『品格』&『見識』コーナーの中で、ちょっとおどけた表紙に惹かれて購入しました。
予想通り『そうだ。その通り!』と頷きながら一気に読み終えました。
この本は、私と同年代の著者による、自分を含めた世のオバサンが、
より魅力的なオバサンに自己変革していくための HOW TO 本ともいえます。
自己変革といっても、むずかしいことではなく、日常生活の中でちょっと気をつけるだけでも
確かに今よりは確実に魅力的になれそうなアイデアが盛り込まれています。
読み進むうちに背筋が伸びて、明日あたりはちょっとヒールの高い靴でも履いて出かけてみようかな、という気になります。
本を読んだ後に著者のブログも読んでみました。
世の中の出来事を同年代の同じ女性の目線で見つつも、
著者独特の歯切れのよさで辛口のコメントが書かれていますが、
この歯切れのよさがもう少し本の中にあっても良かったかなと思います。
次にはこういった点も期待しつつ、更に女性を鼓舞するような本を
待っています。
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女性の見識 (ディスカヴァー携書023) 新書 – 2008/5/18
神谷 ちづ子
(著)
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購入オプションとあわせ買い
30代、40代になるにつれ、世間の目が少しずつ厳しくなる。
自分は何も変わっていないつもりなのに、
ある日突然「オバサン」と呼ばれて愕然とする……。
そんな経験、ありませんか?
本書は、素敵にスマートに、楽しく年齢を重ねていくための秘訣を、
外交官の妻として各国を渡り歩いてきた著者が語り下ろした痛快辛口エッセイ。
鋭い視点で「オバサン的要素」を見抜き、
ユーモアたっぷりに「粋なオトナの女」への道を説き明かします。
・ 実は下着にお金をかけている
・ バーゲン会場で走らない
・ 立食パーティーで真っ先にスイーツを取らない
・ 正しくセクシーである
・ 若い頃よりいい顔になっている
などなど、著者独自の「イイ女」の条件に、思わずうなずく人も多いはず。
ほんの少し行動を変えるだけで、見た目も意識も見違えるほど変化します。
「ステキな大人の女性」として大人気の阿川佐和子さんも本書を絶賛!
「かつてオバサンと呼ばれ、世の顰蹙を買っていた種族がいたことを、
懐かしく思い出す時代が到来する……かもね」(by 阿川佐和子)
- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日2008/5/18
- 寸法10.6 x 1.8 x 17.3 cm
- ISBN-104887596375
- ISBN-13978-4887596375
商品の説明
著者からのコメント
なってみるとわかるのですが、年をとるって、決してそう悪いことではないんです。
自分自身を振り返っても、今のほうが世の中のことが見えているし、
判断力も考察力もずっと鋭くなっている。
人生経てきて、知識も増え経験も増え、目は肥え人間は円熟して、
若い頃よりずっとイイ女になっている、って思いますもの。
こんなに粋な大人になっているというのに、
しかし世間は「もう若いというわけではない」というその一点だけで、
オバサンなんぞと呼んで、女ももう終わり、みたいな扱いをしようとする。
けしからんですよね。
ここらでいっちょ、女は大人の魅力で勝負するものよ、ってこと、
証明してやろうじゃないですか。
自分自身を振り返っても、今のほうが世の中のことが見えているし、
判断力も考察力もずっと鋭くなっている。
人生経てきて、知識も増え経験も増え、目は肥え人間は円熟して、
若い頃よりずっとイイ女になっている、って思いますもの。
こんなに粋な大人になっているというのに、
しかし世間は「もう若いというわけではない」というその一点だけで、
オバサンなんぞと呼んで、女ももう終わり、みたいな扱いをしようとする。
けしからんですよね。
ここらでいっちょ、女は大人の魅力で勝負するものよ、ってこと、
証明してやろうじゃないですか。
出版社からのコメント
思わずドキッとするような鋭い指摘をしつつ、
「わかっちゃいるけど、やめられないのよね」と本音もチラリ。
「脱オバサン」というテーマに最初は引き気味だった私も、
「いい女」の振る舞い方、男と女の大人のつきあい方、そして憧れの生き方など、
女ゴコロの核心を突く内容とあまりの面白さに夢中になりました。
「そうそう、そうなのよ!」と大いにうなずくうちに、
いつの間にか「カミタニ節」のファンになってしまうこと請け合いです。
本書の最後にある、宮沢賢治の「雨にも負けず」調のまとめも絶妙!
