1996年版は表紙こそカラーですが、中の挿絵(版画)は白黒でした。
本文は同じなので、それはそれで好きですが
この2006年版は、赤・青・黒の多色刷りでとても良かったです。
新田基子さんの挿絵で新版が出ていますが、
美しい色合いは、それが海へのノスタルジーにつながるので確かに素晴らしいけれど、
「魚」の辿った運命を考えると、どことなく悲壮感の漂う市川さんの版画のほうに軍配が上がります。
また、配送も早かったです。ありがとうございました。
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焼かれた魚 単行本 – 2006/1/1
- 本の長さ43ページ
- 言語日本語
- 出版社エフ企画
- 発売日2006/1/1
- ISBN-104894190427
- ISBN-13978-4894190429
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登録情報
- 出版社 : エフ企画 (2006/1/1)
- 発売日 : 2006/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 43ページ
- ISBN-10 : 4894190427
- ISBN-13 : 978-4894190429
- Amazon 売れ筋ランキング: - 554,359位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1901年生まれ(明治34年)のこの作家(詩人でもあるそうだ)は40歳を前にして結核で亡くなっている。この絵本がこのように世に出ることなど
思いもよらなかったことであったろう。
すばらしい、余韻のある英訳をビナード氏が書き
画家の市川氏がこれも豪華な挿絵をこえた作品を捧げた。
小熊が生きていたらサインをもらって秘蔵しただろう。
思いもよらなかったことであったろう。
すばらしい、余韻のある英訳をビナード氏が書き
画家の市川氏がこれも豪華な挿絵をこえた作品を捧げた。
小熊が生きていたらサインをもらって秘蔵しただろう。
2013年7月7日に日本でレビュー済み
焼かれた秋刀魚は海が恋しくなり、親兄弟に会いたくて
「皿の上でさめざめと泣いておりました」
やがて、この家の飼い猫のミケちゃんや若い溝鼠、
一匹の痩せこけた野良犬、カラス、蟻の兵隊さんたちに懇願して、
自分の肉を与える代わりに、海へ連れて行ってもらいます。
焼かれた秋刀魚は、
命からがら思いを遂げていく人間の一生を例えたのでしょうか。
私が小学校3年生だった頃
(先生と日の暮れるまで一緒に遊ぶことができた緩やかな時代)、
新卒で担任を持たれた先生が、
このおはなしをガリ版刷りで用意され、
国語の副読本としクラス全員で読みすすめました。
その後『 焼かれた魚 (1978年) (新編雨の日文庫〈第2集 3〉) 』でこの童話に再会し、
本書と創風社から出た絵本『 焼かれた魚 』『 小熊秀雄童話集 』
でさらに味わうことができました。
(本書の)市川曜子さんの絵画はイメージしていたものにいちばん近く、感動いたしました。
秋刀魚はまずは頬の肉から、魚の眼玉を食べるようになったのも、
このお話の影響です。
とても懐かしいお話です。
日本語と英語両方で綴られています。
英訳はアーサー・ビナードさん。
「皿の上でさめざめと泣いておりました」
やがて、この家の飼い猫のミケちゃんや若い溝鼠、
一匹の痩せこけた野良犬、カラス、蟻の兵隊さんたちに懇願して、
自分の肉を与える代わりに、海へ連れて行ってもらいます。
焼かれた秋刀魚は、
命からがら思いを遂げていく人間の一生を例えたのでしょうか。
私が小学校3年生だった頃
(先生と日の暮れるまで一緒に遊ぶことができた緩やかな時代)、
新卒で担任を持たれた先生が、
このおはなしをガリ版刷りで用意され、
国語の副読本としクラス全員で読みすすめました。
その後『 焼かれた魚 (1978年) (新編雨の日文庫〈第2集 3〉) 』でこの童話に再会し、
本書と創風社から出た絵本『 焼かれた魚 』『 小熊秀雄童話集 』
でさらに味わうことができました。
(本書の)市川曜子さんの絵画はイメージしていたものにいちばん近く、感動いたしました。
秋刀魚はまずは頬の肉から、魚の眼玉を食べるようになったのも、
このお話の影響です。
とても懐かしいお話です。
日本語と英語両方で綴られています。
英訳はアーサー・ビナードさん。
2006年11月23日に日本でレビュー済み
訳者ビナードによって知った作品です。多くの優れた童話と同様に、ただ無心に物語に耳をかたむけていると、主人公のたましいに寄り添う心地になっていきます。訳文は、贅肉の無い、快いリズムを刻む英文です。エッチングによる挿絵が印象的で美しい。J.ロートの「聖なる酔っ払いの伝説」を読んだ時の気持ちを思い出しました。