これだけ多くの深海魚の写真をカラーで見られる本は少ないのでは。体長や分布域、どのくらいの深度に生息しているのかなどの説明も充実している。いかにも「図鑑」という趣だが、雑学的なコラムも載っているし、内容は読みやすく勉強になる。
ただ「暗黒街のモンスター」と言うほどインパクトのあるデザインの深海魚は、表紙のラシオグナサスアンフィランファス(長い)、オニキンメやオニアンコウ、フクロウナギくらいで、その他は普通に魚屋さんに並べてあっても不自然ではない魚がほとんど(笑)。実際、後半には「食料になる深海魚」も紹介されている。
魚って太古の昔から基本形が完成されているせいか、意外と姿かたちにバリエーションが乏しく、もっと外見にインパクトのある怪魚を期待していたので、その点はちょっと残念。
あくまで深海「魚」であって、やはり生息深度は数百メートル中心で、深くても3000メートル辺りまで。それより深い深海域に棲むであろう深海「生物」全般を扱っている訳ではないので、その辺を期待している人は購入時に要注意。
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深海魚 暗黒街のモンスターたち 単行本 – 2009/4/1
尼岡 邦夫
(著)
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- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社ブックマン社
- 発売日2009/4/1
- ISBN-104893087088
- ISBN-13978-4893087089
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登録情報
- 出版社 : ブックマン社 (2009/4/1)
- 発売日 : 2009/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 223ページ
- ISBN-10 : 4893087088
- ISBN-13 : 978-4893087089
- Amazon 売れ筋ランキング: - 600,405位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2009年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年5月21日に日本でレビュー済み
深海魚も人間に言わせれば「変な生き物」に
含まれるのであろう。
が、この「変」という
言い方も少し失礼に思える。
というのも、人間と合間見えない深海に存在する
がため、見慣れない故の偏見なのではないか。
彼らだって、同じ地球の仲間なのだ。
そうは言っても、このビジュアルはなかなか強烈・・・
ある意味、ページを捲る度、ドキドキする。
深海魚自体、なかなか引き上げられることが
少なかろうなかで、写真で閲覧出来るという
だけでも貴重なのでは?(一部イラストあり)
グロテスクで気持ちがいいとは言い難いが
(少々見慣れたころにでも)よくよく見てみると
なかなか愛敬のある魚もいたりする。
本書は深海魚の機能や形状などからも分類されており、
和名・学名検索も可能。
含まれるのであろう。
が、この「変」という
言い方も少し失礼に思える。
というのも、人間と合間見えない深海に存在する
がため、見慣れない故の偏見なのではないか。
彼らだって、同じ地球の仲間なのだ。
そうは言っても、このビジュアルはなかなか強烈・・・
ある意味、ページを捲る度、ドキドキする。
深海魚自体、なかなか引き上げられることが
少なかろうなかで、写真で閲覧出来るという
だけでも貴重なのでは?(一部イラストあり)
グロテスクで気持ちがいいとは言い難いが
(少々見慣れたころにでも)よくよく見てみると
なかなか愛敬のある魚もいたりする。
本書は深海魚の機能や形状などからも分類されており、
和名・学名検索も可能。
2016年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
解説や図はわかりやすく、入門としてはトピックスなどの情報量も多く期待通りの内容でした。しかし、肝心の魚の写真がひどすぎて図鑑としては使い物になりませんでした。
