非常に中身の濃い一冊です。南太平洋の島々で、日本軍が、オーストラリア軍と戦ったことは、あまり知られていないのではないでしょうか。
白人の人種差別や、残虐な行為なども書かれていますが、単に、日本の自虐史観に異議を唱えているわけではなく、広い視野をもって、公平にまた、誠実に歴史を考えている著者の歴史観は、とても参考になります。現在の南太平洋の重要性も詳しく書かれていて、世界情勢についての
知識も得ることができます。著者の豊富な体験から導いた、外国の人々との接し方など、ぜひ、若い人たちに読んでほしいと思いました。ただ、この本を読んで、強く感じたのは、人種差別をする白人よりも、反日日本人のほうが、はるかにどうしようもない、くだらない人間だということです。それはともかく、たくさんの人たちに読んでほしい本です。
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日本の南洋戦略 ―南太平洋で始まった新たなる〈戦争〉の行方 単行本(ソフトカバー) – 2013/7/4
丸谷 元人
(著)
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中国は“尖閣"だけじゃない!
覇権国家〈中国〉が狙う南洋の巨大資源地帯!
豊富な天然資源の確保と安全保障における主導権をめぐり、
南太平洋で急激に覇権を拡大しつつある国、中国。
近い将来、必ずや日本の〈生命線〉となるこの地域で、
我々はこの〈脅威〉に、どう立ち向かうべきなのか―
いま、南洋の“親日国家"が危ない
“日本の生命線"を包囲する中国の影!
海洋国家・日本の復活――これが、日本の「新・南洋戦略論」だ!
太平洋における覇権確立を目指して強気を崩さない中国。
かつての影響力を失いかけている
旧宗主国オーストラリアと超大国アメリカ。
そして、これからの鍵を握る資源大国パプアニューギニア。
日本は、今こそ「海洋国家」として復活し、
日米豪による新たな「ジャンザス体制」を構築して、
「日本の裏庭」南太平洋の安全保障体制を維持すべし。
覇権国家〈中国〉が狙う南洋の巨大資源地帯!
豊富な天然資源の確保と安全保障における主導権をめぐり、
南太平洋で急激に覇権を拡大しつつある国、中国。
近い将来、必ずや日本の〈生命線〉となるこの地域で、
我々はこの〈脅威〉に、どう立ち向かうべきなのか―
いま、南洋の“親日国家"が危ない
“日本の生命線"を包囲する中国の影!
海洋国家・日本の復活――これが、日本の「新・南洋戦略論」だ!
太平洋における覇権確立を目指して強気を崩さない中国。
かつての影響力を失いかけている
旧宗主国オーストラリアと超大国アメリカ。
そして、これからの鍵を握る資源大国パプアニューギニア。
日本は、今こそ「海洋国家」として復活し、
日米豪による新たな「ジャンザス体制」を構築して、
「日本の裏庭」南太平洋の安全保障体制を維持すべし。
- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社ハート出版
- 発売日2013/7/4
- ISBN-104892959278
- ISBN-13978-4892959271
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商品の説明
出版社からのコメント
「はじめに」より
あの美しい南太平洋が、これから資源戦争、そして米中覇権争いの「主戦場」となる。
そしてその戦いの結果は、日本にとっては厳しいものになる……。
これは、この一〇年間、パプアニューギニアやオーストラリアを中心にして南太平洋情勢を見つめてきた者としての、
確信に近い感想である。このことを七年以上も前から、いろいろな政治家や経営者たちに言い続けてきたが、
関心を持つ人はごくわずかだった。なぜなら、ほとんどの日本人にとって、南太平洋といえば茫洋とした美しい海が広がり、
ヤシの木々が茂る白い砂浜が続いているだけで、新婚旅行やスキューバダイビングに行くのはいいかもしれないが、
それ以外にめぼしいものは何もない、という程度の場所だからである。
しかし、この認識は明らかに間違っているし、日本の将来を考える上では「危険」ですらある。
なぜなら、地政学的にも日本の「裏庭」に位置している南太平洋地域は、日本に大量の食糧や資源を供給している
オーストラリアとの間の海上交通(シーレーン)の要所であると同時に、日本が必要とする資源の多くが手つかずのまま
眠っている「未開発地域」でもあるからだ。
