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空気げんこつ 単行本 – 1998/9/1

3.9 5つ星のうち3.9 9個の評価

サントリー学芸賞、講談社エッセイ賞受賞のフランス文学者が放つ、ユニークで痛烈な社会風刺。摩訶不思議な流行の意味を解読する
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

でかい車の馬鹿男、ブランド好きの物欲OL、フーコー、デリダと叫んだ俄かインテリ、人前で着替える破廉恥コギャル…許せない奴にそっと一撃、天に代わって空気げんこつ。爆笑エッセイ。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文春ネスコ (1998/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 238ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4890369821
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4890369829
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 9個の評価

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鹿島 茂
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上位レビュー、対象国: 日本

2017年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 読んでいなかった本書鹿島茂著『空気げんこつ』を、アマゾンで購入してあったから、心配事を少しでも頭の隅に追いやるために毎夜就寝前に数ページだけ読んでいてようやく読み終えた。
 本書は、1992年から1998年まで鹿島さんが、雑誌や月刊誌に書いたエッセイを集録して編纂された書である。
 このような風俗批評などは、やはりタイムラグがありすぎるとテーマによっては色あせてしまって読んでいても面白くないものもある。
 女子高生の電車内での着替えなど読んでいたら、現在でも電車のなかなどで化粧を始める女性はあとを絶たないから、鹿島さんの「空気げんこつ」を、一発お見舞いしたいような場面に遭遇することもある。
 本書で特に印象に残った「通勤三線オシャレ度『格付け』」から下の・・・内に転載したい。
 ・・・<前文略>車両に乗り合わせていた数少ない二、三十代の女性がそろいもそろってアルファベットの大文字を組み合わせたロゴの高級バッグを後生大事に抱えている姿である。
 そんな高いバッグを買うんだったら、もう少しオシャレに気を配ったら?そのコートにそのマフラーの組み合わせはないだろう。何も流行を追う必要はないけれど、そのバッグには、それに見合ったオシャレのセンスが必要なんじゃないの。それじゃあ、何かこう、女子高の「制鞄」みたいじゃあない?
 いや、たぶんそのとおりなのだろう。日本においては、高級ブランドのバッグというのは「これで女やってます」という最低限のジェンダー的帰属性を示すための「制鞄」、別のいい方をすれば、王様にとっての王冠や王杖と同じく、若い女性にとっての「属性(アトリビュート)」なのである。これほどオシャレから遠いものはない。・・・(P191~192)
 80年代半ば頃スキーの帰りに、評者はパリに二泊したことがあった。
 朝早く、アルファベットの大文字を組み合わせたロゴの高級バッグの本店前に、女子大生団体ツアーとおぼしき数十人が行列をつくってこの店の開店を待っている姿をみて、なんとも恥ずかしく眺めたことを思い出してしまったのです。
 このエッセイを鹿島さんが書いたのは、90年代後半であるが、このような現象は、現在(2017年10月)進行形であるように感じながら読んでしまったのです。
 評者は、腕時計のロレックスを、なんかのシンボルのように崇拝する男たち(女もありか)にも共通する心理現象だと推測してしまったのです。
 さて、さて、空気げんこつを、一発お見舞いしたいことに話を変えますが・・・。
 今こそカケモリ逃げから大義なく国会を解散した奴に、大きな「空気げんこつ」を、一発お見舞いしたいと思うのは評者だけでしょうかね~!
<追記>
 細川護熙氏曰く・・・「倒幕が始まるのかと思っていたら、応仁の乱みたいにぐちゃぐちゃになってきた」で、こざかしい小池へも大きな「空気げんこつ」を、一発お見舞したい。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年1月7日に日本でレビュー済み
一昔以上前の社会風俗に関するエッセイ集なので、対象を知らないと読んでも分からないことが多くてつまらないのではないでしょうか。
軽い読み物として書かれているからか、ほとんどのエッセイは考察が物足りなく、もっと突っ込んだ分析を読みたいと思いました。
とはいえ、最後のアンアン創刊にまつわる考察は、なるほどと感心させられました。
2013年9月7日に日本でレビュー済み
著者の「悪知恵のすすめ」を読んで面白かったので、軽めのエッセイっぽいタイトルの本書を手にとってみた。
90年台後半、20年前の出版と少し古いので、さすがに時代を感じさせる記述も多い。

劣化していく日本人の様をバッサリ切るタイプのエッセイで、本書前半の
「エロスと舞踏会」「空気げんこつ」の章には、シニカルかつ警句的に優れたエッセイ。
寝取られ男を意味するフランス語には、コキュ・コルネット・コルナールの3種あるとか、
フランスのシンボルマークがなぜ雄鶏か、などフランスネタにはよく練られたものを感じ、
ニヤリとさせられた。

しかし、後半の「流行のツボ」「便利とムダの闘い」などの章は、床屋政談的つぶやきのよせあつめといった印象だ。
団塊親父の無責任方言に近いものがほとんどで、とてもクドくて優れたエッセイとは言い難い。

前半のノリが最後まで続けばもっと良かったのだが。
2.5星。
2003年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この表紙イラストは吉崎観音さんが描かれてます。私はそれ目当てで買ったので
実は内容はどうでも良かったのでした。
作者さん、すみませんm(_ _)m
で、内容ですが...
「空気げんこつ」ってすごくいいネーミングですよね!(作者も自画自賛してます)。
それで世の中の矛盾を荒唐無稽にブチのめしてくれるのかとおもいきや、どうも違うんです。
なんかインテリのおじさんに説教されてるような文体で、私は途中で挫折しました。
作者さん、すみませんm(_ _)m
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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