記載されている魚のすべての写真は、標本というよりは浜で拾った魚の死体レベルのコレクションという感じ。学術的には貴重なものかもしれませんが、干物みたいにひからびて黒ずんだもので説明されても、専門外のものにはまったくわかりません。特に深海魚は、水圧や光の加減で容姿が大きく変わるので、カリカリの黒ずんで反り返った干物からでは、色や質感はもちろん、元がどんな姿だったのか、海中でどういう風に見えるのかまったく想像がつきません。写真の画質も低くトリミングも雑です。
ネットで中身確認せずに買ってしまいましたが、本書の各魚のメイン解説がもしイラストだったなら、私としては★4つ以上の内容の図鑑でした。
不要なモンスター感を演出するキャッチコピー、説明とコラムが単調に混在しているなど、図鑑としての使い勝手の悪さは、編集者のセンスと思われるので残念。でも、よく見たら図鑑とは一言も書いていないので、見て楽しんだり、調べ物に使うことを勝手に期待したこちらに問題があるのかも。
記載されている魚のすべての写真は、標本というよりは浜で拾った魚の死体レベルのコレクションという感じ。学術的には貴重なものかもしれませんが、干物みたいにひからびて黒ずんだもので説明されても、専門外のものにはまったくわかりません。特に深海魚は、水圧や光の加減で容姿が大きく変わるので、カリカリの黒ずんで反り返った干物からでは、色や質感はもちろん、元がどんな姿だったのか、海中でどういう風に見えるのかまったく想像がつきません。写真の画質も低くトリミングも雑です。
ネットで中身確認せずに買ってしまいましたが、本書の各魚のメイン解説がもしイラストだったなら、私としては★4つ以上の内容の図鑑でした。
不要なモンスター感を演出するキャッチコピー、説明とコラムが単調に混在しているなど、図鑑としての使い勝手の悪さは、編集者のセンスと思われるので残念。でも、よく見たら図鑑とは一言も書いていないので、見て楽しんだり、調べ物に使うことを勝手に期待したこちらに問題があるのかも。
2009年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
深海魚の体の特徴ごとに項目が分類され、通常の図鑑とは異なる新鮮な印象を受けます。
解説内容も専門的で非常に面白いです。
掲載写真については標本的で、生きている状態の水中写真があるとさらに良かったかと思います。
解説内容も専門的で非常に面白いです。
掲載写真については標本的で、生きている状態の水中写真があるとさらに良かったかと思います。
2009年6月14日に日本でレビュー済み
深海生物に関する書籍を挙げるときに、よく「潜水調査船が観た深海生物」(藤倉克則ら編著東海大学出版会)を引き合いに出しますが、あちらは研究者が研究成果をまとめた風の体裁で、文章などにとっつきにくい面があるのは否めない(お値段も少し張ります。)のですが、こちらの本は、我々が最も普通に利用するであろう図鑑類のような構成で、また写真が鮮明で、より親しみやすい本になっています。
他のレビュアーの方が書かれているとおり魚類のみの紹介で、また魚類は体の構造の関係で、生息域が意外に浅いらしいのですが、超深海域はまだまだわからないことが多く、ひょっとしたら、定説を覆す発見があるのかもしれませんね(トリエステ号のパイロットが1万メートル付近で魚類を見たという話もあるようですが。)。
他のレビュアーの方が書かれているとおり魚類のみの紹介で、また魚類は体の構造の関係で、生息域が意外に浅いらしいのですが、超深海域はまだまだわからないことが多く、ひょっとしたら、定説を覆す発見があるのかもしれませんね(トリエステ号のパイロットが1万メートル付近で魚類を見たという話もあるようですが。)。
2010年9月5日に日本でレビュー済み
今まで読んだ深海魚本の中では情報量が多く一番しっくりきました
ただ深海魚の写真目当てで買うと死体の写真がだいぶ多いのでちょっとガックリするかもです
深海魚について勉強したい方にはお勧めの一冊です
ただ深海魚の写真目当てで買うと死体の写真がだいぶ多いのでちょっとガックリするかもです
深海魚について勉強したい方にはお勧めの一冊です
2012年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか深海魚をここまで集めた図鑑はないので、ろくに検討もせず買いましたが、少々がっかりしました。
というのも、写真が決定的にダメ。被写体である魚が死んでいるのはしかたがないとしても、もう少し上手に撮る方法はあるでしょうに。
