別著『
完全独習 統計学入門
』読了後、続けて読んでみた。
『完全独習』は統計の手法を最低限の数式と練習問題で体得するというコンセプトであるのに対し、この『統計思考力』は実社会の現象を理解する上で統計が役に立つことの概説が主体。読む順番としては逆の方が良かったかもしれない。
概説なので軽く読み通せるが、解釈よりもデータを先ず見ることの有用性など、統計を扱う上での重要なポイントはよく理解できた。またLTCMやブルック・ショールズ式の事例にからめて、統計の前提(標準正規分布か?べき分布か?)に起因して間違いが生じるというくだりは面白かった。統計分析において最も重要なのは、統計を扱う主体の知的総合力なのだと思う。
総じて入門書としては優れていると思うが、統計をビジネスや投資に役立てるには、もう少しテクニカルな内容を扱った本が必要だと思う。
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不透明な時代を見抜く「統計思考力」 単行本(ソフトカバー) – 2009/4/15
神永 正博
(著)
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購入オプションとあわせ買い
その報道は真実か?
その解説は適切か?
その通説は正しいか?
多くの報道、通説、専門家による解説の多くが、正確なデータに基づいて書かれているものではありません。
ほとんどの人が元データに当たることなく、あるいは、データを正しく扱うことなく、言説だけが一人歩きしているのです。
けれども、的確な判断、対策のためには、現状を正しくとらえることが必要であり、そのためには、今起こっている事実をとらえなければなりません。
その事実の多くは、データすなわち、統計という形で、今や多くが公開されています。
すなわち、データを正しくとらえることができれば、誰でも評論家やジャーナリストに勝るとも劣らない「眼」をもつことができます。
そして、それは、この不透明な時代を生きるわたしたちの必須のスキルです。
本書では、数式を用いることなく、ウェブ上にある実際のデータを通して社会問題を考えていきます。
それぞれのトピックスの考察だけでも十分に価値あるものですが、さらに、その過程で、統計学の重要な部分が自然に理解できるように工夫されています。
第一章では、まず、元データに当たることの大切さを、出版、格差問題、環境問題など、
一般に関心の高いトピックスを検証しながら、解説します。一般的に言われていることが、
データを見てみると、必ずしも正しくないことに驚かされます。
第二章では、データを使った分析方法のうち、なじみの深い、正規分布や偏差値、相関等について、株価や成績など、
これも一般に関心の高いトピックスを用いて、理解していきます。
最後の第三章では、第一章と第二章で知った知識をもとに、さまざまなデータから、どんな未来が予測できるか、自分で考える方法を、人口問題をトピックスに考えます。
データという過去現在の数字を用いて、未来を予測するのは、
これからの時代を生き抜くビジネスパーソンに必須のスキルであり、
これからの社会をになうわたしたち一人ひとりに求められるものです。
*ディスカヴァー・トゥエンティワンのサイト内にて発売記念キャンペーンを実施中!
その解説は適切か?
その通説は正しいか?
多くの報道、通説、専門家による解説の多くが、正確なデータに基づいて書かれているものではありません。
ほとんどの人が元データに当たることなく、あるいは、データを正しく扱うことなく、言説だけが一人歩きしているのです。
けれども、的確な判断、対策のためには、現状を正しくとらえることが必要であり、そのためには、今起こっている事実をとらえなければなりません。
その事実の多くは、データすなわち、統計という形で、今や多くが公開されています。
すなわち、データを正しくとらえることができれば、誰でも評論家やジャーナリストに勝るとも劣らない「眼」をもつことができます。
そして、それは、この不透明な時代を生きるわたしたちの必須のスキルです。
本書では、数式を用いることなく、ウェブ上にある実際のデータを通して社会問題を考えていきます。
それぞれのトピックスの考察だけでも十分に価値あるものですが、さらに、その過程で、統計学の重要な部分が自然に理解できるように工夫されています。
第一章では、まず、元データに当たることの大切さを、出版、格差問題、環境問題など、
一般に関心の高いトピックスを検証しながら、解説します。一般的に言われていることが、
データを見てみると、必ずしも正しくないことに驚かされます。
第二章では、データを使った分析方法のうち、なじみの深い、正規分布や偏差値、相関等について、株価や成績など、
これも一般に関心の高いトピックスを用いて、理解していきます。
最後の第三章では、第一章と第二章で知った知識をもとに、さまざまなデータから、どんな未来が予測できるか、自分で考える方法を、人口問題をトピックスに考えます。
データという過去現在の数字を用いて、未来を予測するのは、
これからの時代を生き抜くビジネスパーソンに必須のスキルであり、
これからの社会をになうわたしたち一人ひとりに求められるものです。
*ディスカヴァー・トゥエンティワンのサイト内にて発売記念キャンペーンを実施中!
