単なる陰謀・トンでも本ではないというところが、原田大先生のウリなのだっ。 あなどるなかれ、東大の単位認定講義の講義録だ。
既知の事実だが、新聞等メディアは広告主に逆らえないという宿命を負っている。 だから、読み手は、これらの情報を読み取り・活用する手立てを用意する必要がある。 メディアからの情報は、ただそれだけでは何も生まない。 いわゆる情報リテラシーってやつだ。
異論反論、あるかもしれませんが、情報リテラシーを身に付ける入門本として、お勧め中のナンバーワン。
見開き、左ページが読み物、右ページが用語解説になっていて、予備知識ゼロでも読みこなせるよう配慮されている。
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仕掛け、壊し、奪い去るアメリカの論理 ~マネーの時代を生きる君たちへ~ -原田武夫の東大講義録- 単行本(ソフトカバー) – 2007/1/25
原田 武夫
(著)
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購入オプションとあわせ買い
2006年4月より7月まで、元外交官の著者「原田武夫氏」が
東京大学で行った講座「実践的現代日本政治経済論」の講義録。内容は、著者が
外務省官僚時代に経験した様々な出来事から知ることとなった、「戦後のアメリ
カによる日本統治」の真実と、その現実の中でこれから日本人は何を学び、どう
生きていくべきなのかについてわかりやすく解説してあります。新しく学ぶべき
教養として挙げた「金融資本主義」「情報リテラシー」「ネットワーク分析」と
は何なのか。今の「マネーの時代」をどう生きていくべきなのか。これからも続
くであろう「アメリカ主導」の世界のルールの中で生きていくために必読の1
冊。
・・・内容・・・
第1講 奪われる日本、騙される日本人
第2講 「構造改革」とは何だったのか
第3講 アメリカ社会の支配構造
第4講 「新しい教養」とは何か
第5講 今、マーケットでは何が起こっているのか
第6講 通貨としての「情報」とメディアを巡る「真実」
第7講 見えないネットワークの強さを知る
第8講 アクチュアルな課題としての明治
第9講 君たちはどう生きるのか
東京大学で行った講座「実践的現代日本政治経済論」の講義録。内容は、著者が
外務省官僚時代に経験した様々な出来事から知ることとなった、「戦後のアメリ
カによる日本統治」の真実と、その現実の中でこれから日本人は何を学び、どう
生きていくべきなのかについてわかりやすく解説してあります。新しく学ぶべき
教養として挙げた「金融資本主義」「情報リテラシー」「ネットワーク分析」と
は何なのか。今の「マネーの時代」をどう生きていくべきなのか。これからも続
くであろう「アメリカ主導」の世界のルールの中で生きていくために必読の1
冊。
・・・内容・・・
第1講 奪われる日本、騙される日本人
第2講 「構造改革」とは何だったのか
第3講 アメリカ社会の支配構造
第4講 「新しい教養」とは何か
第5講 今、マーケットでは何が起こっているのか
第6講 通貨としての「情報」とメディアを巡る「真実」
第7講 見えないネットワークの強さを知る
第8講 アクチュアルな課題としての明治
第9講 君たちはどう生きるのか
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社ブックマン社
- 発売日2007/1/25
- ISBN-10489308643X
- ISBN-13978-4893086433
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商品の説明
出版社からのコメント
昨年の東京大学での本講座開講当初は、予定人数の何倍もの学
生が殺到し教室に入りきらなかったと聞きました。そんな人気の講義内容を「講
義録」の形で分かりやすくまとめ、1冊の書籍にして発売することになりました。
東西冷戦後、アメリカの対日政策はどのように変化していったのか、小泉構造
改革は日本国民に何をもたらそうとしているのか。金融資本主義の現実をしっか
りと受け入れた上で、日本人はこれから何を学び、どう生きていくべきなのか。
著者は、現在の日本が置かれている状況と、外務省官僚時代に培った「世界の
動きの見方」について、一人でも多くの人に知ってもらう必要があることを実感
し、2005年3月に外務省を自主退職し自らシンクタンクを立ち上げ、様々な執筆
活動や講演活動を行っております。
この本を読み終わったとき、あなたにはテレビのニュースや新聞報道の裏側に
ある「真意」が見えるようになります。
「真意」を知り、「適切に対処」できる。新しい日本を作るため、力強い日本
人となるために是非読んでみてください。
生が殺到し教室に入りきらなかったと聞きました。そんな人気の講義内容を「講
義録」の形で分かりやすくまとめ、1冊の書籍にして発売することになりました。
東西冷戦後、アメリカの対日政策はどのように変化していったのか、小泉構造