「わかっちゃいるけど、やめられないのよね」と本音もチラリ。
「脱オバサン」というテーマに最初は引き気味だった私も、
「いい女」の振る舞い方、男と女の大人のつきあい方、そして憧れの生き方など、
女ゴコロの核心を突く内容とあまりの面白さに夢中になりました。
「そうそう、そうなのよ!」と大いにうなずくうちに、
いつの間にか「カミタニ節」のファンになってしまうこと請け合いです。
本書の最後にある、宮沢賢治の「雨にも負けず」調のまとめも絶妙!
著者について
神谷ちづ子 かみたに ちづこ
1953年、千葉県出身。県立千葉高校、お茶の水女子大学化学科を卒業後、NHKに入局。
広報の仕事に携わるが、夫の海外転勤に伴い退職。
以後、外交官の妻として、ヤンゴン、ブラッセル、ローマ、コロンボ、ニューヨーク、ホーチミン、リオデジャネイロでの生活を続けてきた。
著書にローマ大学在学中に書いた『ママはローマに残りたい』『イタリア色のレモンリキュール』(以上、三田出版会)のほか、『オバ道』(早川書房)など。
過去に、雑誌『クロワッサン』でコラム「ウの目、タカの目、女の目」を連載。
最近は、『日経ビジネスアソシエ』『PHP』などに、女性の生き方などの記事を執筆中。
登録情報
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2008/5/18)
- 発売日 : 2008/5/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 223ページ
- ISBN-10 : 4887596375
- ISBN-13 : 978-4887596375
- 寸法 : 10.6 x 1.8 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 679,730位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 345位ディスカヴァー携書
- - 10,729位近現代日本のエッセー・随筆
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは著者の「オバ道」の続編のような位置づけなのでしょう。
帯には「世の中に、魅力的なオバサンを増殖させるための必読書です。」
と書いてありました。
ひとことで言うと「魅力的な大人の女性になるための具体的な
処方箋が書いてある本」です。
マインド的な啓蒙書ではなく、具体的なので(「○○にお金をかける」など)
親しみやすいです。
著者のエッセイはいつもそうだけど、ますます辛口の筆がさえて
ハギレがよく、リズムがある文章なので、あっという間に読みました。
楽しく一気に読める本という点で合格です。
新書版で手軽なところも親しみやすいですし。
いわゆる「あとがき」がなく(私はいつもここから読みますが・・・)
「宮沢賢治風」のまとめになっているのもしゃれていました。
ふんふんと共感できるところが多かったけど、「私にはちょっと無理」
とうところもアリ。
本書は、著者の価値観に共鳴できるかどうかで評価が分かれると思います。
共感できる人にとっては、男女問わず、痛快に読めるでしょう。
私は楽しく読めました。でも魅力的な女性になれるかどうかは、
本のせいではなく、自分の努力次第ということになります。
帯には「世の中に、魅力的なオバサンを増殖させるための必読書です。」
と書いてありました。
ひとことで言うと「魅力的な大人の女性になるための具体的な
処方箋が書いてある本」です。
マインド的な啓蒙書ではなく、具体的なので(「○○にお金をかける」など)
親しみやすいです。
著者のエッセイはいつもそうだけど、ますます辛口の筆がさえて
ハギレがよく、リズムがある文章なので、あっという間に読みました。