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日2009/4/15
- 寸法12.8 x 2.2 x 18.2 cm
- ISBN-104887596995
- ISBN-13978-4887596993
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商品の説明
著者について
神永 正博(かみなが まさひろ)
東北学院大学工学部准教授。1967年東京生まれ。東京理科大学理学部数学科卒業。
京都大学大学院理学研究科数学専攻博士課程中退。博士(理学/大阪大学)。
東京電機大学助手、日立製作所中央研究所研究員を経て、現職。
東北学院大学工学部准教授。1967年東京生まれ。東京理科大学理学部数学科卒業。
京都大学大学院理学研究科数学専攻博士課程中退。博士(理学/大阪大学)。
東京電機大学助手、日立製作所中央研究所研究員を経て、現職。
登録情報
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2009/4/15)
- 発売日 : 2009/4/15
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 272ページ
- ISBN-10 : 4887596995
- ISBN-13 : 978-4887596993
- 寸法 : 12.8 x 2.2 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 370,162位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,838位サブカルチャー (本)
- - 37,768位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1967年生まれ。東北学院大学教授。京都大学大学院理学研究科(数学専攻)博士後期課程中退。博士(理学)。専門分野は解析学(量子力学の基礎方程式であるシュレーディンガー方程式)および暗号理論(ICカード、ICタグなどの暗号解読、ハッキング防衛技術の開発)。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本、面白いです!!
テレビや統計に騙されないための本。
難しい数式は極力少なく、データを元に思考するということが分かりやすく
説明されています。
若者の読書離れは本当か?
ということに対して、さまざまなデータから、インターネットのせいなのか、
年齢別にはどうなっているのか、図書館の利用は・・・など、
興味のある内容にひきこまれました。
品質管理や、統計学を専門にしていない方にもオススメ。
基礎的な理解は、(具体例も含めて)ピカイチです。
テレビや統計に騙されないための本。
難しい数式は極力少なく、データを元に思考するということが分かりやすく
説明されています。
若者の読書離れは本当か?
ということに対して、さまざまなデータから、インターネットのせいなのか、
年齢別にはどうなっているのか、図書館の利用は・・・など、
興味のある内容にひきこまれました。
品質管理や、統計学を専門にしていない方にもオススメ。
基礎的な理解は、(具体例も含めて)ピカイチです。
2014年4月3日に日本でレビュー済み
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「若者の読書離れはほんとうか?」や「小泉構造改革は格差を拡大したか?」「バイオ燃料が地球を救う?」などの時事ネタを、データから丁寧に検証しています。
統計分析のよくある間違いとして、ある側面だけに注目して、真の原因に気づかないということがあります。
著者はプロの統計家として時事ネタを様々な角度から分析し、漏れを出来る限り排除した丁寧な分析をしています。「統計的に分析する」ときの頭の働かせ方を見て取るのにぴったりの本です。
また、この本には数式がほとんどでてきません。
「高度な」分析を期待する人には肩すかしかもしれませんが、数式を使わずともデータを丹念に見ることで、びっくりするほど多くのことが読み取れるということがよく分かります。
著者の伝えたかった「統計的思考力」は、
1. 問題を様々な視点から検討する。
2. 元データにあたる。
の2つに集約されるのかもしれません。
統計分析のよくある間違いとして、ある側面だけに注目して、真の原因に気づかないということがあります。
著者はプロの統計家として時事ネタを様々な角度から分析し、漏れを出来る限り排除した丁寧な分析をしています。「統計的に分析する」ときの頭の働かせ方を見て取るのにぴったりの本です。
また、この本には数式がほとんどでてきません。
「高度な」分析を期待する人には肩すかしかもしれませんが、数式を使わずともデータを丹念に見ることで、びっくりするほど多くのことが読み取れるということがよく分かります。
著者の伝えたかった「統計的思考力」は、
1. 問題を様々な視点から検討する。
2. 元データにあたる。
の2つに集約されるのかもしれません。
2015年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
が要所で出てきます。常套手段ですが本作品はそれが多すぎて冷めてしまいます!内容的には仕事の効率が上がる良いことが書かれています。
2013年6月28日に日本でレビュー済み
サブタイトルがさすがに旬をすぎた感があるのですが、丁寧な良書です。
現状を正しくとらえ、不確実な未来に対して的確な判断・対策をくだすためには