改革は日本国民に何をもたらそうとしているのか。金融資本主義の現実をしっか
りと受け入れた上で、日本人はこれから何を学び、どう生きていくべきなのか。
著者は、現在の日本が置かれている状況と、外務省官僚時代に培った「世界の
動きの見方」について、一人でも多くの人に知ってもらう必要があることを実感
し、2005年3月に外務省を自主退職し自らシンクタンクを立ち上げ、様々な執筆
活動や講演活動を行っております。
この本を読み終わったとき、あなたにはテレビのニュースや新聞報道の裏側に
ある「真意」が見えるようになります。
「真意」を知り、「適切に対処」できる。新しい日本を作るため、力強い日本
人となるために是非読んでみてください。
登録情報
- 出版社 : ブックマン社 (2007/1/25)
- 発売日 : 2007/1/25
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 272ページ
- ISBN-10 : 489308643X
- ISBN-13 : 978-4893086433
- Amazon 売れ筋ランキング: - 465,262位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 133位アメリカ・中南米の地理・地域研究
- - 8,674位社会学概論
- - 47,242位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2007年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原田氏がネットで書いている事の総まとめの書。アメリカによる富の収奪システムを解き明かしているが、おおむねこれは事実なのだと思う。本書を読むと日本は小泉、竹中ラインにより完全にこのシステムに組み込まれてしまい「時すでに遅し」との印象を持つ。 氏の言説で一番気になる所はこの状況で日本人の気概を持った生き方を説いてはいない事だ。 本の内容から少し逸脱するが、氏の主宰する有料情報では逆にむしろ短期的な米資本の動きを先読みしその尻馬に乗り小銭を掠め取る事を薦めているようにも思われる。 単に「より愚かな日本人」から米資本と相乗りで金を巻き上げる小賢しい生き方を説いているだけではないのかとの疑問がぬぐい切れない。
2008年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
投資を学ぶには、どうしても米国を中心とした投資ファンドの動向を
学ぶ必要がある。
その基礎について分かりやすく伝えてくれる良書。
マスメディアの情報を鵜呑みにするのではなく、自分のために
自分の頭で考え、自分自身への可能性に投資する
本として有意義で参考になる良書でした。
学ぶ必要がある。
その基礎について分かりやすく伝えてくれる良書。
マスメディアの情報を鵜呑みにするのではなく、自分のために
自分の頭で考え、自分自身への可能性に投資する
本として有意義で参考になる良書でした。
2007年4月7日に日本でレビュー済み
昨今のグローバルスタンダードの背後にある何故に答える一書です。
本書は、テレビのニュースや新聞報道の裏側にあるアメリカの真意、即
ち、随一の世界標準ルールを作る国家アメリカに富が吸い上げられる仕組
みが良く説明されています。インターネットを介した情報開示社会、企業連
結会計、郵政民営化、証券の電子化、外資による三角合併を許す商法改正。
これらは、皆、グローバルスタンダードというアメリカの作るルールに他国を
従わせ、国富をアメリカに吸い上げる手段なのだと。
情報を握るものが世界を制覇するの言葉どおり、アメリカは、勝負を決め
る情報を何処よりも早くキャッチする目的で、メディア、CIA、コンサルタント
が政府・企業がネットワークを組む。日本の中にもマスコミ・コンサルタント・
大学教授を中心に協力者が組織されていると言います。
ビジネスモデルとしては、スクラップ&ビルド、つまり、株の空売りなどで
他国の経済・企業を仕掛けとして破壊することで儲ける。さらにその一方で、
再生コンサルタントを請け負うことで再構築でも利益を出す。本質的には待
ち伏せ戦略のビジネスだと。この複層的な仕組みには舌を巻きます。
本書は、テレビのニュースや新聞報道の裏側にある「真意」を考察する
きっかになる良書だと思います。但し、著者のはしがきにある、日本人とし
てどうすれば良いかについての深い言及はありません。
本書は、テレビのニュースや新聞報道の裏側にあるアメリカの真意、即
ち、随一の世界標準ルールを作る国家アメリカに富が吸い上げられる仕組
みが良く説明されています。インターネットを介した情報開示社会、企業連
結会計、郵政民営化、証券の電子化、外資による三角合併を許す商法改正。
これらは、皆、グローバルスタンダードというアメリカの作るルールに他国を
従わせ、国富をアメリカに吸い上げる手段なのだと。
情報を握るものが世界を制覇するの言葉どおり、アメリカは、勝負を決め
る情報を何処よりも早くキャッチする目的で、メディア、CIA、コンサルタント
が政府・企業がネットワークを組む。日本の中にもマスコミ・コンサルタント・
大学教授を中心に協力者が組織されていると言います。
ビジネスモデルとしては、スクラップ&ビルド、つまり、株の空売りなどで
他国の経済・企業を仕掛けとして破壊することで儲ける。さらにその一方で、
再生コンサルタントを請け負うことで再構築でも利益を出す。本質的には待
ち伏せ戦略のビジネスだと。この複層的な仕組みには舌を巻きます。
本書は、テレビのニュースや新聞報道の裏側にある「真意」を考察する
きっかになる良書だと思います。但し、著者のはしがきにある、日本人とし
てどうすれば良いかについての深い言及はありません。
2009年2月14日に日本でレビュー済み
いいレビューが目立ちますが、私の感想は「事実3:誤解7」が正直なところです。
突っ込みどころは多々ありますが、代表的なものとして、金融ビックバンに伴う法定監査などの制度の導入の文脈において、
「ところが、こうした制度は日本においては事実上空洞化していた。例えば、親会社に不良債権がたまってしまった場合、子会社をあえて設立する。回収の見込めない不良債権をその子会社に押しつけ。親会社自身の債務諸表は極めて「健全」で、債務の少ないものと見せかける慣行、いわゆる「飛ばし」がまかり通っていたのである。こうした実態も、直接金融が主ではなく、かつてのように間接金融がメインであれば、あまり問題視されなかった」(P60)
と述べていますが、それはつまりこの「飛ばし」は見逃してもよいことであったという評価をしているとしか思えません。当時の状態をそのまま見過ごしておいたら、現在はもっと悲惨な状況になっていたでしょう。
また、郵政民営化はアメリカの陰謀でも何でもなく、「90年代後半の財政投融資改革(入口)に対応する出口の制度改革」という、高橋洋一氏の見解(さらば財務省)のほうが説得力がありますし、年次改革要望書には確かに問題ともいえる要求もありますが、NTTの業務上の意思決定への総務省管理の廃止(2004)なんかは、明らかに大部分の国民の幸福に寄与するものです。さらに、年金制度を崩壊させたのは日本の放漫な官僚たちです。
このように、アメリカの陰謀云々の以前に、問題は日本の不公平な制度にあります。「米国にとり、国家として譲れないもの(国益)とはイコール「国富の増進」なのだ。」(P28)とありますが、こんなことはアメリカだけでなく、すべての国家に共通する常識です。元外務官ならその程度はわかると思うのですが。。。
本書にもあるように、インテリジェンスとは、事実としての情報(Information)+主観的評価であると思います。それを用いれば、本書のように壮大な想像による仮説もできてしまいます。何の引用・参考文献も書いていない本書はインテリジェンスとはいえないと思いますが。。。
他の本をよく勉強すれば、本書の内容にかなりの無理があることはすぐにわかると思います。皆さんのインテリジェンスに期待しています。
突っ込みどころは多々ありますが、代表的なものとして、金融ビックバンに伴う法定監査などの制度の導入の文脈において、
「ところが、こうした制度は日本においては事実上空洞化していた。例えば、親会社に不良債権がたまってしまった場合、子会社をあえて設立する。回収の見込めない不良債権をその子会社に押しつけ。親会社自身の債務諸表は極めて「健全」で、債務の少ないものと見せかける慣行、いわゆる「飛ばし」がまかり通っていたのである。こうした実態も、直接金融が主ではなく、かつてのように間接金融がメインであれば、あまり問題視されなかった」(P60)
と述べていますが、それはつまりこの「飛ばし」は見逃してもよいことであったという評価をしているとしか思えません。当時の状態をそのまま見過ごしておいたら、現在はもっと悲惨な状況になっていたでしょう。
また、郵政民営化はアメリカの陰謀でも何でもなく、「90年代後半の財政投融資改革(入口)に対応する出口の制度改革」という、高橋洋一氏の見解(さらば財務省)のほうが説得力がありますし、年次改革要望書には確かに問題ともいえる要求もありますが、NTTの業務上の意思決定への総務省管理の廃止(2004)なんかは、明らかに大部分の国民の幸福に寄与するものです。さらに、年金制度を崩壊させたのは日本の放漫な官僚たちです。
このように、アメリカの陰謀云々の以前に、問題は日本の不公平な制度にあります。「米国にとり、国家として譲れないもの(国益)とはイコール「国富の増進」なのだ。」(P28)とありますが、こんなことはアメリカだけでなく、すべての国家に共通する常識です。元外務官ならその程度はわかると思うのですが。。。
本書にもあるように、インテリジェンスとは、事実としての情報(Information)+主観的評価であると思います。それを用いれば、本書のように壮大な想像による仮説もできてしまいます。何の引用・参考文献も書いていない本書はインテリジェンスとはいえないと思いますが。。。
他の本をよく勉強すれば、本書の内容にかなりの無理があることはすぐにわかると思います。皆さんのインテリジェンスに期待しています。
2007年2月12日に日本でレビュー済み
著者は元外交官で現在は独立してシンクタンクを主催されて
います。本書は、東大での講義録をもとに書かれています。
本書は日本の「構造改革」について、アメリカの「奥の院」
が、日本の国富を奪うために仕掛けたものであるとしており、
そのよう著者が判断されるに至った過程がわかりやすく解説
されています。
著者は、愛国的な観点から、今後どのようにして日本が国富
を守るべきかということについても解説されています。
本書の内容がすべて正しいかどうかはともかく、部分的な
真実はあると思われます。日本の構造改革は終了してしまい、
すでに引き返せない状態となっているため、国民一人一人が
問題意識を持つためのきっかけに本書は役立つと思われます。
また、戦略的な視点からの外交を学ぶためにもよいと思います。
います。本書は、東大での講義録をもとに書かれています。
本書は日本の「構造改革」について、アメリカの「奥の院」
が、日本の国富を奪うために仕掛けたものであるとしており、
そのよう著者が判断されるに至った過程がわかりやすく解説
されています。
著者は、愛国的な観点から、今後どのようにして日本が国富
を守るべきかということについても解説されています。
本書の内容がすべて正しいかどうかはともかく、部分的な
真実はあると思われます。日本の構造改革は終了してしまい、
すでに引き返せない状態となっているため、国民一人一人が
問題意識を持つためのきっかけに本書は役立つと思われます。
また、戦略的な視点からの外交を学ぶためにもよいと思います。
2007年1月31日に日本でレビュー済み
元外交官の憂国の書。バブル期には外人の日本論が巷に溢れたが、貧すると国内で国家論が百家争鳴の呈をなす。時流にとらわれず冷徹な眼で定点観測を行う市井の隠者達からすれば、何を今更と憤慨する向きもあろうが、外務省のラスプーチン氏や著者のような本物が時々浮上するからこんな時代は面白い。本書は米国の奥の院が描くシナリオに「ワーカー国家」日本が翻弄されるので、気の利いた国民に自らの資産を守ろうと勧める。政治経済の流れを分析し「潮目」を掴むのが大事という著者の意見や焦りはもっともだが、時代の寵児たる中国やインドとて永く帝国主義の圧政に苦しんだ故に今がある。地政学から見れば米露中韓とのパワーゲームは日本の永遠の課題であることを国民は意外と気づいていよう。著者に望むことは、小賢しい連中向けの投資指南より、「潮目」の変化を東アジア圏の共存と拡大に役立てるよう国民に伝えることだ。
2009年9月13日に日本でレビュー済み
この本を最初に読んだ時、私は、外務省をクビになった人が金儲けのために書いた本で、つまらない本を
買ってしまったと後悔した。右頁が基本用語の説明になっているのも露骨なページ稼ぎだと思った。
この本は2007年1月の出版だが、その後、アメリカの金融危機が顕在化し、金融資本主義の実体をテレビ
などで知るようになり、改めてこの本読み返してみると、かなり先進的な本であったことがわかる。
「紙切れ一枚を右から左にコンピュータの画面上で動かすだけで莫大な価値が生まれる」金融資本主義の
時代になり、「日本に米国流のスタンダードを受け入れさせ、これを通じて日本の国富を米国が否応なく
奪いさっていくためのシステム作り」が行われており、その米国のエージェントが「構造改革派」であり、
郵政民営化もその一つだという。
「私たち日本人全員が想像もできないくらい大きな罠にはまってしまった」ともいう。
ただこの本は株式投資のアドバイスのようなページがあり、また著者の別著にはタイトルをみる限り、
その種の本があるようで、著者のスタンスが今ひとつはっきりしない。それがせっかくの本の価値を半減
させているように思う。
買ってしまったと後悔した。右頁が基本用語の説明になっているのも露骨なページ稼ぎだと思った。
この本は2007年1月の出版だが、その後、アメリカの金融危機が顕在化し、金融資本主義の実体をテレビ
などで知るようになり、改めてこの本読み返してみると、かなり先進的な本であったことがわかる。
「紙切れ一枚を右から左にコンピュータの画面上で動かすだけで莫大な価値が生まれる」金融資本主義の
時代になり、「日本に米国流のスタンダードを受け入れさせ、これを通じて日本の国富を米国が否応なく
奪いさっていくためのシステム作り」が行われており、その米国のエージェントが「構造改革派」であり、
郵政民営化もその一つだという。
「私たち日本人全員が想像もできないくらい大きな罠にはまってしまった」ともいう。
ただこの本は株式投資のアドバイスのようなページがあり、また著者の別著にはタイトルをみる限り、
その種の本があるようで、著者のスタンスが今ひとつはっきりしない。それがせっかくの本の価値を半減
させているように思う。