楽しく一気に読める本という点で合格です。
新書版で手軽なところも親しみやすいですし。
いわゆる「あとがき」がなく(私はいつもここから読みますが・・・)
「宮沢賢治風」のまとめになっているのもしゃれていました。
ふんふんと共感できるところが多かったけど、「私にはちょっと無理」
とうところもアリ。
本書は、著者の価値観に共鳴できるかどうかで評価が分かれると思います。
共感できる人にとっては、男女問わず、痛快に読めるでしょう。
私は楽しく読めました。でも魅力的な女性になれるかどうかは、
本のせいではなく、自分の努力次第ということになります。
2008年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思わず「そうそう、世のオバサマ達の行動パターンはそうなんだよな」と筆者の鋭い観察目とツッコミに思わずニヤニヤしながら電車に乗り合わせた周囲のオバサマ達をチラっと見たりしてしまう書です。
少しの努力で「オバサマ」から素敵な「大人の女性」へと変身するための提言を「イイ女の条件」として書いてありますが、これは或る意味「オジサン」諸氏への痛烈な皮肉でも有ります。
この本を読んで「素敵な大人のイイ女」に脱皮された「オバサマ」達に負けぬよう「オジサン」達も相当に努力して「カッコ良い大人のイイ男」にならねば、そのうち頼みの奥様達に見向きもされなくなってしまいそうです。
とまれ、女性に限らず、人間として心豊かな生活を目指し、年を重ねるごとに「若い頃より良い顔に」なれるようチョッピリ前向きに行動を始めて見ようかと元気付けてもらえる書でした。
ちなみに著書のブログの「イイオトコの条件」というコラムが笑えます、いや笑えません、自省を込めて。次はこのイイオトコ...の方も是非本にして出して下さい。
少しの努力で「オバサマ」から素敵な「大人の女性」へと変身するための提言を「イイ女の条件」として書いてありますが、これは或る意味「オジサン」諸氏への痛烈な皮肉でも有ります。
この本を読んで「素敵な大人のイイ女」に脱皮された「オバサマ」達に負けぬよう「オジサン」達も相当に努力して「カッコ良い大人のイイ男」にならねば、そのうち頼みの奥様達に見向きもされなくなってしまいそうです。
とまれ、女性に限らず、人間として心豊かな生活を目指し、年を重ねるごとに「若い頃より良い顔に」なれるようチョッピリ前向きに行動を始めて見ようかと元気付けてもらえる書でした。
ちなみに著書のブログの「イイオトコの条件」というコラムが笑えます、いや笑えません、自省を込めて。次はこのイイオトコ...の方も是非本にして出して下さい。
2008年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なぁんだ、この本と思いつつ手に取ったのですが、
「ふん。ふん。そうそう」と自分の周りにいる女性の行動心理が詳細に分かってくるような気がします。
著者は中年(失礼)以降の女性に向けた応援歌として書いたものでしょうが、女性が多い職場や
家庭内のジェンダーバランスが女性に傾いている男性にとっては、ご自身の生き残りの書と
なるのではないでしょうか?
当たり前なことの積み重ねですが、あっという間に200Pを読み切りました。
8年間も充電されたようですが、次回作は10年後といわずに社会のスピードに合わせて、
2年後くらいには出してほしいものです。
男性にもおすすめの一冊です。
「ふん。ふん。そうそう」と自分の周りにいる女性の行動心理が詳細に分かってくるような気がします。
著者は中年(失礼)以降の女性に向けた応援歌として書いたものでしょうが、女性が多い職場や
家庭内のジェンダーバランスが女性に傾いている男性にとっては、ご自身の生き残りの書と
なるのではないでしょうか?