事実、この地域は現在、世界有数の「巨大資源地帯」として注目されており、各国政府や資源メジャーが熱い視線を
注いでいる。そしてそんな南太平洋地域の安定を脅かしつつあるのが、急激な海洋進出政策を推進する、中国の存在である。
南太平洋島嶼国といえば「親日国家」の集まりである。しかしここ数年、中国が「政・官・財・業・軍」のすべての資源を
惜しみなくこの地域に投じ続けてきた結果、貧しかったそれら島嶼国の多くが中国の進出を受け入れるようになり、
資源争奪戦の最前線と化しつつある。これによって、南太平洋地域は、かつては考えられなかったような「米中覇権争い」
の新たな「主戦場」となりつつあるのだが、当の日本は充分な対策を打ち出すことができていないのである。
一日も早くこの厳しい現実を直視し、ただちに具体的な対策を実行しなければ、日本はやがて取り返しのつかない過ちを
犯すことになるだろう。
私は今、凄まじい勢いで変化する南太平洋の戦略環境やその重要性を何としても日本人に伝え、何がしかの提言をせねば
ならないとの思いからこの文章を書いているが、そんな本題に入る前に、なぜ私自身がここまで南太平洋の問題に関わる
ようになったのか、その「きっかけ」を説明させていただきたい。キーワードは「日本軍将兵とパプアニューギニア人が
築いた絆」と、そこから生まれた「親日の情」であった。
(以下略)
youtubeやニコニコ動画で本書の内容の一部を紹介した動画をご覧いただけます。
youtube
http://www.youtube.com/playlist?list=PLt2gfBRPKFm8yrbO4gBLslpguzluTlxIL
ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/mylist/38136944
あの美しい南太平洋が、これから資源戦争、そして米中覇権争いの「主戦場」となる。
そしてその戦いの結果は、日本にとっては厳しいものになる……。
これは、この一〇年間、パプアニューギニアやオーストラリアを中心にして南太平洋情勢を見つめてきた者としての、
確信に近い感想である。このことを七年以上も前から、いろいろな政治家や経営者たちに言い続けてきたが、
関心を持つ人はごくわずかだった。なぜなら、ほとんどの日本人にとって、南太平洋といえば茫洋とした美しい海が広がり、
ヤシの木々が茂る白い砂浜が続いているだけで、新婚旅行やスキューバダイビングに行くのはいいかもしれないが、
それ以外にめぼしいものは何もない、という程度の場所だからである。
しかし、この認識は明らかに間違っているし、日本の将来を考える上では「危険」ですらある。
なぜなら、地政学的にも日本の「裏庭」に位置している南太平洋地域は、日本に大量の食糧や資源を供給している
オーストラリアとの間の海上交通(シーレーン)の要所であると同時に、日本が必要とする資源の多くが手つかずのまま
眠っている「未開発地域」でもあるからだ。
事実、この地域は現在、世界有数の「巨大資源地帯」として注目されており、各国政府や資源メジャーが熱い視線を
注いでいる。そしてそんな南太平洋地域の安定を脅かしつつあるのが、急激な海洋進出政策を推進する、中国の存在である。
南太平洋島嶼国といえば「親日国家」の集まりである。しかしここ数年、中国が「政・官・財・業・軍」のすべての資源を
惜しみなくこの地域に投じ続けてきた結果、貧しかったそれら島嶼国の多くが中国の進出を受け入れるようになり、
資源争奪戦の最前線と化しつつある。これによって、南太平洋地域は、かつては考えられなかったような「米中覇権争い」
の新たな「主戦場」となりつつあるのだが、当の日本は充分な対策を打ち出すことができていないのである。
一日も早くこの厳しい現実を直視し、ただちに具体的な対策を実行しなければ、日本はやがて取り返しのつかない過ちを
犯すことになるだろう。
私は今、凄まじい勢いで変化する南太平洋の戦略環境やその重要性を何としても日本人に伝え、何がしかの提言をせねば
ならないとの思いからこの文章を書いているが、そんな本題に入る前に、なぜ私自身がここまで南太平洋の問題に関わる
ようになったのか、その「きっかけ」を説明させていただきたい。キーワードは「日本軍将兵とパプアニューギニア人が
築いた絆」と、そこから生まれた「親日の情」であった。
(以下略)
youtubeやニコニコ動画で本書の内容の一部を紹介した動画をご覧いただけます。
youtube
