キャラ設定やストーリー展開など、かなり素直なつくりで、アッサリとした感じでよめます。
注釈もちょこちょこついていますし、D&Dのサプリメントに対する興味のわくのではないかとおもいますし、実際、サプリメントはこんな風に役にたてるのだと感じれるのではないでしょうか。
ただ、もともとリプレイ本は内輪ネタにはしりやすく、それをどこまで押さえて編集するかというさじ加減が大事だと思うのですが、この本では良くも悪くも「今風」です。
さほど深い知識や経験なしに、語感やインパクトで勝負する傾向のあるライトノベルが好きな人には非常におもしろいのでしょうが、踏み込んでファンタジーを楽しみたい人には、軽すぎて物足りないのではないかとおもいます。
マンガネタやらアニメネタ、さらには腐女子ネタなどを軽くちらして、いわゆるオタク系の取り込みを狙っているのかな?とかんぐりたくなるくらい、無駄に編集されたセリフまわしと(実際あんなキャラセリフ、用意しないでは言いませんって)、そういうネタが好きそうな人むけの、ストーリーとは関係ない雑談が大量に掲載されています。
シナリオもかなりベタで、先がきっちり読める分、安心して読んでられますし。
読者投稿っぽい、軽いテイストで読むには丁度いいのではないかと思います。
通勤や通学の合間の一時間でさらっと読む本を探しているなら、最適です。
ただ、D&D特有の重厚なファンタジーを期待するなら、がっかりしてしまうと思いますので、お勧めできません。
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D&Dリプレイ 若獅子の戦賦 (HJ文庫G ヤ 1-1-1) 文庫 – 2007/9/29
会話型RPGの元祖「ダンジョンズ&ドラゴンズ」、全編書き下ろしの文庫リプレイがついに登場!重厚なファンタジー世界で繰り広げられるカッコいい物語と、鬼才、田中天らをはじめとするプレイヤーたちの爆笑のやりとり、そしてガチなプレイングが三位一体となったこの本は、リプレイ界のスタンダードとなる・・・!?
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社ホビージャパン
- 発売日2007/9/29
- ISBN-104894256029
- ISBN-13978-4894256026
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登録情報
- 出版社 : ホビージャパン (2007/9/29)
- 発売日 : 2007/9/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 270ページ
- ISBN-10 : 4894256029
- ISBN-13 : 978-4894256026
- Amazon 売れ筋ランキング: - 515,799位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2位HJ文庫G
- - 38位ゲームリプレイノベル
- - 46,592位エンターテイメント (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2007年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年10月3日に日本でレビュー済み
発売当時、全巻読みました。
途中、作中で特に盛り上がるシーンとして、あの映画『ROCK YOU!』(ロック・ユー!、原題:A Knight's Tale)のジョースティングの名場面を長々と丸々パクっています。
そのことをちゃんと説明していればまだ良かったのですが、さも自分達のオリジナルであるかのように書いているから始末が悪い。
元ネタが好きな映画だっただけに胸糞悪くて、今まで読んできたリプレイの中でワーストワンになってしまいました。
元ネタが誰でも知っているメジャーな作品なら黙っていてもパロディやオマージュで済みますが、
元ネタがマイナーな作品で説明なしだとパクリでしかありません。
「元ネタがばればれなのがパロディ」
「元ネタがばれると困るのがパクリ」
