この本は2007年の11月に翻訳されて日本で出版されています。リーマンショック前のお話でスターバックスが絶好調だった頃の本とも言えるでしょう。
シアトルで最初の一店舗目を作った後、いかにして会社が拡大していったのかということを第三者である著者のジョゼフ・ミケーリ氏が内部での長期間に渡る聞き取り調査?とでも言えるインタビューなどでその根本に潜んでいる成功の原因を解きほぐしていきます。
彼らが大切にしている気持ちは5つあります。
・歓迎する
・心をこめる
・豊富な知識を蓄える
・思いやりを持つ
・参加する
もちろんこれはスターバックスだけにあてはまるものではなく、様々な業種にあてはまると思いますが、それを末端まで浸透させることがいかに困難なことであるのかということが現在の多くの企業の課題だと思います。
読み通して何点か記憶に残ったことがあります。
・サードプレイス:これは会社でも家でもない。もうひとつの自分がくつろげる場所になる。
・紙コップをカバーする茶色の帯:持つときの熱さを防ぐために2年近くいろいろな方法を模索している期間の代替策だったあの熱さ防止用カバーは結局良い答えが見つけられないということで本格採用される。
・コーヒーの鮮度:コーヒーの鮮度を保つためのパック方式が完成しない間は遠距離での開店をずっと控えてきた。
・日本での出店に対し、数ある企業からの申し出から「アフタヌーンティー」をすでに展開していた株式会社サザビーリーグを選んだ。
等など、あらゆる面で顧客へのサービスを重要視しています。もちろんそれに加えて従業員への参加の意識を高めさせるための努力も相当のものだと感じました。
現時点でのスターバックスは不景気という外部要因も加わり大変な状況だとは思いますが、成功の本質を理解している経営陣であれば、この難局を乗り越えることができるのではないかと思います。
興味のある方は一度ご覧ください。
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スターバックス5つの成功法則と「グリーンエプロンブック」の精神 単行本(ソフトカバー) – 2007/10/24
アメリカでベストセラー1位に輝いた話題のビジネス書、「THE STARBUCKS EXPEREIENCE」が遂に翻訳!
なぜ、スタバだけが世界で成功し続けるのか?
------その秘密は、どの企業にも応用が可能な、5つの成功法則にあった!
なぜ、スタバで働く従業員は皆笑顔が素晴らしく、優秀なサービスができるのか?
------その秘密は、従業員だけが持っている心得手帳「グリーンエプロンブック」にあった!
会社を成長させるには、人を育てないと始まらない。
従業員ひとりひとりの言葉を紹介しながら、この、世界一の成長を遂げた企業の秘密に迫った、感動を呼ぶビジネス書!
スターバックスならではの人材育成の知恵と哲学が満載!!
- 本の長さ271ページ
- 言語日本語
- 出版社ブックマン社
- 発売日2007/10/24
- ISBN-104893086693
- ISBN-13978-4893086693
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商品の説明
出版社からのコメント
全米ベストセラーとなった話題の本を遂に翻訳!
人材育成のカギは、スターバックスのパートナーだけが持っている手帳「グリーンエプロンブック」にあった! なぜ、スタバの従業員が優秀なのかを、従業員の生の声をたくさん集めながら取材・編集した、感動のビジネス書です。
また、日本語版のオリジナルとして、第一号店の初代店長で、現在東日本店舗営業本部長の角田良太氏への特別インタビューを収録。わずか10年で、スタバを日本国内に700店舗以上広められた秘密を探ります。
登録情報
- 出版社 : ブックマン社 (2007/10/24)
- 発売日 : 2007/10/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 271ページ
- ISBN-10 : 4893086693
- ISBN-13 : 978-4893086693
- Amazon 売れ筋ランキング: - 347,298位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 111位外食産業
- - 64,421位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
製造業だがこうした心構えで業務に臨みたい。
組織がある程度大きな起業に勤めていると自分の業務しか見えず自分がやっていることの意義や目的を見失いがち。自分の周りを見渡してもやらされ仕事になっていて志、哲学を持たずに漫然と業務に従事している人が多い。そうした人に読んでほしい。
組織がある程度大きな起業に勤めていると自分の業務しか見えず自分がやっていることの意義や目的を見失いがち。自分の周りを見渡してもやらされ仕事になっていて志、哲学を持たずに漫然と業務に従事している人が多い。そうした人に読んでほしい。
2008年7月16日に日本でレビュー済み
スタバがとにかく素敵な企業に思えた。
とても好ましく思い、こういう企業で働きたいし、
自分が経営するならこういう企業にしたいとも思った。
読んでいてなんとなく、
昔の日本の顧客サービスに似ていると思った。
本書の中に何度も登場する「スターバックス経験」の内容は
例えばこぼしてしまったらまた新しいのを提供してくれた、など、
私が子供のころには多くの店で行っていたことのように思える。
私はその古き良き時代がアメリカから入ってきた文化によって
壊されたものだとずっと思っていたので、
そのアメリカで成功した企業の経営方針が
昔の日本の考え方であることをなんだか不思議に感じた。
社会貢献についても、とても素敵だと思いながら
以前読んだ 「江戸しぐさ」入門 マンガ版―イキで素直にカッコよく の本に
商人は午前中に仕事を行って午後は近所の人が困っていないか見回り、
例えば側溝のふたが壊れていたら直す、などの貢献をしていたと
読んだのを思い出し、
