デリダが苦手な方は多いと思います(私もその一人です)。
しかし、そんな方にこそ読んで頂きたい一冊です。
この哲学書が奇異なのは、まさに書かれた形式です。
書簡集、しかも「ポストカード」の文面の集約になっています。
しかも、「ラブレター」になっています。
そして、それが一番重要なことだと思うのです。
「論文」形式では思考できない思考こそ、デリダが哲学の問題にしていたのだと思います。
「書く」ということについて思考し続けたデリダが辿り着いた「絵葉書」こそ、
究極の哲学書なのだと思います。
読んでみて下さい。
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絵葉書 I -ソクラテスからフロイトへ、そしてその彼方 (叢書言語の政治 14) 単行本 – 2007/7/1
ソクラテスからフロイトへ、そしてその彼方
- 本の長さ379ページ
- 言語日本語
- 出版社水声社
- 発売日2007/7/1
- ISBN-104891766441
- ISBN-13978-4891766443
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登録情報
- 出版社 : 水声社 (2007/7/1)
- 発売日 : 2007/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 379ページ
- ISBN-10 : 4891766441
- ISBN-13 : 978-4891766443
- Amazon 売れ筋ランキング: - 218,190位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 184位フランス・オランダの思想
- - 411位西洋哲学入門
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上位レビュー、対象国: 日本
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2007年8月10日に日本でレビュー済み
翻訳がものすごく丁寧で明快ですばらしい。内容もデリダのフィクションみたいな感じで、気持ちよくすらすら読めて、しかも刺激的。しかし欠点がないわけではない。これは単なる饒舌、おしゃべり、バブバブ、しゃべってる本人だけが楽しい自慰に近いものではないか。少なくとも伝統的な意味での哲学書ではまったくない。それどころか個人的、主観的な思いつきの羅列に近いものがある。これでは、いくら刺激的と言っても、しょせん週刊誌のスキャンダラスなおしゃべりと大差はない。
2013年12月19日に日本でレビュー済み
批評空間にのった弔鐘と同じく避けては通れない作品だとおもいます。