まるでコンパクトデジカメで近接フラッシュしたようなのっぺりした写真ばかりで、細部が潰れ、迫りくるものがありません。
先生!研究はすばらしいのですから、もっとカメラ技術を磨いてください。
それと、写真を切り抜きした際の処理が素人レベルなのも気になります。切って貼っただけのレタッチ。これは画像編集した方の責任ですね。
章立てについてももう少し工夫必要。写真並べて解説だけの記事が延々と続き、単調で飽きてしまいます。
博物誌的資料として利用するなら便利でも、一冊の本としては編集要再考です。
というのも、写真が決定的にダメ。被写体である魚が死んでいるのはしかたがないとしても、もう少し上手に撮る方法はあるでしょうに。
まるでコンパクトデジカメで近接フラッシュしたようなのっぺりした写真ばかりで、細部が潰れ、迫りくるものがありません。
先生!研究はすばらしいのですから、もっとカメラ技術を磨いてください。
それと、写真を切り抜きした際の処理が素人レベルなのも気になります。切って貼っただけのレタッチ。これは画像編集した方の責任ですね。
章立てについてももう少し工夫必要。写真並べて解説だけの記事が延々と続き、単調で飽きてしまいます。
博物誌的資料として利用するなら便利でも、一冊の本としては編集要再考です。
2010年10月3日に日本でレビュー済み
深海という環境に適応して、陸上や浅海の生物とは全く異なる形質を発達させた深海魚。魚類学の重鎮である著者が、多数の標本写真とともに、その生理・生態を解説した1冊である。野外での生態写真がほとんどないのが少々残念だが、全ページカラーで珍種・希種の貴重な写真も多い。
構成は、分類学的な類縁関係ではなく、発光・摂餌方法・体形など共通する形質を持った種を一括して扱うという形を採っている。このため、異なる分類群に属する種が一箇所に集まったり、同じ種が複数箇所に登場したり、近縁種が別々の場所に出てきたりするので、図鑑として使用する場合には少し注意が必要だろう。他に、深海魚の調査や命名に関するコラムも各所に掲載されている。
本書の特徴は、単に外見や行動の奇妙さだけではなく、その背後にある解剖学的・生理学的な特徴や、その機能についても詳しく解説されていることである。頭蓋骨の10倍近くも長い顎の骨を持ち、巨大な口で獲物を丸呑みにするフクロウナギ。チョウチンアンコウ亜目の一部に見られる、雌の体に寄生して生活する雄。長い柄の先に眼を持つ、『寄生獣』のキャラのような仔魚たち。…といったあたりは言葉で説明できても、表紙の写真にもあるラシオグナサス・アンフィランファスなど、うまく形容する言葉が見つからないほどの姿(体長の半分以を占める頭部、巨大なタラコ唇に小さな三白眼、電気コードのような柄の先にある鈎付きのルアー、あちこちから突き出す意味不明の棘や突起…)で、こうした異形の生物の間に交じると、リュウグウノツカイも何の変哲もない普通の魚に見えてしまう。
深海魚そのものについての教養書やイラスト資料のほか、SFやファンタジーの怪物をデザインする際のネタ元としても役立つ1冊かも知れない。
構成は、分類学的な類縁関係ではなく、発光・摂餌方法・体形など共通する形質を持った種を一括して扱うという形を採っている。このため、異なる分類群に属する種が一箇所に集まったり、同じ種が複数箇所に登場したり、近縁種が別々の場所に出てきたりするので、図鑑として使用する場合には少し注意が必要だろう。他に、深海魚の調査や命名に関するコラムも各所に掲載されている。
本書の特徴は、単に外見や行動の奇妙さだけではなく、その背後にある解剖学的・生理学的な特徴や、その機能についても詳しく解説されていることである。頭蓋骨の10倍近くも長い顎の骨を持ち、巨大な口で獲物を丸呑みにするフクロウナギ。チョウチンアンコウ亜目の一部に見られる、雌の体に寄生して生活する雄。長い柄の先に眼を持つ、『寄生獣』のキャラのような仔魚たち。…といったあたりは言葉で説明できても、表紙の写真にもあるラシオグナサス・アンフィランファスなど、うまく形容する言葉が見つからないほどの姿(体長の半分以を占める頭部、巨大なタラコ唇に小さな三白眼、電気コードのような柄の先にある鈎付きのルアー、あちこちから突き出す意味不明の棘や突起…)で、こうした異形の生物の間に交じると、リュウグウノツカイも何の変哲もない普通の魚に見えてしまう。
深海魚そのものについての教養書やイラスト資料のほか、SFやファンタジーの怪物をデザインする際のネタ元としても役立つ1冊かも知れない。