この 若獅子の戦賦 は後者(パクリ)の方です。
学生達や、週末に友人達と集まって内輪でやるセッションならともかく、営利目的の商業誌で盗作はどうかと思います。
ホビージャパンの雑誌『月刊ゲームギャザ』に毎月ついてきたシナリオのシリーズも悪乗りがすぎてましたが、このリプレイは一線を越えてしまいました。
途中、作中で特に盛り上がるシーンとして、あの映画『ROCK YOU!』(ロック・ユー!、原題:A Knight's Tale)のジョースティングの名場面を長々と丸々パクっています。
そのことをちゃんと説明していればまだ良かったのですが、さも自分達のオリジナルであるかのように書いているから始末が悪い。
元ネタが好きな映画だっただけに胸糞悪くて、今まで読んできたリプレイの中でワーストワンになってしまいました。
元ネタが誰でも知っているメジャーな作品なら黙っていてもパロディやオマージュで済みますが、
元ネタがマイナーな作品で説明なしだとパクリでしかありません。
「元ネタがばればれなのがパロディ」
「元ネタがばれると困るのがパクリ」
この 若獅子の戦賦 は後者(パクリ)の方です。
学生達や、週末に友人達と集まって内輪でやるセッションならともかく、営利目的の商業誌で盗作はどうかと思います。
ホビージャパンの雑誌『月刊ゲームギャザ』に毎月ついてきたシナリオのシリーズも悪乗りがすぎてましたが、このリプレイは一線を越えてしまいました。
2007年12月24日に日本でレビュー済み
私はTRPG好きなので、D&Dがリプレイになった、という事で期待していたのですが、某有名リプレイと比べると、不親切な面が目立っていたように思います。
元々のシステムをある程度知っている方には、問題なく読めるかもしれませんが、ACやセーヴィングスローなど基本部分を1Pでしか解説しておらず、その後は注釈もないとか、専門的な会話もあるとか、「初心者」を意識しているようには思えませんでした。
また、キャラはいいのですが、ストーリー的に詰めすぎな部分もあり、ここもやはり説明不足な面が露出しているように思えました。もう少し、読み手の事を考えた構成を心がけていただきたいところです。
ゲームは好きですが、入門者向けとしたら、まだまだ改善の余地あり、という作品になっていると思います。
元々のシステムをある程度知っている方には、問題なく読めるかもしれませんが、ACやセーヴィングスローなど基本部分を1Pでしか解説しておらず、その後は注釈もないとか、専門的な会話もあるとか、「初心者」を意識しているようには思えませんでした。
また、キャラはいいのですが、ストーリー的に詰めすぎな部分もあり、ここもやはり説明不足な面が露出しているように思えました。もう少し、読み手の事を考えた構成を心がけていただきたいところです。
ゲームは好きですが、入門者向けとしたら、まだまだ改善の余地あり、という作品になっていると思います。
2007年10月1日に日本でレビュー済み
本書の魅力は個性溢れるプレイヤー達が生み出した一癖も二癖もあるキャラクター達が、それに負けないマスタリングとストーリーテリングを行うマスター兼ライターを得て、D&Dならではの豊富なルールを下敷きに縦横無尽に暴れ回ることでしょう。
隻眼の姐御エルフローグのスリンガーは、斜めに構え、正統派エルフにやさぐれて隠密と火力支援を行い、ロボクレリックことウォーフォージドクレリックのガンボルトは騎士と正義を朗々と謳いあげて魔物にクリティカルヒットを叩きこみ、蛮族の姫にしてソーサラーのノトスは居並ぶ聖職者を威圧しかつ敵の目を潰し、人間・ファイター・主人公のリューマは馬上槍試合でケンタウロスと正面からドツキあう。そんな場面が目白押しです。
凶悪な怪物達と陰謀が渦巻く世界で、見習い騎士であるリューマが父の汚名を晴らすという正統派のストーリーラインを、ネタ満載のキャラクターの掛け合いとガチそのものの戦闘が彩る、物語面とゲーム面の双方を満足させるリプレイと言えるでしょう。
D&D好きはもちろん、リプレイ好きにもお勧めの一冊です。
隻眼の姐御エルフローグのスリンガーは、斜めに構え、正統派エルフにやさぐれて隠密と火力支援を行い、ロボクレリックことウォーフォージドクレリックのガンボルトは騎士と正義を朗々と謳いあげて魔物にクリティカルヒットを叩きこみ、蛮族の姫にしてソーサラーのノトスは居並ぶ聖職者を威圧しかつ敵の目を潰し、人間・ファイター・主人公のリューマは馬上槍試合でケンタウロスと正面からドツキあう。そんな場面が目白押しです。
