.NETのアセンブリを改めて理解するために目を通しました。
今の最新.NETとは異なることも多いと思いますが、COMとは異なる背景として何があるのか、
.NETで何を行おうとしていたのか、アセンブリのバージョニング、sn.exe、CLRローダーの動きなど、
改めて読むとなるほどと思うことが多い本でした。
今は手に入りにくいかもしれませんが、CLRについて改めて考えてみたい方にはおすすめの一冊です。
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Essential .NET ― 共通言語ランタイムの本質 単行本 – 2003/6/14
- 本の長さ432ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2003/6/14
- ISBN-104891003685
- ISBN-13978-4891003685
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商品の説明
商品説明
“Don of COM”と呼ばれ、『Essential COM』で名高いDon Boxによる共通言語ランタイム(CLR)の解説書だ。.NET FrameworkはCLRを実装することで多数の言語の連携を非常に容易なものとした。CLRはJavaVMと同様の中間インタプリタ様の機構として振る舞い、DLLのコントロール問題やメモリリークといったプログラムの問題などを解消すると同時に、各言語の共通ランタイムとしても動作することで各言語間の実行環境の差異をなくし、相互呼び出しも容易に行うことが可能となるほか、柔軟な環境構築を提供する要となる。
本書では、COMの改良版としてとらえたCLRの概念、CLRのコードをパッケージにまとめる方法とコードをロードする方法、CLRの持つ型の解説、インスタンスとメソッドの解説、ドメイン、さらにコードに特権を付与し、特権の所持を強制することで得られるセキュリティとCLRの外側を処理する方法を述べている。CLRがどのようなコンセプトで設計されているのか、どのような仕様になっているのかといった基本事項をはじめ、CLRの持っている機能の利用方法やコードの実装の仕方についても詳細に解説している。
必要となるコードや図も豊富に提示されているので、実際の開発にもおおいに参考になるはずだ。巻頭には図版目次とコードリストの目次が収録されており、用語集が付属しているので参照性が高く使いやすい。また登場するコードは短く簡潔なので、読みやすく、かつ理解しやすい点も優れている。ただしCLRに絞って解説しているので、.NET FramewaorkやC#についての初歩的な解説はしていない。これらの基礎を学ぶには他の書籍が必要となるだろう。
CLRは.NET Frameworkを支える重要な柱のひとつであり、.NET Frameworkを利用する開発者にとってはCLRを正しく理解する必要があるはずだ。本書を利用することでより効率のよいアプリケーション開発が出来るだろう。(斎藤牧人)
本書では、COMの改良版としてとらえたCLRの概念、CLRのコードをパッケージにまとめる方法とコードをロードする方法、CLRの持つ型の解説、インスタンスとメソッドの解説、ドメイン、さらにコードに特権を付与し、特権の所持を強制することで得られるセキュリティとCLRの外側を処理する方法を述べている。CLRがどのようなコンセプトで設計されているのか、どのような仕様になっているのかといった基本事項をはじめ、CLRの持っている機能の利用方法やコードの実装の仕方についても詳細に解説している。
必要となるコードや図も豊富に提示されているので、実際の開発にもおおいに参考になるはずだ。巻頭には図版目次とコードリストの目次が収録されており、用語集が付属しているので参照性が高く使いやすい。また登場するコードは短く簡潔なので、読みやすく、かつ理解しやすい点も優れている。ただしCLRに絞って解説しているので、.NET FramewaorkやC#についての初歩的な解説はしていない。これらの基礎を学ぶには他の書籍が必要となるだろう。
CLRは.NET Frameworkを支える重要な柱のひとつであり、.NET Frameworkを利用する開発者にとってはCLRを正しく理解する必要があるはずだ。本書を利用することでより効率のよいアプリケーション開発が出来るだろう。(斎藤牧人)
内容(「MARC」データベースより)
ソフトウェア統合技術の第一人者がCLRの本質を解き明かす。CLRのプログラミングモデルに基づいてプログラムを書くことの意味と、CLRの外側の世界を処理する方法を解説。NETプラットフォーム開発者必読の一冊。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2003/6/14)
- 発売日 : 2003/6/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 432ページ
- ISBN-10 : 4891003685
- ISBN-13 : 978-4891003685
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,269,911位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 19,871位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぱっと見た感じ地味で教科書的ではありますが、それだけにじっくりと読むべき本です。初頭から始まる「COMの改良版として見た...」から始まるように、COMに不満を持つ人が読めば非常に興味をそそられる本かも知れません。なお、文中にはVB.NETやC#とかVisual Sutdio.NETとかいった開発環境の話は一切出て来ません。しかし、図解も豊富なので.NETとは何かを真に理解するにはこの本以外に無いように思えます。
2007年5月2日に日本でレビュー済み
.NETは言わずとしれたJIT(Just In Time)をターゲットとしたミドルランゲージですが、
業務で使う場合、そう割り切れない部分もあります。
特にこの本で重要なのはリリースビルドとしてメイク(ビルドという言葉の方が相応しい
でしょうか)する場合に署名を施したりリバースエンジニアリングを防止するという策に
ついて書いてある重要で数少ない本です。
逆に.NETでフォームを作ってこんな処理を実装したいとかそういう用途には全く役立ちません。
私はC/C++あがりのWindows/LinuxをメインにやってきたSEですが、JAVAでWeb系の開発を
やってきた方がいざ.NETで開発しようとすると言語体系は似ているものの(C++ベースです
から当然でしょうか)コアな内容を知りたいというときに途方に暮れるかもしれません。
いざという時の一冊として是非手元に置いておくとよいとおもいます。
業務で使う場合、そう割り切れない部分もあります。
特にこの本で重要なのはリリースビルドとしてメイク(ビルドという言葉の方が相応しい
でしょうか)する場合に署名を施したりリバースエンジニアリングを防止するという策に
ついて書いてある重要で数少ない本です。
逆に.NETでフォームを作ってこんな処理を実装したいとかそういう用途には全く役立ちません。
私はC/C++あがりのWindows/LinuxをメインにやってきたSEですが、JAVAでWeb系の開発を
やってきた方がいざ.NETで開発しようとすると言語体系は似ているものの(C++ベースです
から当然でしょうか)コアな内容を知りたいというときに途方に暮れるかもしれません。
いざという時の一冊として是非手元に置いておくとよいとおもいます。