元データをデータ分析で正しくとらえ、報道・解説・通説のウソや誤りに気づくことが大事です。
本書では、「データを見る」「データを読む」「データを利用する」の流れで、
少ない数式で、一般読者にも分かりやすく説明しています。
取り上げる例も、格差問題や経済現象など読者の興味を引きやすいものが選ばれており、
さらに興味がある人向けのフォローとして、参考図書や統計資料のURLも充実しています。
私は ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質 のタイトルの意味を知り、そちらも読むことにしました。
現状を正しくとらえ、不確実な未来に対して的確な判断・対策をくだすためには
元データをデータ分析で正しくとらえ、報道・解説・通説のウソや誤りに気づくことが大事です。
本書では、「データを見る」「データを読む」「データを利用する」の流れで、
少ない数式で、一般読者にも分かりやすく説明しています。
取り上げる例も、格差問題や経済現象など読者の興味を引きやすいものが選ばれており、
さらに興味がある人向けのフォローとして、参考図書や統計資料のURLも充実しています。
私は ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質 のタイトルの意味を知り、そちらも読むことにしました。
2009年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
土井さんのビジネスブックマラソンで紹介されていたので購入。
小泉改革での格差拡大について、「本当か?」という視点で、データというものは様々な解釈が可能であることを説いている。
その視点は、とてもおもしろかった(それに、それはその通りだと思う)。
それらの視点はよいのだが、妙に政治的な見解を一方的に押し付けられているような気がして、そこが少し減点対象か(それが気にならない人にはおもしろい本だと思う)。
小泉改革での格差拡大について、「本当か?」という視点で、データというものは様々な解釈が可能であることを説いている。
その視点は、とてもおもしろかった(それに、それはその通りだと思う)。
それらの視点はよいのだが、妙に政治的な見解を一方的に押し付けられているような気がして、そこが少し減点対象か(それが気にならない人にはおもしろい本だと思う)。
2009年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「若者の読書離れは本当か」
「小泉改革は格差を拡大したのか」
「バイオ燃料は地球を救うのか」
などメディアの報道や普段何となく感じている通説が、本当にそうなのかどうかは他人が書いたデータの解釈ではなく、自分で生のデータを分析することによって見える世界が変わってくる。
統計のビジネスマン向けの初心者本。
統計については「平均と分散」「正規分布とべき分布」「相関」しかないが、その意味するところの本質さえわかれば、統計の細かい数式や用語は横に置いていてもいいと思う。
たとえば平均値と実感のずれを感じることもあると思うがその理由がわかればいいように。
巻末の統計・文献ガイドは生のデータのありかを紹介していて参考になる。
「小泉改革は格差を拡大したのか」
「バイオ燃料は地球を救うのか」
などメディアの報道や普段何となく感じている通説が、本当にそうなのかどうかは他人が書いたデータの解釈ではなく、自分で生のデータを分析することによって見える世界が変わってくる。
統計のビジネスマン向けの初心者本。
統計については「平均と分散」「正規分布とべき分布」「相関」しかないが、その意味するところの本質さえわかれば、統計の細かい数式や用語は横に置いていてもいいと思う。
たとえば平均値と実感のずれを感じることもあると思うがその理由がわかればいいように。
巻末の統計・文献ガイドは生のデータのありかを紹介していて参考になる。
2009年5月3日に日本でレビュー済み
われわれはいかに思いこみの世界に生きていることか。
統計(といっても難しいことではなく要はデータ)を正しく読んで思考することにより
そういった思いこみの呪縛から自らを解放させるすべが書いてあります。
実像を「見抜く」眼を養うための本です。
実は私はこの手のビジネス書・啓発本は好んで読んでいるのですが、
たいがいにおいて「がんばるゾ!」といったやる気、勇気はもらえるのですが、
じゃあ半年後、1年後、何が変わりましたかと言われれば、
たいした成長も見られないというのが正直なところでした……(自分のせいですが)。
この本は実際に役立ちそうです。
世界を見る眼を変え、ワンステージ高い位置に自分を引き上げてくれる本です。
ITスキル、金融知識、語学力、人によって大切な力はまちまちでしょうが、
本書で言う「統計思考力」という“第三の眼”は、
現代をよりよく生きるための必須の要件となるのではなかろうか。
統計(といっても難しいことではなく要はデータ)を正しく読んで思考することにより
そういった思いこみの呪縛から自らを解放させるすべが書いてあります。
実像を「見抜く」眼を養うための本です。
実は私はこの手のビジネス書・啓発本は好んで読んでいるのですが、
たいがいにおいて「がんばるゾ!」といったやる気、勇気はもらえるのですが、
じゃあ半年後、1年後、何が変わりましたかと言われれば、
たいした成長も見られないというのが正直なところでした……(自分のせいですが)。
この本は実際に役立ちそうです。
世界を見る眼を変え、ワンステージ高い位置に自分を引き上げてくれる本です。
ITスキル、金融知識、語学力、人によって大切な力はまちまちでしょうが、
本書で言う「統計思考力」という“第三の眼”は、
現代をよりよく生きるための必須の要件となるのではなかろうか。