無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
マクロシフト: 見えざる手の終わりと、サステナブルワールドの始まり 単行本 – 2002/3/1
- 本の長さ214ページ
- 言語日本語
- 出版社文春ネスコ
- 発売日2002/3/1
- ISBN-104890361480
- ISBN-13978-4890361489
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
メディア掲載レビューほか
2001~2005年が人類にとって決定的な時期になる。筆者は思想、経済、科学技術に対する歴史的な洞察を踏まえたうえで、こう結論づけている。18世紀後半に始まった産業革命により、19~20世紀にさまざまな技術が開花し、現在の高度産業社会を実現した。この歴史的な流れが、根本的な転換点「マクロシフト」を迎えているという。
産業社会は、先進国に繁栄をもたらしたが、国内・国家間で極端な貧富の差を生み、資源の大量消費を続けた結果、地球の限界がはっきりしてきた。頻発する地域紛争やテロは、富の偏在(資源やエネルギー利用の不公平)に起因しており、これまでの基本原理「神の見えざる手(=市場)」は行き詰まりを迎えている。
人類は、「灌がい、青銅、文字」「鉄器」をきっかけとする2つのマクロシフトをすでに経験している。この経験から、マクロシフトが起こると社会や価値観が一変すると筆者は分析している。
次にどんな未来を選択するかは、今の我々の行動にかかっていると筆者は指摘する。選択すべき未来の2つのシナリオとしては「最後の審判」と「前進」が提示されている。最後の審判は、人々の価値観や世界観が変わらず、自然環境の悪化と不公平感の拡大で暴力と無秩序の時代となるというもの。これを避ける前進のシナリオでは、持続可能性を実現するための新しい世界観の確立が必要となる。その世界観として、「全体性(ホロス)」を重視すべきだという。象徴的に言えば、「人生は、生き残りのための闘いである」という姿勢から「多様なものと生きることを学ぼう」という姿勢への変化である。この世界観は、個人のライフスタイルや企業行動の変化、国家のあり方の再検討を促すことになる。
転換点の現在は、どちらのシナリオへも進める分岐点でもある。不安定な「カオス状態」にあり、非常な小さな動きが増幅されて全体の方向性を決定づけることになるという。そこで個人の考え方や行動が「最後の審判」か「前進」かを決めるカギとなるわけだ。
SFの名作『2001年宇宙の旅』の作者アーサー・C・クラーク氏は、本書の序文で「運命としての未来を、わたしたちの望む未来に置き換えるチャンスがやってくる」と指摘している。これが本書の主題を端的に表している。
(日経エコロジー2002/5/1Copyright©2001日経BP企画..Allrightsreserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 文春ネスコ (2002/3/1)
- 発売日 : 2002/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 214ページ
- ISBN-10 : 4890361480
- ISBN-13 : 978-4890361489
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,200,065位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,338位西洋哲学入門
- - 4,135位経済学 (本)
- - 161,016位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
時空、波動、…
今 サイキックと呼ばれる世界を理解しない人は
この本を読む必要もないし 読んだところで理解することもできないだろう。
私にとっては 1ページ1ページが ただ感動。
今生 これを知ることができたことが 大きな喜び。
しかしながら、それが何になる?という疑問も当然でてくる。現状人類が抱える問題は明白なものである。送ればせながらその対処もまだまだ緒の段階ながらも施行されはじめている。「多様なものと生きることを学ぼう」という姿勢への変化が肝要となっているが、環境と持続可能な開発というシリアスな問題を前にすると、多少なり違和感を感じざるをえない。