いつも元気>なわけないことはみな知っています。
いいときもあれば悪いときもある、それが人間というグレイゾーンの生き物です。
ヒト同様、自然界に存在している『水』もそうではないでしょうか。

江本さんが風靡したのと同様の現象に、CMでよくながれる<血液サラサラ>計測がありますよね。
あれは、普通の状態は粘度の高い血液がサプリメントを飲むだけで低粘度になるってやつです。
これも実験している人は知っています:粘度は人工的に操作できる、ということを。
計測温度によって粘度はかわるし、赤血球を挟んでいるガラスカバーをちょっと強く押せばいわゆるドロドロ血液になるというわけです。

こんな感じで、著者がメッタ斬りにしているエセ科学(疑似科学)の対象をあげますと、
・小さいクラスター分子の水
・トルマリン水
・磁化水
・π(パイ)ウオーター
・アルカリイオン水
などなど。

レビューワーは著者と同じく大学教員をしています。
そんな職業柄、『ちゃんとした科学』と『エセ科学(疑似科学)』とを日頃からよく識別することがクセになっています。
前者の定義は、1)客観的証拠(エビデンス)、2)再現性、そして、3)反証可能(正式な実験手続きが第三者にもできる内容である)であることです。
後者のそれは、真逆になります:1)〜3)ともにないわけです。
その意味では、この本にはのってないですが、還元水にも生体に良いというような確立されたエビデンスはありません。

一方、小さいころ、校庭などでよく飲んだのが水道水でした。
現代では、水道水はヤバイんじゃね?といった風潮がありますよ。
そこに左巻教授は科学的に介入します:『水道水は安全、飲んでいいんだよ』
日本の上水道技術は世界一ということです lol
レビューワーも、著者同様の科学的精神にのっとっているので、普通に水道水をのみます。

ただし、水道水は保存がききませんから、地震などがあってライフラインに支障が出る場合を考えて、ペットボトル水のストックは怠りません。
また、なんとか水の奇跡や効能を”信じる”人はそれはそれでいいとおもいます。
プラシーボがバカにならないことは体験的にも、知見的にも承知しているからです(抗うつ剤とビタミン剤は、後者をウツに効くといって服用させると、前者に近い成績をたたきだします)。

このようなわけで、左巻教授はわれわれが陥りがちな科学的迷信に対して啓発してくれます。
みなさんも、ぜひ教授の水講義を拝聴されてみてはいかがでしょうか?
科学的態度が身につくきっかけになると思います :D
45人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年1月15日に日本でレビュー済み
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 「水が『言葉』を理解する」という『水は答えを知っている』等の主張や、それに関わる「ニセ科学の代表格である『波動』系ビジネスを主にとりあげて……理科教育、科学リテラシーの育成の観点から検証した(p.182)」部分が約2/3、水と人のからだ、水道水とミネラルウォーターなどに関する一般的な知識の紹介が約1/3。
 批判的思考・科学的思考に関する知識は多少ともあるので、本書を読んで驚いたりすることはなかった。
 ただ、細胞レベルや動物実験から、確度が高いと思われていた「βカロチンはガン予防に効く」という仮説が、1980年代に行われた大規模な介入研究によって否定されたという「βカロチンのどんでん返し(p.99)」の話は興味深かったし、人が1日に摂取・排出する水は2.5リットルとか、赤ちゃんの体は約80%が水だが60歳で50%台になるとか、そういう一般的な知識がむしろ新鮮だった。
 とは言え、「信じ込んでいる人を変えるのは難しいと思いますが(p.182)」と著者も書いているが、ニセ科学にずっぽりはまっている人には本書を読ませても無駄という気がするし、本書を手にとってみようかと考えるくらいの人ならば、そもそもニセ科学を見た時に「怪しいぞ、近づかないでおこう」と疑うのではないかな。
 むろん、「こんなアホな主張は誰も信じないだろう」と放置しておくのはまずいので、こういう本が出版されるのは大事なのだが。
 ちょっと残念なのは「人はなぜ『水は答えを知っている』を信じるのか」について、「一番の理由は、結晶写真のインパクトでしょう(p.28)」 という文から始まる2ページしかないこと。「ニセ科学に引っかかる人がいる」という現象を分析しようとするならば、もう少し突っ込んでもいいのではないか。あるいはそれは心理学の問題ということなのか。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年5月2日に日本でレビュー済み
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本書の内容とはずれますが、似非科学商法は控えめに言って『詐欺』です。
『きれいなことばを使うべき』という結論は正しいですが、『嘘をついて高額な商品を買わせる』という点で許されるべきものではないです。

無知で素直な良い人がカモにされます。
ホント、詐欺師はさっさと絶滅してほしい。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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