この絵本の描かれた1993年は、今からもう20年以上昔、ということになります。その頃1999年は、こういうことが実験されるかもしれない、という空想がされていたのですね。
成層圏上部のごく空気の薄い場所では、苗木の発育に影響がある、というホリーの仮説が正しいかどうかすら私にはわからないけれど、恐らく中学生(まさか小学生?)くらいの彼女が何か月も研究した結果、実験を行ったことにまずとても敬意を表したいくらいに驚きました。
表紙にあるように、こんな実験装置を作るなんて、すごくないですか?
そして、彼女の予想通り、ある日を境に世界中に巨大な野菜が降って来たのでした。
巨大野菜は、たちまち世界の大きなニュースとなりますが、彼女が有名になっている様子はないので、やはり彼女は研究結果をまとめるまでは公表しないつもりなのでしょうね。
そして彼女は、世界のニュースを集める内に、彼女の実験していない野菜も多く含まれていることに気がつき、この巨大野菜は「彼女のモノではない」ことに気がつくのです。
そもそも落ちてくる巨大野菜が、収穫された状態なのもおかしいですよね?アスパラもブロッコリーも、お店で売ってあるように切り取られてますし、豆だって巨大ですがマメ粒の状態ですし…。
でも、最後にはそのオチが待っています。これも信じられないオチですが。そしてホリーの研究結果も最後には読者にだけわかります。
最後にニヤリとさせられます。
本当にウィーズナーには『ハズレ』がありませんね!
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1999年6月29日 大型本 – 1993/8/1
- 本の長さ1ページ
- 言語日本語
- 出版社ビーエル出版
- 発売日1993/8/1
- ISBN-104892388769
- ISBN-13978-4892388767
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
1999年5月11日、ニュージャージーの小学生、ホリー・エヴァンズはある実験のため、野菜の苗木を空に打ち上げた。6月29日、モンタナのロバート・バーネイブはハイキング中とてつもないものを発見する。それはなにか?
登録情報
- 出版社 : ビーエル出版 (1993/8/1)
- 発売日 : 1993/8/1
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 1ページ
- ISBN-10 : 4892388769
- ISBN-13 : 978-4892388767
- Amazon 売れ筋ランキング: - 902,072位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2012年7月16日に日本でレビュー済み
野菜が巨大化する。そして、世界を変えてゆく。
科学・発明は夢を創り出す。大きな野菜にあなたは何を「期待」しますか?
日本には馴染みの薄い野菜もありますが、とにかく色々な野菜が登場する。
野菜嫌いなお子様も野菜好きになる(きっと)、そんな素敵な絵本です。
ピーマンについては手助けが必要らしいので、手伝ってあげてください。
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2007年5月21日に日本でレビュー済み
一見ポール・フライシュマンの『ウエズレーの国』を思い出させるが
主人公が女の子だからか、オチも含め、
カラリとした後(好)印象のある絵本である。
それにしても、この出版社と訳者にはハズレが無い。
主人公が女の子だからか、オチも含め、
カラリとした後(好)印象のある絵本である。
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