ホームレス博士 派遣村・ブラック企業化する大学院
を書かれた水月昭道氏は文系ですが、
本著の著者は理系の大学院に進み中退し医師に
転向したという経歴から、理系博士の問題がより
切実に伝わってくる内容になっています。
ポスドクがおかれている過酷な現況、
なぜそのような過酷な状況になったのかの過程、
博士が有効活用されていない現況に対する処方箋、
という三部構成になっています。
センター試験上位100人のうち70人が医学部に
進学するというのは国家として果たして健全な状況なのか?
これを考えると学士入学制の米国の方が優秀な人材を
医学部のみに進学させないという点では健全なのかとも思います。
高校2年生まで農学部志望だった自分にとっては、
特にバイオ系ポスドクは需給のミスマッチがあり、
逆風にさらされているというデータには背筋が寒くなりました。
兄が病気になったため、志望を医学部に変えなかったら
今頃路頭に迷っていたかもしれません。
サイエンスカフェやNPOを通して社会へ貢献することに
よって博士をもっと活用しようという提言をなされていますが、
抜本的なポスドク問題への有効策を描ききれていない印象があります。
医学部の博士枠拡充とかどうでしょうか?と自分でもいろいろと考えてしまいます。
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博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? (Dis+Cover Science) 単行本(ソフトカバー) – 2010/11/16
榎木 英介
(著)
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購入オプションとあわせ買い
1950年代以降、科学技術振興政策によって大量に生まれた「博士」には、なんと就職先がなかった……。
かつては「オーバードクター」と呼ばれた彼らのために「ポスドク」という働き口が用意されたが、これも不安定で低収入、
しかもその先に研究機関や企業での就職が保証されているわけではない。
かくて「博士余剰」問題は未解決のままだ。
こうした博士の就職難により大学院進学者も減少、
これでは日本の科学技術研究の未来も危ぶまれる。
しかしまだ遅くない。日本社会よ、博士をもっと活用しよう!
博士の活用は科学技術の発展、そして不況にあえぐ日本の再生につながるはずだ。
博士余剰問題を統計データと取材に基づいて考察し、具体的な解決策を提言する希望の書。
〈帯コピー〉
「高学歴ワーキングプア」ともいわれるポスドクの余剰。
一方で、将来は科学技術を担う人材が不足するという。
この矛盾をどう解決すべきか?
今ならまだ間に合う、
社会全体で博士を「活用」しよう!
不況にあえぐ日本、逆転のカギもそこにある。
かつては「オーバードクター」と呼ばれた彼らのために「ポスドク」という働き口が用意されたが、これも不安定で低収入、
しかもその先に研究機関や企業での就職が保証されているわけではない。
かくて「博士余剰」問題は未解決のままだ。
こうした博士の就職難により大学院進学者も減少、
これでは日本の科学技術研究の未来も危ぶまれる。
しかしまだ遅くない。日本社会よ、博士をもっと活用しよう!
博士の活用は科学技術の発展、そして不況にあえぐ日本の再生につながるはずだ。
博士余剰問題を統計データと取材に基づいて考察し、具体的な解決策を提言する希望の書。
〈帯コピー〉
「高学歴ワーキングプア」ともいわれるポスドクの余剰。
一方で、将来は科学技術を担う人材が不足するという。
この矛盾をどう解決すべきか?
今ならまだ間に合う、
社会全体で博士を「活用」しよう!
