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お墓に入りたくない人入れない人のために: 散骨・樹木葬・手元供養ほか「お墓」以外の全ガイド 単行本 – 2006/2/1

3.8 5つ星のうち3.8 13個の評価

「死んだらお墓に入る」ものという固定観念が多くの人を悩ませています。しかし、死んだら必ずしもお墓に入る必要はありません。よく知られていなかっただけで、散骨・樹木葬・手元供養・本山納骨ほか、多様な葬法があり、実はそうした選択をする人は近年増えているのです。本書は、その背景とともに、そもそもお墓とは何だったのかを解きあかし、「お墓」以外の選択肢を網羅・紹介した初めてのガイドブックです。巻末には関連イエローページを掲載。
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商品の説明

著者からのコメント

 「死んでいずこにわが身を置くか。やはり自分にぴったりのところにしたい。人生最後の夢をかなえよう!」─さわやか福祉財団理事長で弁護士の堀田力さんから、本書にこんな推薦の言葉をいただきました。

 本書は、お墓を否定するものではありません。しかし、「死んだらお墓」という呪縛が多くの人を悩ませているのは事実です。また、お墓による自然破壊はもちろん、死後も土地を占有し続けるのは人間だけという矛盾に、そろそろ気づいてもいい頃です。「そもそもお墓とは何だったのか」を問い直し、固定観念から逃れ自由に発想してみることで、その人らしい葬送のあり方、「人生最後の夢」が見えてくると思います。

 散骨・樹木葬・手元供養・本山納骨ほか、実は、お墓以外の選択肢はたくさんあったのです。本書は、そうしたお墓以外の多様な葬法を網羅した初めてのガイドブックです。
本書が「お墓に入りたくない人 入れない人のために」お役に立てれば幸いです。

抜粋

(「はじめに」全文)

 永六輔さんの『二度目の大往生』と『終—大往生その後』に、作家の住井すゑさんが、ご主人の墓をつくっていないという話が出てきます。

「だって、お墓にいれちゃったら、彼も私も、淋しいじゃないですか。惚れた亭主です。惚れた男なんだもの、その男の骨なんだもの、骨壺は、いつでも抱けるところに置いてあるの。そのほうが楽しくっていいし、だいいち、墓参りする手間もいらないし……。」
 住井すゑさんの『橋のない川』を書き続けている机のそばに、ちゃんと亡くなったご主人の骨壺が置いてあった。
「もう何十年も、ここにあるのよ。いろいろ話もできるし、賑やかでいいでしょ」(『終—大往生その後』[岩波書店]より)

 住井すゑさんは、1997年に95歳で亡くなられていますが、ご主人が亡くなられたのは1957年ですから、いまから50年近く前からのことです。「元祖手元供養」とでもいえそうな話です。夫の犬田卯さんは、享年66。すゑさんの腕のなかに倒れ息を引きとったそうで、葬儀は無宗教で行われました。もっとも、夫の著作『日本農民文学史』の印税を東京青山の無名戦士の墓地拡張費に寄付した縁で、遺骨の一部は同所に納骨しているようです。
 作家をはじめ、有名人は個性的な人が多く、平凡に生きることや慣習に従うことを好まないケースが多いでしょう。しかし、遺骨を手元に置いておきたいという気持ちは、残された側の感情としては決して特殊なことではなく、とくに日本人の多くには共通する感情かもしれません。そして、最近になってようやく、遺骨を手元に置くことが「手元供養」という言い方で社会的にも認知されはじめ、これをお墓のかわりにする人も出てきました。
 また、散骨など、お墓そのものをつくらない考え方も次第に浸透しつつあります。自然にも還れず、自然破壊にもつながるこれまでのお墓を嫌い、樹木によるお墓を求める人も出てきました。自分の信じる宗派の本山に納骨し、自分のお墓をもたないケースも見受けられます。つまり、いまや「死んだらお墓」とは限らないのです。
 戦後60年が経ち、ようやく「死んだらお墓に入るもの」という固定観念が揺らぎ始めています。お墓を継げる人がいなくなったり、お墓を残す人も残される人も、迷惑や負担に思うことが多くなってきたいま、そもそもお墓とは何なのか、本当に必要なのか、ほかの選択肢はないのかを、じっくり考え、検討してみるときではないでしょうか?
 本書では、まさに「お墓に入りたくない人、入れない人」のために、まずお墓以外の選択肢を詳しく紹介し、次に、なぜそうしたものが求められるようになってきたのかを解明し、最後に、そもそもお墓とは何だったのかを問い直す構成となっています。
 本書が、数多くのお墓に入りたくない人、入れない人のために、何らかのお役に立てば幸いです。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ はまの出版 (2006/2/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/2/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 238ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4893614363
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4893614360
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 13個の評価