大昔の日本には当たり前のことだったのではないかと思った。
今はほとんどすたれてしまったように感じるが・・
こんな企業が多くなれば日本も捨てたものではない。
多くの経営者にこの本を読んでもらいたいなぁと思った。
ただ、環境への取り組みについての記載は
どうも好意的に書きすぎに思えたので☆ひとつマイナス。
とても好ましく思い、こういう企業で働きたいし、
自分が経営するならこういう企業にしたいとも思った。
読んでいてなんとなく、
昔の日本の顧客サービスに似ていると思った。
本書の中に何度も登場する「スターバックス経験」の内容は
例えばこぼしてしまったらまた新しいのを提供してくれた、など、
私が子供のころには多くの店で行っていたことのように思える。
私はその古き良き時代がアメリカから入ってきた文化によって
壊されたものだとずっと思っていたので、
そのアメリカで成功した企業の経営方針が
昔の日本の考え方であることをなんだか不思議に感じた。
社会貢献についても、とても素敵だと思いながら
以前読んだ 「江戸しぐさ」入門 マンガ版―イキで素直にカッコよく の本に
商人は午前中に仕事を行って午後は近所の人が困っていないか見回り、
例えば側溝のふたが壊れていたら直す、などの貢献をしていたと
読んだのを思い出し、
大昔の日本には当たり前のことだったのではないかと思った。
今はほとんどすたれてしまったように感じるが・・
こんな企業が多くなれば日本も捨てたものではない。
多くの経営者にこの本を読んでもらいたいなぁと思った。
ただ、環境への取り組みについての記載は
どうも好意的に書きすぎに思えたので☆ひとつマイナス。
2015年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
暖かくも厳しい経営方法を学ぶことができました。ありがとうございました。( ' ▽ ` )ノ
2009年3月13日に日本でレビュー済み
スターバックス経営の解説書としては、あまりに素晴らしい内容ばかりが書き並べてあり、ちょっと客観性に欠ける面は否定できません。ですが、単なるスターバックス教徒による布教書と済ませるにはもったいないほど、豊富にスターバックスの成功のカギとなるネタが収集分析されています。
むしろ、この本はスターバックスを題材に、成功哲学を学ぶ書としてお奨めします。
たしかにスターバックス礼賛姿勢が強く、鼻に付く方もおられるかもしれません。翻訳もこなれていませんし、紙質も悪く、活字も目に優しくないです。
ですが、学ぶ姿勢を持って読んでみれば、非常に学ぶことが多い本だと思います。
むしろ、この本はスターバックスを題材に、成功哲学を学ぶ書としてお奨めします。
たしかにスターバックス礼賛姿勢が強く、鼻に付く方もおられるかもしれません。翻訳もこなれていませんし、紙質も悪く、活字も目に優しくないです。
ですが、学ぶ姿勢を持って読んでみれば、非常に学ぶことが多い本だと思います。
2007年10月28日に日本でレビュー済み
スターバックスのお客に対する精神が書かれている本。
どの企業にもこれを応用して考えることができる。
そういった企業の精神に感動すら覚えてしまう。
本文の中にも、感動するようなエピソードが書かれており、
深い感銘を受けた。
サービス業の方はもちろんのこと、スタバによくいく方も
読んでみると、スターバックスのことがよく理解できると思う。
(日本のスタバのことはあまりふれられていない。主にアメリカの話)
どの企業にもこれを応用して考えることができる。
そういった企業の精神に感動すら覚えてしまう。
本文の中にも、感動するようなエピソードが書かれており、
深い感銘を受けた。
サービス業の方はもちろんのこと、スタバによくいく方も
読んでみると、スターバックスのことがよく理解できると思う。
(日本のスタバのことはあまりふれられていない。主にアメリカの話)
2010年4月24日に日本でレビュー済み
「少し高いけど、いい気分にさせてくれる」
スターバックスは、そういう価値を提供し続けるコーヒーショップだ。
この本は、その精神と実践が盛り込まれている。
スターバックスのパートナーがいかにあるべきかは、すべて『
グリーンエプロンブック』に示されている。手帳サイズのこの
冊子には、「歓迎する」「心を込める」「思いやりを持つ」「
豊富な知識を蓄える」「参加する」という5つの気持ちを大切
にするということが綴られている。(P6)
「店の前まで来たとき、なんだかおかしいと思ったんだ。看板
の電気はついていないし、店の中は真っ暗だった。車を止めて
ドアのところまで行き、営業時間を確かめると、開店時間より
一時間早かった。それでまたあとで来ようと戻りかけた。その
とき、鍵の音がして扉が開いたんだ。そして、顔見知りのバリ
スタ(コーヒーを作る人)が出てきていったんだよ。『なにか
作りましょうか』って」。(P119)
自動販売機の3倍もの値段のするコーヒー。私は、それでも、自分への
ご褒美として、たまにスタバに寄っていた。この本を読んで、その寄る
回数が増えてしまいそうで怖い..
スターバックスは、そういう価値を提供し続けるコーヒーショップだ。
この本は、その精神と実践が盛り込まれている。
スターバックスのパートナーがいかにあるべきかは、すべて『
グリーンエプロンブック』に示されている。手帳サイズのこの
冊子には、「歓迎する」「心を込める」「思いやりを持つ」「
豊富な知識を蓄える」「参加する」という5つの気持ちを大切
にするということが綴られている。(P6)
「店の前まで来たとき、なんだかおかしいと思ったんだ。看板
の電気はついていないし、店の中は真っ暗だった。車を止めて
ドアのところまで行き、営業時間を確かめると、開店時間より
一時間早かった。それでまたあとで来ようと戻りかけた。その
とき、鍵の音がして扉が開いたんだ。そして、顔見知りのバリ
スタ(コーヒーを作る人)が出てきていったんだよ。『なにか
作りましょうか』って」。(P119)
自動販売機の3倍もの値段のするコーヒー。私は、それでも、自分への
ご褒美として、たまにスタバに寄っていた。この本を読んで、その寄る
回数が増えてしまいそうで怖い..