不況にあえぐ日本、逆転のカギもそこにある。
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日2010/11/16
- 寸法10.6 x 2.4 x 17.3 cm
- ISBN-104887598602
- ISBN-13978-4887598607
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商品の説明
著者について
榎木英介(えのき えいすけ)
博士(医学)、病理診断医。1971年横浜生まれ。1995年東京大学理学部生物学科(動物学)卒。
同大学院に進学したが、博士課程中退。神戸大学医学部に学士編入学した。2004年に医師免許取得。2006年に博士(医学)。
進路に迷い方向転換をした経験などから、若手研究者、博士のキャリア問題に強い関心があり、様々な活動を続けている。
2003年にNPO法人サイエンス・コミュニケーションを設立し、代表理事を務めた(2009年まで)。
2010年にはサイエンス・サポート・アソシエーション(SSA)を新たに立ち上げ、科学・技術政策のあり方を考える活動を開始している。
このほか、中高生向けの理科実験教室に参加するなど、科学コミュニケーションに関わる活動を幅広く行っている。
著書に『失敗しない大学院進学ガイド』(日本評論社)、『私の病気は何ですか―病理診断科への招待―』(岩波書店、2011年1月刊)(いずれも共著)、
訳書に『大学院で成功する方法』(日本評論社)がある。
博士(医学)、病理診断医。1971年横浜生まれ。1995年東京大学理学部生物学科(動物学)卒。
同大学院に進学したが、博士課程中退。神戸大学医学部に学士編入学した。2004年に医師免許取得。2006年に博士(医学)。
進路に迷い方向転換をした経験などから、若手研究者、博士のキャリア問題に強い関心があり、様々な活動を続けている。
2003年にNPO法人サイエンス・コミュニケーションを設立し、代表理事を務めた(2009年まで)。
2010年にはサイエンス・サポート・アソシエーション(SSA)を新たに立ち上げ、科学・技術政策のあり方を考える活動を開始している。
このほか、中高生向けの理科実験教室に参加するなど、科学コミュニケーションに関わる活動を幅広く行っている。
著書に『失敗しない大学院進学ガイド』(日本評論社)、『私の病気は何ですか―病理診断科への招待―』(岩波書店、2011年1月刊)(いずれも共著)、
訳書に『大学院で成功する方法』(日本評論社)がある。
登録情報
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/11/16)
- 発売日 : 2010/11/16
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 304ページ
- ISBN-10 : 4887598602
- ISBN-13 : 978-4887598607
- 寸法 : 10.6 x 2.4 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 499,667位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 201位科学史・科学者
- カスタマーレビュー:
著者について
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1971年横浜生まれ。1995年東京大学理学部生物学科動物学専攻卒。同大学院博士課程中退後、神戸大学医学部医学科に学士編入学。2004年卒業。医師免許取得。2006年博士(医学)。2009年神戸大学医学部附属病院特定助教。兵庫県赤穂市民病院、近畿大学医学部講師を経て、現在フリーランス病理医として独立。病理専門医、細胞診専門医。
2003年、NPO法人サイエンス・コミュニケーションを設立し、代表理事に就任(2009年まで)。病理医としての仕事の傍ら、自身が研究者としてのキャリアに迷い方向転換したこともあり、若手研究者のキャリア問題を考える活動を行っている。また、女子中高生のための科学塾への参加など、科学技術コミュニケーションに関する活動も続けている。2018年から一般社団法人科学・政策と社会研究室を立ち上げ代表を務める。
このほか、医師としての立場から、医療問題にも関心があり、一般社団法人全国医師連盟代表理事を務める。
科学ジャーナリスト賞2011受賞(博士漂流時代にて)。
イメージ付きのレビュー

2 星
本当の博士漂流時代とは?
最初から最後まで何を言いたいのかわからないというのが実際のところだった。博士の就職が他の職業に比べて、難しくなってきているその原因はデータを伴いよく分かった。しかし、第3章以降の博士の活用法に至っては文章の構成も問題だが、少し上から目線な表現で読み手に伝わりづらいと思った。この本を購入してみてもいいが、今一度必要かどうか考えて欲しい。
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レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年11月6日に日本でレビュー済み
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2020年5月14日に日本でレビュー済み
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反面教師にさせてもらいます。
2020年8月12日に日本でレビュー済み
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最初から最後まで何を言いたいのかわからないというのが実際のところだった。博士の就職が他の職業に比べて、難しくなってきているその原因はデータを伴いよく分かった。しかし、第3章以降の博士の活用法に至っては文章の構成も問題だが、少し上から目線な表現で読み手に伝わりづらいと思った。この本を購入してみてもいいが、今一度必要かどうか考えて欲しい。

最初から最後まで何を言いたいのかわからないというのが実際のところだった。博士の就職が他の職業に比べて、難しくなってきているその原因はデータを伴いよく分かった。しかし、第3章以降の博士の活用法に至っては文章の構成も問題だが、少し上から目線な表現で読み手に伝わりづらいと思った。この本を購入してみてもいいが、今一度必要かどうか考えて欲しい。
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2011年6月9日に日本でレビュー済み
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一般の人たちにとって、「博士」とか「ポスドク」という存在は、雲の上の存在である。さらに「大学院」なる機関で何を行っているのかなど知る由もない。そのような読者に日本の「博士」のおかれている立場を紹介する本書は評価できる。教育者としての教授となりうる人材を教育することを目指すアメリカの大学の大学院での教育と、研究のための実験に専念して論文さえ書ければよいような人材を作り上げているようにしか見えない日本の大学の大学院とは大きな差があるように思う。システム上でも、大きな違いは、アメリカの大学院で博士をとるためには、博士論文を書き始める以前に大学院の定めた「必須」コースワークを履修し終えて、"Ph.D. Candidacy Exam" 博士資質試験なり博士候補生試験なりという試験(たいていは口頭試問)に合格しなくてはならない。それまで大学院のコースワーク(講義)で学んだ知識とプレゼンテーション能力が試される。アメリカの博士"Ph.D."と日本の博士を一緒にされては困るので、星減点。「論文博士なんてとんでもない。日本の大学の大学院の博士課程なんていらない」という私の主張と合わないので、さらに星減点。
2010年12月12日に日本でレビュー済み
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私も筆者と似た経歴をもっていて、博士号を取得して1回目ポスドク後、医学部に再入学しました。
現状や提言が良くまとまっているが、博士ポスドク個々人に出来る対策は、アカデミックから全力で逃げろ、でしょう。
博士ポスドクは、学者としての道を努力して邁進するのではなく、全力で逃げろ、筆者や私と同じように、と言いたい。
あなたが、あなたの分野であなたの世代で1番でないのなら、あなたがいなくても、その1番の人が全部やってくれます。
筆者は東大出身ですが、私の卒業した京大でも、博士課程に進まない、博士課程を中退、博士を取得後、専攻とは関係ない民間企業に就職する人が最早多数派です。
また、生き残って業績が素晴らしい人をよくよく見ると、地方で親族が同族会社を経営していたり、研究が失敗しても飢え死にする心配がない人が相当いるものです。
そのような精神的余裕のある人に、ギリギリの状況であなたは勝てるのか? よく考えてみてはいかがでしょうか。
「この本を読んで励まされ、博士ポスドクをもう少し続けようと思った」
いやいや、続けろとは本書では言ってないですよ? 様々な分野で活躍しろ、ですよ? 本書の主張は。
続けても、9割は30歳以上民間職歴無しの無職にまっしぐらですよ?