当たり前なことの積み重ねですが、あっという間に200Pを読み切りました。
8年間も充電されたようですが、次回作は10年後といわずに社会のスピードに合わせて、
2年後くらいには出してほしいものです。
男性にもおすすめの一冊です。
2008年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中年層の女性に「難しく考えず、それでいて賢く、楽しく、面白くそして日本女性として恥ずかしくなくきちんと堂々と生きていこう」と励ます応援歌のように思えました。どのエッセイも頷けることばかり反省しきりです。コンパクトなサイズながら中味の濃い女性向けガイド本です。底に流れる温かさに加えユーモラスで軽快な語り口に何度か失笑。本書に描かれている様に女性が変って(分って)くれば人生もっと楽しく暮らし易く充実してくるのではないでしょうか? 久し振りに楽しく本を読みました。
著者の他のエッセーも拝読しており、女性の視点から鋭い観察眼で、時には政治・経済・社会問題等の硬派となり時には軟派となり、幅広い層に優しく分り易く語りかける様に問題提起、啓発されたことも何度かあり。又遠くない内に続編或いは焦点を異にしたエッセイが出版されるのを楽しみにしております。
高年代に突入したオバサンより、
著者の他のエッセーも拝読しており、女性の視点から鋭い観察眼で、時には政治・経済・社会問題等の硬派となり時には軟派となり、幅広い層に優しく分り易く語りかける様に問題提起、啓発されたことも何度かあり。又遠くない内に続編或いは焦点を異にしたエッセイが出版されるのを楽しみにしております。
高年代に突入したオバサンより、
2009年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮沢けんじ風なまとめ、 コミカルですがジーン…としちゃいました。
書き写して持ち歩きたいと思います。おすすめです。是非、ご一読を!
書き写して持ち歩きたいと思います。おすすめです。是非、ご一読を!
2008年5月31日に日本でレビュー済み
装丁が洒落ていて、持ち歩きに便利なサイズで、電車の中で読んでいてもカッコいい本です。電車の中で読んでいて、つい夢中になってしまい、うっかり乗り過ごすところでした。一つのエッセイがちょっと読むのにちょうどよい長さで文章にリズム感があり、「そうなのよね!」と頷きながらあっと言う間に読み進みました。1章2章は「いい女」をめざすのもなかなか大変だわ、と思いましたが、後半は著者の人生経験に基づいた深い愛情と温かさを感じ、同じ年代の女性としてとても励まされる内容でした。全編をとおして著者の謙虚な姿勢が貫かれているのも好感が持てました。世の中の女性(もちろん男性も)がみんなこの本を読めば、世の中明るく楽しくそしておしゃれで生きやすくなるだろうな、と思います。
2008年5月31日に日本でレビュー済み
語り口が面白くて、一気に読んでしまいました。
著者の豊富な体験の中での観察力の鋭さに敬服します。
”そうそう””そうよねぇ”と思う場面も随所にあります。
私たちが、日頃思っていることを言葉にできるって、素晴らしいです。
また、著者が、マイ努力目標として、”一緒に素敵な女性になりましょう”という
謙虚なスタンスで書かれているところが、とても気に入りました。
自分もできるところから実践しようかなと前向きになれます。
先ずは、背筋を伸ばして、口角を軽く上げることから始めてみます。
軽快な本なので、20代後半の娘も、時々笑いながら、
”若い女性も読んだ方がいいわね。”と。
若い女性の方々にも、おすすめです。
著者の豊富な体験の中での観察力の鋭さに敬服します。
”そうそう””そうよねぇ”と思う場面も随所にあります。
私たちが、日頃思っていることを言葉にできるって、素晴らしいです。
また、著者が、マイ努力目標として、”一緒に素敵な女性になりましょう”という
謙虚なスタンスで書かれているところが、とても気に入りました。
自分もできるところから実践しようかなと前向きになれます。
先ずは、背筋を伸ばして、口角を軽く上げることから始めてみます。
軽快な本なので、20代後半の娘も、時々笑いながら、
”若い女性も読んだ方がいいわね。”と。
若い女性の方々にも、おすすめです。