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徳留 佳之
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に詳細に説明記載されており、葬儀・お墓・宗教等に対する造詣や知識を確実に深めることが出来る。
2013年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一方的に墓を否定するのでは無く、選択肢として墓を持たないで満足できる様々な方法が書かれており、非常に役に立った。
2006年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お墓に入る以外のさまざまな葬送を教えてくれる本です。

死後、お墓を守ってくれる人がいなくて悩んでいる方にとっては

散骨など自然に帰る選択肢やそのための料金なども記載されているので

「墓いらずのガイド」として役立つのではないでしょうか。

まだまだ日本ではお墓に入る以外の葬送は一般的ではなく、

世間体が気になりますが、

同書では勝新太郎など散骨を望んだ著名人が数多く紹介されていますので、

背中を押してくれているようで助かります。

自然葬の本はほかにもあるようですが、

同書は樹木葬・インターネット葬などお墓以外の様々な葬送を

まとめて知ることができる点で、

現時点では貴重な本といえるのではないでしょうか。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年4月27日に日本でレビュー済み
死んだ後をそろそろ真剣に考えねばならない年齢になると、

自分の送られ方をどうするか、遺族はどう処置するかの

決断を迫られます。

今まで仮の話しとして捉えていたものが、本人も家族も、

現実的に決めねばならないことになります。

このような話し合いをし、取り決めをするとき、

具体的なデーターが欲しい訳ですが、

本書はこれを提供してくれ、いろんな選択肢があることを

教えてくれます。

当事者はこれらを頭に入れて議論することによって、

世間体も考えた結論を導き出すことが出来ます。

お墓以外の葬送の方法を考えている人の場合、

この本を家族と読んで議論をし、

家族が納得づくの葬送の方法を見出すのに

格好の本と言えます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年10月31日に日本でレビュー済み
私のように諸般の事情によって「家」のお墓に入ることが難しいという人もあるし、

お墓に入るのはイヤだと個人的に思う方もいらっしゃると思います。

お墓に入る以外にも埋葬の方法はある、ということは漠然と知っていても、

具体的にどんなものがあるのか、

また、どこへ問い合わせをすれば良いものか、なかなか調べづらいものでもありました。

(なかなか気軽には相談しにくい話題でもありますし…)

埋葬の仕方は、残されたものの心のよりどころにもなり得ますから、

ご家族が一番よいと思えるやり方を見つけるために、選択肢を広げるよい手引き書になると思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年5月11日に日本でレビュー済み
自分や家族に合った葬法を見つけようとするとき、とても役に立つ本です。

葬法を思案するとき、「逝く人」と、後に「残される人」のことを考えますが、

考慮するのは「環境や自然」もあることに気づかせてくれます。

葬法の選択肢としては、従来のお墓以外に、「散骨」、

遺骨をそのまま土に埋めその上に低木を植える「樹木葬」、

遺骨をオブジェやアクセサリーにする「手元供養」など、

さまざまな方法があることがわかります。

遺骨の一部はアクセサリー、残りは散骨にするなど、「組み合わせ」も紹介されます。

新鮮な情報に接しながら読み進むうちに、どれが一番ピッタリくるかだんだん見えてきます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年3月10日に日本でレビュー済み
結婚している女性のうちで意外に多くの人が、「家」の墓(夫の家の墓ですね)に入りたくないと思っているそう。死んでも「家」や「立場」に縛られるなんてイヤ!と考える人は多いんでしょうね。

この本を読むと、「なーんだ、お墓に入らなくてもいい方法ってこんなにあったんだ!」とびっくりします。

遺骨を宝石やオブジェにする手元供養などもあって、実によく取材しているなあ、と感心。

お墓に入りたい人でも、「へ〜っ!なるほど」と楽しめるお墓のトリビア本でもありますよ。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年10月9日に日本でレビュー済み
書名は現在の「墓」を批判しているように受け取れますが、中身は墓の否定ではなく、現実に可能な範囲での多様な葬り方を紹介することで、埋葬が意味するものを改めて考える手がかりとするものです。お墓についてのさまざまな思い込みを解きほぐす本書は、寺側に対しては、墓への依存を軽くして本来の宗教活動を展開してほしいというメッセージとも読めます。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート