100冊を越える著書を出版している著者ならではの講座“ノンフィクションの書き方”の内容をまとめた教科書的な本である。この講座はアメリカで長年学んだ著者らしい、きわめて実践的なもので、実際に一冊の本を出版していく過程を受講者たちが取材するなどの形で関り、実体験しながら学んでいける日本では珍しいユニークな形態をとっている。
その名物講義を続けてきた実績を通して、文章を書くテーマの決め方、資料の集め方、資料の取捨選択や、まとめかたのほか、出版するために必要なすべての知識が、すぐに実践できるように理路整然と、かつ詳細に解説されている。
文章の指南本はこれまでいくつか読んでいるが、この本ほど即実践的な本はなかった。ノンフィクションに限らず、多くの資料や取材をもとに文章を書く人のバイブルとして絶対お勧めできる優れた一冊だと思う。
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ノンフィクションの書き方: 上智大学コミュニティ・カレッジの講義と実習 単行本 – 1998/4/1
加藤 恭子
(編集)
- 本の長さ262ページ
- 言語日本語
- 出版社はまの出版
- 発売日1998/4/1
- ISBN-104893612565
- ISBN-13978-4893612564
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
最近文章を書く人が増えているが、他人に理解される文章を書くにはコツがいる。テーマの探し方から取材の仕方、まとめ方まで卓越したノンフィクションを書くポイントを受講生の作品や講義での質問も交え紹介。
登録情報
- 出版社 : はまの出版 (1998/4/1)
- 発売日 : 1998/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 262ページ
- ISBN-10 : 4893612565
- ISBN-13 : 978-4893612564
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,139,446位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2000年12月3日に日本でレビュー済み
2021年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
加藤先生の著書は以前にも読んだ事があって、期待したのですが、ちょっと外れ感。先生の著書は勉強するには最高なんですが、文学作品としてはそれほどでもなんですね。正直、センスよろしくない。目次がもうなってなくて、「無神経な告知」って意味不明です。これ実は生徒さんの演習課題の作品のタイトルなんですが、目次に書かれたってわかりません。他にも、「スチュワーデスの仕事は死と結びついている」という、何だろうと思わせる記述が出ますが、「常に命について意識している」という事であって、表現としてよろしくありません。レビューにもあるように、生徒さんの作品が延々と並べられてますが、それに対する講評はたった2~3行で、これでは何も学ぶ事ができません。他にも、「立体的に見ろ」とか「切り口」とかのアドバイスは、分かってる人には分かるのですが、分からない人に分かるような説明はありません。「原稿に生命を吹き込めるかどうか。。。」と来て「どうしたらよいか、私にもわかりません」では何のためにこの本を買ったのか分からなくなります。ノンフィクションとはどうあるべきか、想像や推定を入れた脚色を入れたいときはどうすべきか、といった私の疑問には答えてくれませんでした。ノンフィクションではなく長編の論文の書き方と捉えれば、テーマの探し方、資料収集と取材の方法と説得力のある文章構成等の大事な事を教えてくれています。読む価値は、あるにはあります。
2018年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ノンフィクションを書きたいと希望する学生や受講生を指導してきた経験が随所に溢れた著書である。実例が豊富で、単に理論や執筆作法だけではなく、具体的な例から「ノンフィクション執筆」についての手ほどきが書かれている。しかし、その先を求める読者には、やや物足りなさを感じることがあるかもしれない。そのため、今後、上級者に向けてのさらなる執筆を強く希望したい。一般論であるが、日本には小説やノンフィクションの実技を教える、大学の学部や大学院の数は少ない。また、このような丁寧な入門書も多くなく、その意味では貴重な一冊に出会ったというのが実感である。
2004年1月16日に日本でレビュー済み
材料として掲載されている生徒さんの例文が必要以上に多く(で、大半が退屈な内容)、それに対する著者の講評はわずか2-3行程度で済まされています。結局、つまらない文章をただ延々と読まされ、その文章が「なぜつまらないのか」の理解が得られないままに終わってしまいました。消化不良です。