http://www.youtube.com/playlist?list=PLt2gfBRPKFm8yrbO4gBLslpguzluTlxIL
ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/mylist/38136944
著者について
【著者】丸谷元人(まるたに・はじめ)
1974年生まれ。オーストラリア国立大学卒業。同大学院修士課程中退。
オーストラリア国立戦争記念館の通訳翻訳者を皮切りに、長年、通訳翻訳業務に従事。
この間、パプアニューギニアでいくつかの現地企業を設立。
また、コーディネーターとして海外大手テレビ局の番組制作にも参加した。
2004年には、ニューギニア戦に関するドキュメンタリー番組『Beyond Kokoda』を共同制作。
同作品はその内容を高く評価され、2009年度のドキュメンタリー部門で最優秀作品賞を受賞した。
著書に、このドキュメンタリーを書籍化した『ココダ 遙かなる戦いの道』(ハート出版)がある。
現在は東京都練馬区に在住、ジャーナリストとしてテレビや雑誌などのメディアで活躍している。
日本シーレーン問題研究会 http://ameblo.jp/rasloc/
1974年生まれ。オーストラリア国立大学卒業。同大学院修士課程中退。
オーストラリア国立戦争記念館の通訳翻訳者を皮切りに、長年、通訳翻訳業務に従事。
この間、パプアニューギニアでいくつかの現地企業を設立。
また、コーディネーターとして海外大手テレビ局の番組制作にも参加した。
2004年には、ニューギニア戦に関するドキュメンタリー番組『Beyond Kokoda』を共同制作。
同作品はその内容を高く評価され、2009年度のドキュメンタリー部門で最優秀作品賞を受賞した。
著書に、このドキュメンタリーを書籍化した『ココダ 遙かなる戦いの道』(ハート出版)がある。
現在は東京都練馬区に在住、ジャーナリストとしてテレビや雑誌などのメディアで活躍している。
日本シーレーン問題研究会 http://ameblo.jp/rasloc/
登録情報
- 出版社 : ハート出版 (2013/7/4)
- 発売日 : 2013/7/4
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 416ページ
- ISBN-10 : 4892959278
- ISBN-13 : 978-4892959271
- Amazon 売れ筋ランキング: - 522,933位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,858位外交・国際関係 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年2月25日に日本でレビュー済み
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2013年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オーストラリアを中心とする南洋の状況がかなり分かります。ただし項目ごとにまとまってはいないので読んでいるうちにあちこちの状況を自分でまとめないと読みづらいです。
2013年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素晴らしいです。知ら無さ過ぎました。知る知らないの違いは「天と地」ほどの差になるでしょうね。丸谷さん万歳!
2013年9月14日に日本でレビュー済み
本書著者は、オーストラリア人らとの間に生じる軋轢を避けず、本音で口論し、人として受け入れられ、オーストラリア国立大学を卒業し、南洋の人々と同じ食物を同じように素手で食し、ほとんど学歴の無い南洋の友人を支え、支えられ、ビジネスを軌道に載せた経歴をお持ちです。
護身用の武器を携行して移動したり、怒鳴ったり、図書館に籠もったり、インテリ層と議論を交わしたり、行動範囲と交際範囲が広く、ユニーク。
口頭にても、
文書にても、
場に適した内容を、落ち着いて、冷静に、しかも、熱く、伝えようとなさっています。
面白く、一気に読みました。
その土地の人々が食べている物を「美味しい」と述べ、同じように素手で食事した日本兵達。
どこの国の子供であろうとわけへだてなく、可愛がった日本兵達。
連合国側から制裁があることを予想しつつも「人として」日本の怪我人を介抱してくれた南洋の人。(→日本の怪我人と共に処刑。)
