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判断力: 判断と意思決定のメカニズム (マグロウヒル・ビジネス・プロフェッショナル・シリーズ) 単行本 – 2009/12/1
- 本の長さ532ページ
- 言語日本語
- 出版社マグロウヒル・エデュケーション
- 発売日2009/12/1
- ISBN-104889962670
- ISBN-13978-4889962673
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登録情報
- 出版社 : マグロウヒル・エデュケーション (2009/12/1)
- 発売日 : 2009/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 532ページ
- ISBN-10 : 4889962670
- ISBN-13 : 978-4889962673
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,504,767位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 80,706位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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2018年1月5日に日本でレビュー済み
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私たちの何気ない行動と心理状態は密接に繋がっているという、本書の科学的考察は、自分の心理状態のコントロールにおける重要な示唆を与えるものであると感じた。日常においても意味のある気づきである。
2013年2月23日に日本でレビュー済み
デイヴィッド・マクミラン、スティーブン・スミス、エリザベス・ウェルズ=パーカーらによる1989年の実験。被験者の大学生を、冒険を好む「大胆派」と、そうでない「慎重派」に分けた。そして、彼らに無作為にアルコール飲料とノンアルコール飲料を与えて飲ませた。その30分後、自動車運転をするテレビゲームを行わせ、本物の自動車を運転するようにプレイさせた。その結果、自分が飲んだのは本物のアルコールと思っている大胆派の学生と、アルコールではないと思っている大胆派の学生を比べると、実際に飲んだのがアルコールであろうとなかろうと、前者の方がゲーム中に頻繁に車線変更を行い、ずっと頻繁に他の車を抜くことが多かった。逆に、自分が飲んだのをアルコールだと思っている慎重派の学生は、アルコールではないと思っている慎重派の学生よりも、注意深く運転した。
被験者に「嫉妬深く、頑固で、批判的で、衝動的で、勤勉で、知的な」人物の印象と、「知的で、勤勉で、衝動的で、批判的で、頑固で、嫉妬深い」人物の印象の違いを聞くと、両者とも同じ言葉にもかかわらず、最初に出てくる言葉の印象を強く受け止める傾向がある。
一般的に、回答者にとってなじみがある問題の場合、質問の仕方や順序によって回答に生じる変化は30%未満である。一方で、回答者があまりなじみのない話題の場合、質問形式や順序によって、回答に変化が出やすくなる。
1937年にスティーブン・コーリーが行った実験。学生に週1回の頻度で○×式テストを5回行わせ、ひそかに採点してから、全くチェックしないままの答案を学生に返却して、自己採点させた。学生が自己採点した結果と本当の結果を比べると、平均で採点のごまかしは40〜45問のテスト1回あたり約2問だった。コーリーの発見によればが、学生の態度と行動の相関関係は、ほぼゼロだった。不正行為と一番関係が強かったのは、テストの出来具合の方で、不正と失点の相関関係は0.46だった。つまり、学生が不正をするかどうかは、試験勉強をきちんとしたかどうかによるところが大きい。
1977年、ジェイ・ルッソは、スーパーにおける単位価格表示(1グラムあたりいくらの表示)の実地調査結果を発表した。その結果、商品の陳列棚の価格タグに単位価格が表示されていると、消費者は単位あたりの出費を平均で1%節約しようとする。その節約方法とは、ほぼ必ずといっていいほど、安い方ではなく、サイズが大きい方の商品を買う手法である。また、店側が各社製品の単位価格の比較表を掲示すると、消費者は単位あたり平均で約3%を節約しようとする。その手法とは、スーパーの自社ブランドやその他の安い商品に切り替えるやり方である。
日本のある企業では、会議の中で序列の1番低い社員から最初に意見を言わせ、それから順に上の社員が意見を言うという形式を採用している。このやり方によって、序列が上の社員と意見を異にすることを防いでいる。
大学のチームスポーツにおける競技を研究したところ、選手たちは、敗北した時はチームプレーがまずかったからだと考える以上に、勝利した時は優れたチームプレーのおかげと考えていることが判明した。つまり、個人は、自分の成功に関しては属性的帰属をして、市パイに関しては状況的帰属をするということである。
出された問題に対する自分の解答の自信度と実際の正解率の間には、回答者の知性は関係ない。また、問題が二者択一の場合、実際の正解率が偶然による正解率に近い場合、回答者の自信度(過信度)は最大になる。
一般的な常識に関する問題の場合、回答者の過信の度合いは高くなる。一方、熟練のトランププレーヤー、ギャンブルのオッズメーカー、気象予報士などの常にフィードバックを受けている人たちは、過信度が低い傾向にある。
効果的なバイアス除去のテクニックとは、視点の転換を取り入れることである。例えば、自信過剰を抑えるには、その考えが間違っている理由を考えるとよい。また、集団思考は、わざと反論を唱える役割のメンバーを加えればうまくいく。いずれの場合も、「逆を考えてみる」ことで判断精度を上げられる。
被験者に「嫉妬深く、頑固で、批判的で、衝動的で、勤勉で、知的な」人物の印象と、「知的で、勤勉で、衝動的で、批判的で、頑固で、嫉妬深い」人物の印象の違いを聞くと、両者とも同じ言葉にもかかわらず、最初に出てくる言葉の印象を強く受け止める傾向がある。
一般的に、回答者にとってなじみがある問題の場合、質問の仕方や順序によって回答に生じる変化は30%未満である。一方で、回答者があまりなじみのない話題の場合、質問形式や順序によって、回答に変化が出やすくなる。
1937年にスティーブン・コーリーが行った実験。学生に週1回の頻度で○×式テストを5回行わせ、ひそかに採点してから、全くチェックしないままの答案を学生に返却して、自己採点させた。学生が自己採点した結果と本当の結果を比べると、平均で採点のごまかしは40〜45問のテスト1回あたり約2問だった。コーリーの発見によればが、学生の態度と行動の相関関係は、ほぼゼロだった。不正行為と一番関係が強かったのは、テストの出来具合の方で、不正と失点の相関関係は0.46だった。つまり、学生が不正をするかどうかは、試験勉強をきちんとしたかどうかによるところが大きい。
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