無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
CODE コードから見たコンピュータのからくり 単行本(ソフトカバー) – 2003/4/10
- ISBN-104891003383
- ISBN-13978-4891003388
- 出版社日経BPソフトプレス
- 発売日2003/4/10
- 言語日本語
- 本の長さ506ページ
この商品を見た後にお客様が購入した商品
商品の説明
商品説明
本書はコンピュータの動作を根本から解説するもので、データのやり取りを中心に、コンピュータの動作原理を解説している。序盤では点字やモールス信号などを題材とするコードの歴史と、実際に通信や演算を行うためのハードを詳細に扱っている。中盤からは、2進数の処理、リレーによる演算の方法、メモリやオートメーション、終盤ではプロセッサの構造から低級言語・高級言語、OSなどにも触れている。
計算機工学、論理回路学などの高度な内容にも触れているため、理系の、できれば工学系の知識がある方が望ましい。とはいえ、読み物形式なので、順番に読んでいくことで予備知識がない方でも理解することはできるはずだ。懐中電灯、黒猫、シーソーなど、一見コンピュータと何の関係もなさそうな例をもとに、コンピュータのしくみを明かしているのは、本書の最大の魅力である。
先に述べた内容以外にも、ファイル形式や開発環境、グラフィックに関する解説など、まさしくコンピュータに関わるすべてに言及している。とくにプロセッサやOS、アプリケーションなどの歴史に関する部分は興味深い。数学的な部分にあまり興味がない方にとっても、読む価値は十分にあるだろう。コンピュータの動作や根本原理を知りたいという知的好奇心あふれる読者に、ぜひおすすめしたい1冊である。(斎藤牧人)
メディア掲載レビューほか
コンピュータが動く仕組みを一般向けに解説した書と言えば,CPUが2進数で計算する様子を図やたとえ話を駆使して説明した本を思い浮かべるかもしれない。だが本書は違う。モールス符号と点字を例に情報の符号化について触れた後,2進数と論理演算,リレーによる論理ゲートの構成と進み,実際に仮想的な8ビット・コンピュータを作るところまで解説している。後半ではIntel 8080やIBM PCのアーキテクチャについても触れる。
ハードウエア・レベルまで掘り下げて解説しているおかげで,具体的なイメージがわきやすい。「プログラミングWindows」の著者として有名なPetzold氏が書いただけのことはある。歴史の部分だけを読んでも楽しめるので,とりあえず手にとってみてほしい。
( 日経ソフトウエア)
(日経ソフトウエア 2003/07/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 日経BPソフトプレス (2003/4/10)
- 発売日 : 2003/4/10
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 506ページ
- ISBN-10 : 4891003383
- ISBN-13 : 978-4891003388
- Amazon 売れ筋ランキング: - 462,096位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 353位情報学・情報科学全般関連書籍
- - 9,963位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
語り口は一貫して軽妙で、あまり大きな行間や天下りはなく気持ちよく読み進めることができます。これまでのコンピュータサイエンスの総復習に大変役立ちました。
読み終えた時、計算機が発達するまでにこれまで多くの偉人がいたことに思いを馳せ、旅をしている気分になりました。
回路から原理を丁寧に説明してあります。
自分は、この本を読んだだけではまだ良く分かったという実感がありません。
しかし、この本が入り口になって、「コンピュータの仕組み」に興味を持ちました。
そして、自分にも理解できるかもしれないと感じました。
もっと良くコンピュータを知りたいと思いつつも、「専門書では難しすぎるし、どこから手をつけていいか分からない」という人がいましたら、この本を読むことをお勧めします。
また、既に良くコンピュータを知っている人も、「コードからコンピュータの仕組みを考える」という筆者の視点は、きっと面白く感じるのではないでしょうか。コンピュータに対する基本的な考え方を学ぶというのが、本当は一番大きな本書の価値なのかもしれません。
入門書ではよくわからなかったことが解説してありとても勉強になる
リレースイッチを使って自分もコンピュータを作ってみたいと思いました。
また、そう思わせる内容になっていると思いました。
話しは変わりますが、世の中のプログラマ・SEたちは仕事は出来ても、
コンピュータの中身を知らないことは多いのではないでしょうか?
現在、
コンピュータ、OS、プログラム・アプリケーション・システム
は複雑化し、
それに対応するだけでも大変なので、
仕方ないとは思われます。
ですが、もし「プログラムはなぜ動くのか」と聞かれたら、
何と答えますでしょうか?
「プログラムはコンパイルされ、マシン語になって動作する」、
と説明しますか?
それだとコンピュータはなぜマシン語を理解でいるのか、説明なっておらず、
結局のところ、「プログラムはなぜ動くのか」の説明になっていません。
この本では、
2進数の説明からあり、
電磁石で動くリレースイッチの説明、
リレースイッチによる半加算器・全加算器の説明、
フリップフロップ回路からメモリの作り方、
その後これらを組み合わせてCPUの説明がなされており、
自分でもコンピュータを作れるのではないかと錯覚するほど、
うまく書かれているように思います。
コンピュータの黎明期の歴史の説明もしつつ、
リレースイッチによる回路でコンピュータが作れるという説明は、
コンピュータを低レベルから説明していて、
とても分かりいです。
この本を知ったときから、
絶版になっていて非常に残念と思いましたが、
学校の教科書にしてもよいような本だと思いました。
ただ、そのすばらしさが日本語によって半減してしまっています。
文法がところどころおかしかったり、意味を取り違えてしまいそうな表現をしていたり、
英語をそのまま訳したために日本人には少しなじみの薄い表現を用いてしまったり、などです。
なので、この本には日本語訳の裏に隠れる英文を見越して読み進む、というような作業が少々必要になります。
さらっと読みたい人には(ページ数的にも)向きません。途中でめんどくさくならないように読む工夫が必要かもしれません。
特定のCPUや高度な仕組みは記述していません。
残念なのは紙質があまり良くなく周りが茶色く焼けてしまいました