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ぼくはゆうれい: 第6回ほたる賞受賞作品 単行本 – 2001/9/1
坂の 外夜
(著)
- 本の長さ63ページ
- 言語日本語
- 出版社ハート出版
- 発売日2001/9/1
- ISBN-104892952524
- ISBN-13978-4892952524
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
B君のいじめが苦しくて自殺した小学5年生のぼくは、あの世の入口で「宿題をやってきなさい」と追い返されてしまう。ゆうれいになって帰ってきたぼくが、そこで見たものは…? 第6回「ほたる賞」受賞作品。
登録情報
- 出版社 : ハート出版 (2001/9/1)
- 発売日 : 2001/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 63ページ
- ISBN-10 : 4892952524
- ISBN-13 : 978-4892952524
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,737,643位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 24,599位日本文学研究
- - 97,855位絵本・児童書 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死んでもいいことはない、家族も悲しむということがわかり、心温まる話で息子のお気に入りです
2021年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の頃、読みかけていた本を大人になった今読み返しました
読んでいた子供だった当時途中から読むのがなぜか怖くなりやめてしまった。
小学生の主人公は学校でB君という男の子にいじめられて飛び降り自殺をし、あの世に行き坊さんのような人物に生前やり遺した「宿題」を受け取り幽霊となって現世に戻り、何の説明もされていない宿題を完成させあの世に戻るというお話。
感想として、自殺した主人公であるボクが、自分を精神的に追い込んだ加害者であるB君に対して過度に同情的で寄り添い過ぎていると思った。
ボクは何度も幽霊となって現世で常にB君に心身共に寄り添いそして、自分を責める。一体どれだけ主人公である男の子は不憫な存在でなければならないのか。
自殺して尚、こんな思いを抱えて。これがとても辛い。
B君は母親と折り合いが悪かったらしく、幽霊となってそれを知ったボクは、この事実をボクが死ぬ前に知っていて、誰かに相談してあげてたらB君はいじめをしなかったかもしれない。と悔いる場面があるが、生前の小学生でしかないボクにこのセリフは余りにも酷に思えた。なぜ自殺するような子がそこまで自分を死に追い詰めた方の精神的ケアまで思案して後悔し自らを責めなければならないのか。
母親との軋轢で家庭がB君にとって辛いものであっても、他人を腹いせに精神的に追い詰めていい理由にはならない。事実、主人公は命を断った。
B君の母親がB君に家事もせずに気が利かないと怒る場面を見ていたボクが、背後から母親を後ろから殴る場面があった。加害者に対する歪んだ義憤なのか知らないが、許せないと思って人を殴ってしまったら、ボクが加害者になってしまうのでは?
B君の母親も働いている身らしく、それを知った上でのこの行動を見ると主人公のいじめの被害者という立場が霞んでしまった。
幸い幽霊の身なので頭をすり抜けて殴打は免れたが、残念な気持ちになった。
ボクは過去にB君の服装の縫い目を見て彼をからかったことを思い出し、人に傷つけられたことばかり恨んで自分が人に傷つけていたことには気づかなかったと後悔し自分を責める場面があった。
生前のボクがB君に行った服装をからかい行為と、B君がボクに行った追い込み行為。あまりにも罪の釣り合いがとれてなさすぎる。
服装のからかいと自殺までの追い込み、天秤に架けることはできない。
一番悲しかったのは主人公が最後に生き返ったこと。
どうやらボクは○○だったようで、死んでいなかった。
ならば、冒頭の克明に描かれた死後描写は一体なんだったのか。
ボクの自殺は強い決意と覚悟の上での、抗議の意味を込めた自殺だと書かれていた。それなのに。
あれほど印象に残る死後描写がありながら、実は・・・なんて、どうも腑に落ちなかった。
遺した「宿題」の件も放置。だめでしょう。児童が理解できるわけがない。
子供向けの児童書において「自殺」という強烈な言葉を使っておきながらお話が、自殺してあの世に行きました。でも生きてた、生き返りました!は、個人的に使ってはいけない手だと思う。
この本が出版されて今年で20年
コロナ禍で精神的に追い詰められているこどもが多い今だからこそ言いたい
一度死んだ人間は、二度と生き返らない。
読んでいた子供だった当時途中から読むのがなぜか怖くなりやめてしまった。
小学生の主人公は学校でB君という男の子にいじめられて飛び降り自殺をし、あの世に行き坊さんのような人物に生前やり遺した「宿題」を受け取り幽霊となって現世に戻り、何の説明もされていない宿題を完成させあの世に戻るというお話。
感想として、自殺した主人公であるボクが、自分を精神的に追い込んだ加害者であるB君に対して過度に同情的で寄り添い過ぎていると思った。
ボクは何度も幽霊となって現世で常にB君に心身共に寄り添いそして、自分を責める。一体どれだけ主人公である男の子は不憫な存在でなければならないのか。
自殺して尚、こんな思いを抱えて。これがとても辛い。
B君は母親と折り合いが悪かったらしく、幽霊となってそれを知ったボクは、この事実をボクが死ぬ前に知っていて、誰かに相談してあげてたらB君はいじめをしなかったかもしれない。と悔いる場面があるが、生前の小学生でしかないボクにこのセリフは余りにも酷に思えた。なぜ自殺するような子がそこまで自分を死に追い詰めた方の精神的ケアまで思案して後悔し自らを責めなければならないのか。
母親との軋轢で家庭がB君にとって辛いものであっても、他人を腹いせに精神的に追い詰めていい理由にはならない。事実、主人公は命を断った。
B君の母親がB君に家事もせずに気が利かないと怒る場面を見ていたボクが、背後から母親を後ろから殴る場面があった。加害者に対する歪んだ義憤なのか知らないが、許せないと思って人を殴ってしまったら、ボクが加害者になってしまうのでは?
B君の母親も働いている身らしく、それを知った上でのこの行動を見ると主人公のいじめの被害者という立場が霞んでしまった。
幸い幽霊の身なので頭をすり抜けて殴打は免れたが、残念な気持ちになった。
ボクは過去にB君の服装の縫い目を見て彼をからかったことを思い出し、人に傷つけられたことばかり恨んで自分が人に傷つけていたことには気づかなかったと後悔し自分を責める場面があった。
生前のボクがB君に行った服装をからかい行為と、B君がボクに行った追い込み行為。あまりにも罪の釣り合いがとれてなさすぎる。
服装のからかいと自殺までの追い込み、天秤に架けることはできない。
一番悲しかったのは主人公が最後に生き返ったこと。
どうやらボクは○○だったようで、死んでいなかった。
ならば、冒頭の克明に描かれた死後描写は一体なんだったのか。
ボクの自殺は強い決意と覚悟の上での、抗議の意味を込めた自殺だと書かれていた。それなのに。
あれほど印象に残る死後描写がありながら、実は・・・なんて、どうも腑に落ちなかった。
遺した「宿題」の件も放置。だめでしょう。児童が理解できるわけがない。
子供向けの児童書において「自殺」という強烈な言葉を使っておきながらお話が、自殺してあの世に行きました。でも生きてた、生き返りました!は、個人的に使ってはいけない手だと思う。
この本が出版されて今年で20年
コロナ禍で精神的に追い詰められているこどもが多い今だからこそ言いたい
一度死んだ人間は、二度と生き返らない。
2012年9月9日に日本でレビュー済み
自殺した少年。自殺した後やり残したこと、自殺する前にできたことを知り後悔する。
死んではいけないと確認させられる
死んではいけないと確認させられる