現状や提言が良くまとまっているが、博士ポスドク個々人に出来る対策は、アカデミックから全力で逃げろ、でしょう。
博士ポスドクは、学者としての道を努力して邁進するのではなく、全力で逃げろ、筆者や私と同じように、と言いたい。
あなたが、あなたの分野であなたの世代で1番でないのなら、あなたがいなくても、その1番の人が全部やってくれます。
筆者は東大出身ですが、私の卒業した京大でも、博士課程に進まない、博士課程を中退、博士を取得後、専攻とは関係ない民間企業に就職する人が最早多数派です。
また、生き残って業績が素晴らしい人をよくよく見ると、地方で親族が同族会社を経営していたり、研究が失敗しても飢え死にする心配がない人が相当いるものです。
そのような精神的余裕のある人に、ギリギリの状況であなたは勝てるのか? よく考えてみてはいかがでしょうか。
「この本を読んで励まされ、博士ポスドクをもう少し続けようと思った」
いやいや、続けろとは本書では言ってないですよ? 様々な分野で活躍しろ、ですよ? 本書の主張は。
続けても、9割は30歳以上民間職歴無しの無職にまっしぐらですよ?
2018年5月9日に日本でレビュー済み
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本の作成時期が民主党政権を含むため、時事的に現在と比べて
少しオカシイ箇所ありますが、全体的には価格から考えるとよく出来ていると思います。
少しオカシイ箇所ありますが、全体的には価格から考えるとよく出来ていると思います。
2011年3月3日に日本でレビュー済み
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博士進学には命をかける覚悟が必要。研究者になれなかったら人生を棒ふってもかまないという覚悟を持って欲しい。
そして、タイミング悪く研究者に成れなかったら、全力で生き方を探るべきだ!第二の人生に全力を尽くす。
読んで非常に参考になりました。
そして、タイミング悪く研究者に成れなかったら、全力で生き方を探るべきだ!第二の人生に全力を尽くす。
読んで非常に参考になりました。
2010年11月27日に日本でレビュー済み
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「末は博士か大臣か」と言われたくらいに
社会的地位も高く、憧れの対象だった博士が
今では「高学歴ワーキングプア」と言われる
ようになってしまった。
著書は東大の理学部大学院博士課程を中退し、
大学医学部に学士入学し今は医師として
働いている。いわば自分自身が「博士の危機」
を体験しており、この本は当事者と部外者
からの双方の視点を持って書かれている。
そのためか、現在の博士やポスドクの問題に
ついて幅広い視野と多角的な見方を取っており
統計や言説を駆使した気配りがなされている内容と
なっている。
また、最後に4人の識者にインタビューしているが
これらが非常に優れており、これだけでも読む
価値はあるだろう。
社会的地位も高く、憧れの対象だった博士が
今では「高学歴ワーキングプア」と言われる
ようになってしまった。
著書は東大の理学部大学院博士課程を中退し、
大学医学部に学士入学し今は医師として
働いている。いわば自分自身が「博士の危機」
を体験しており、この本は当事者と部外者
からの双方の視点を持って書かれている。
そのためか、現在の博士やポスドクの問題に
ついて幅広い視野と多角的な見方を取っており
統計や言説を駆使した気配りがなされている内容と
なっている。
また、最後に4人の識者にインタビューしているが
これらが非常に優れており、これだけでも読む
価値はあるだろう。