筆者は、これらを、元日本兵からではなく、南洋の人々から直に聞き取っています。
ヘッドハントされても、金では動かない南洋の仲間。
運搬中の背中の食料に手を付けずに餓死した高砂義勇兵。いずれも、日本人以上に日本的。
その時々の状況を見定め「経済活動」を取捨選択する中国とオーストラリアと欧州メジャー。
著者が語る「現在進行形のチナ共産党の南洋戦略」は、賢い。本当に、賢い。
この先、日本は、一体、どうなるのでしょう。
経済的に十二分に豊かな米豪日が、今以上の豊かさを求めて命を賭すことなどありえませんが、米豪日と同等あるいはそれ以上の豊かさを求める民衆と折り合いをつけるため、チナ共産党は、ごく自然のなりゆきとして、計画を進めるでしょう。
オセロゲームのように、白がひっくりかえり、赤の増加に加速度がつかなければ良いのですが・・・。
尚、著者は、パプアニューギニアを一つの国として書いていますが、地質学者の島村英紀氏『世界でいちばん危ない国』(2001年)を読む限り、国としてアイデンティティを持ち、チナ・オーストラリア・イギリスなど他国を相手に、交渉できるような素地がなさそうです。12年程度では、そう変化しないような気がします。(それを書き始めると収集つかなくなるため、著者は、あえて書かなかったのではないかと想像します。)
パプアニューギニアには、言語が800ある。その中で、日本語そっくりな単語を含む言語があるとも本書にサラリと触れられています。
護身用の武器を携行して移動したり、怒鳴ったり、図書館に籠もったり、インテリ層と議論を交わしたり、行動範囲と交際範囲が広く、ユニーク。
口頭にても、
文書にても、
場に適した内容を、落ち着いて、冷静に、しかも、熱く、伝えようとなさっています。
面白く、一気に読みました。
その土地の人々が食べている物を「美味しい」と述べ、同じように素手で食事した日本兵達。
どこの国の子供であろうとわけへだてなく、可愛がった日本兵達。
連合国側から制裁があることを予想しつつも「人として」日本の怪我人を介抱してくれた南洋の人。(→日本の怪我人と共に処刑。)
筆者は、これらを、元日本兵からではなく、南洋の人々から直に聞き取っています。
ヘッドハントされても、金では動かない南洋の仲間。
運搬中の背中の食料に手を付けずに餓死した高砂義勇兵。いずれも、日本人以上に日本的。
その時々の状況を見定め「経済活動」を取捨選択する中国とオーストラリアと欧州メジャー。
著者が語る「現在進行形のチナ共産党の南洋戦略」は、賢い。本当に、賢い。
この先、日本は、一体、どうなるのでしょう。
経済的に十二分に豊かな米豪日が、今以上の豊かさを求めて命を賭すことなどありえませんが、米豪日と同等あるいはそれ以上の豊かさを求める民衆と折り合いをつけるため、チナ共産党は、ごく自然のなりゆきとして、計画を進めるでしょう。
オセロゲームのように、白がひっくりかえり、赤の増加に加速度がつかなければ良いのですが・・・。
尚、著者は、パプアニューギニアを一つの国として書いていますが、地質学者の島村英紀氏『世界でいちばん危ない国』(2001年)を読む限り、国としてアイデンティティを持ち、チナ・オーストラリア・イギリスなど他国を相手に、交渉できるような素地がなさそうです。12年程度では、そう変化しないような気がします。(それを書き始めると収集つかなくなるため、著者は、あえて書かなかったのではないかと想像します。)
パプアニューギニアには、言語が800ある。その中で、日本語そっくりな単語を含む言語があるとも本書にサラリと触れられています。
2019年6月21日に日本でレビュー済み
和歌山県紀伊半島先端の潮岬にいくと「潮風の休憩所」という名で、その地域から多くの日本人がオーストラリアに貝を取りの出稼ぎに行っていた内容の博物館展示があります(でも何故か休憩所とう言う名前)。そしてそこで支配思想民族である白人から迫害を受けたことにも触れられています。日本人が現地のアボリジニーと友好的な関係にあったことも。ほとんどの日本人が知らないこと。この本の内容と少しかぶると思います。
戦後のWGIP洗脳により日本人は加害者意識ばかり刷り込まれて来た。しかしそれは事実ではなかった。そろそろ事実を知らないと前に進めない時期に入ったと思います。歴史修正主義なんかではなく、歴史更正主義ですね。
戦後のWGIP洗脳により日本人は加害者意識ばかり刷り込まれて来た。しかしそれは事実ではなかった。そろそろ事実を知らないと前に進めない時期に入ったと思います。歴史修正主義なんかではなく、歴史更正主義ですね。