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自分と向き合う心理学-意志心理学入門 (ディスカヴァー携書) 新書 – 2007/8/18
田嶋 清一
(著)
私たちは、日常で感じるフラストレーションを「嫌なもの」として目をそむけがちだ。しかし、それ自体が悪いわけではない。フラストレーションを「欲求不満」ではなく「自分の見通しが外れた意外感」と捉え直せば、そこに現実が思いがけない「新鮮な切り口」を見せていることに気づく。すなわち、フラストレーションは今の自分のあり方の向こう側への道があることを指し示しているのだ。再評価の機運のあるアメリカ心理学の巨人W・ジェームズによる《意志心理学》に基づく、希望の書。
- 本の長さ231ページ
- 言語日本語
- 出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日2007/8/18
- 寸法10.6 x 1.8 x 17.3 cm
- ISBN-104887595778
- ISBN-13978-4887595774
商品の説明
著者について
田嶋清一 (たじま せいいち) 1978年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程心理学専攻単位取得満期退学。神奈川県大和病院精神科カウンセラー、立正大学教養部非常勤講師を経て、91年より東京都信用金庫健康保険組合健康管理センター健康相談室カウンセラー、92年より田嶋心理教育相談室主宰。2004年より東京福祉大学社会福祉学部教授。著書に『人間関係の心理学』(共著、誠信書房)『感情と人間関係の心理』(共著、川島書店)がある。
登録情報
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007/8/18)
- 発売日 : 2007/8/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 231ページ
- ISBN-10 : 4887595778
- ISBN-13 : 978-4887595774
- 寸法 : 10.6 x 1.8 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 489,610位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年2月27日に日本でレビュー済み
本書を進化心理学とリベットの自由意志問題という文脈で読むと、画期的な労作であることがわかります。ダマジオやラマチャンドランの感情論にも通底している。こんなスリリングな心理学書にはめったにお目に書かれない。ジェームスと進化心理学を橋渡しをしてくれる好著なので、ありきたりの心理学に満足できない人にはお奨め。
2017年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
失敗への向き合い方が知りたくてこの本に行きついた。その前は岡本正義だったのだが、まず私には無意識がとっつき辛い、メンタルは十人十色と聞くし、それでいて買った本4冊全てに参考・引用文献が無い。結果これでよいのか?と懐疑心が生じそうなった。読んでいる途中ではあるが、ジェームズは自分にとって少しはなじみのある森田正馬、アドラーに近いんじゃないかなと。少なくとも無意識に触れることがない。そして感情に重きを置かない。ちなみにこれは新書。新書とは入門書のこと。したがってジェームズの入門書。
2009年1月10日に日本でレビュー済み
「自分の感情やあり方は、自分が意志を持って選びとったものだ」という考え方を根幹とする”意志心理学”と呼ばれる分野のイントロダクション。そもそも、行動心理学、臨床心理学、などのような分野の一般的な定義は、さまざまな学者が提出しているので、議論の余地があるのだろうけど、”意志心理学”に関しては、そういう心理学の学術分野が存在することを知っている人がどれくらいいるのだろうか(心理学部にいるなどのケースを除いて)。
読んだ感想は、筆者自身の柱になっているしっかりとした主張がなくて、他の学者たちの引用と主張をならべ、それに一言コメントをつけて、それに自説を本の少しだけ味付け程度につけた本としか思えない。心理学に普段から興味があって、この分野をどうしても知りたいというのなら読んでみてもよいとは思うけど、この本を読んで得られることは、「ジェームズという学者が”意志心理学”という学説を斉唱していて、それによれば、『人の感情は意志にとって選択されるものだから、たとえネガティブな事実があっても、とらえ方でなんとでもなる』」ということ。
文体を見ても統制がとれていなくて、なおかつ、主張の強弱も全く感じられなく、著者が本当にこの本を通じて主張したい鍵主張の格子が見えない。意志心理学という稀有な分野を取り扱ったということに意味があって、それは評価できるけど、稀有な分野だけに、もっとインパクトを感じさせる工夫が必要があったのではないだろうかと思う。
読んだ感想は、筆者自身の柱になっているしっかりとした主張がなくて、他の学者たちの引用と主張をならべ、それに一言コメントをつけて、それに自説を本の少しだけ味付け程度につけた本としか思えない。心理学に普段から興味があって、この分野をどうしても知りたいというのなら読んでみてもよいとは思うけど、この本を読んで得られることは、「ジェームズという学者が”意志心理学”という学説を斉唱していて、それによれば、『人の感情は意志にとって選択されるものだから、たとえネガティブな事実があっても、とらえ方でなんとでもなる』」ということ。
文体を見ても統制がとれていなくて、なおかつ、主張の強弱も全く感じられなく、著者が本当にこの本を通じて主張したい鍵主張の格子が見えない。意志心理学という稀有な分野を取り扱ったということに意味があって、それは評価できるけど、稀有な分野だけに、もっとインパクトを感じさせる工夫が必要があったのではないだろうかと思う。
2010年2月7日に日本でレビュー済み
「意思心理学」-初めて聞いた言葉。
自分の気持ち、感情、状態は、自分の反応の結果であり自分で選び直せる。
といった主張(学説?)らしい。
哲学者、精神医学者らの研究結果を踏まえ、日常生活の心構えのヒントをくれる。
自責、八方美人、完璧主義、罪悪感といった状態に陥ることを回避するには、
客観的にありのままの自分をとらえることがやはり不可欠だと教えてくれる。
自分の気持ち、感情、状態は、自分の反応の結果であり自分で選び直せる。
といった主張(学説?)らしい。
哲学者、精神医学者らの研究結果を踏まえ、日常生活の心構えのヒントをくれる。
自責、八方美人、完璧主義、罪悪感といった状態に陥ることを回避するには、
客観的にありのままの自分をとらえることがやはり不可欠だと教えてくれる。
2009年6月21日に日本でレビュー済み
人の心は難しい、自分の心ですら分からない時が多々あるので当然と言えば当然だと思う。少しでも自分の心の中を理解できないかと思い購入通読
読んでみると、人間が外的要因、現実と心の中の理想との乖離により、行動を起こすときにどのような葛藤が心の中で繰り広げられて行動にむずびついているのかが説明されている。感情→行動ではなく、感情→判断→行動を意識することで、怒りなどの感情を調整するべきではないかとのこと。ただし、感情による行動が生物的にメリットをもたらすことも事実だ。また、習慣となってしまった行動を直したいのなら、その問題となる行動をメリット、デメリット込でとことん見直すべきとも提案されている。
人間が外的要因から感情につなげるまでの間になにができるのか、何をするべきかを考えるきっかけをもらった
読んでみると、人間が外的要因、現実と心の中の理想との乖離により、行動を起こすときにどのような葛藤が心の中で繰り広げられて行動にむずびついているのかが説明されている。感情→行動ではなく、感情→判断→行動を意識することで、怒りなどの感情を調整するべきではないかとのこと。ただし、感情による行動が生物的にメリットをもたらすことも事実だ。また、習慣となってしまった行動を直したいのなら、その問題となる行動をメリット、デメリット込でとことん見直すべきとも提案されている。
人間が外的要因から感情につなげるまでの間になにができるのか、何をするべきかを考えるきっかけをもらった