凶悪な怪物達と陰謀が渦巻く世界で、見習い騎士であるリューマが父の汚名を晴らすという正統派のストーリーラインを、ネタ満載のキャラクターの掛け合いとガチそのものの戦闘が彩る、物語面とゲーム面の双方を満足させるリプレイと言えるでしょう。
D&D好きはもちろん、リプレイ好きにもお勧めの一冊です。
2007年10月13日に日本でレビュー済み
世界最初のRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」
この響きに懐かしさを感じる人も多いことでしょう。赤箱という言葉にピンと来た人はぜひ手にとってみることをお勧めします。
カプコンのアーケードゲームを始めとするコンピューターゲームになったことでご記憶の方もいるでしょう。
これはそのダンジョンズ&ドラゴンズの最新版を遊んだ結果をリプレイという形式に書き起こしたものです。
騎士を目指す男装の少女、その従者の機械人司祭、龍の血を引きし蛮族の姫君、眼帯女エルフのヒットマン、という個性的なキャラクターがファンタジー世界を舞台に冒険を繰り広げます。
このTRPGというジャンル、マイナーなだけに保守的な人も結構多く、特に現役でない人は昔のノスタルジーに浸って、最新版での変化を認めようとしない人も多いのです。
変化を認めて前に進む人たちのおかげで、最近は廃れるどころかとても元気になっているわけですけど。
ですが面白さ、楽しさは保証します。
昔のD&Dではできなかったような新たな個性のキャラクターもできるようになっているんですから(蛮族の姫はドラゴンの血を引いているので、ブレスを吐くんですよ!)
『D&Dがよくわかる本』のリプレイは確かに日本のTRPG史に残る名作なのですが、あれは実際にゲームを遊んだ結果ではなく、あくまでも、こんな風に遊んだ形で、という「見立て」による創作リプレイなわけです。
本当に遊んだ結果のように見せる、黒田幸弘の作家としての力量は勿論凄いのですが。
ライブ感というか本物のゲームの息吹をこのリプレイからは感じ取って欲しいと思います。
D&Dは国産TRPGに比べて難しそう、敷居が高いなと思ってる人にもお勧めです。
この響きに懐かしさを感じる人も多いことでしょう。赤箱という言葉にピンと来た人はぜひ手にとってみることをお勧めします。
カプコンのアーケードゲームを始めとするコンピューターゲームになったことでご記憶の方もいるでしょう。
これはそのダンジョンズ&ドラゴンズの最新版を遊んだ結果をリプレイという形式に書き起こしたものです。
騎士を目指す男装の少女、その従者の機械人司祭、龍の血を引きし蛮族の姫君、眼帯女エルフのヒットマン、という個性的なキャラクターがファンタジー世界を舞台に冒険を繰り広げます。
このTRPGというジャンル、マイナーなだけに保守的な人も結構多く、特に現役でない人は昔のノスタルジーに浸って、最新版での変化を認めようとしない人も多いのです。
変化を認めて前に進む人たちのおかげで、最近は廃れるどころかとても元気になっているわけですけど。
ですが面白さ、楽しさは保証します。
昔のD&Dではできなかったような新たな個性のキャラクターもできるようになっているんですから(蛮族の姫はドラゴンの血を引いているので、ブレスを吐くんですよ!)
『D&Dがよくわかる本』のリプレイは確かに日本のTRPG史に残る名作なのですが、あれは実際にゲームを遊んだ結果ではなく、あくまでも、こんな風に遊んだ形で、という「見立て」による創作リプレイなわけです。
本当に遊んだ結果のように見せる、黒田幸弘の作家としての力量は勿論凄いのですが。
ライブ感というか本物のゲームの息吹をこのリプレイからは感じ取って欲しいと思います。
D&Dは国産TRPGに比べて難しそう、敷居が高いなと思ってる人にもお勧めです。
2008年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
舞台がD&Dの学校と聞いて、訓練中仲間に不意打ちされたり教官から呼び出し食らって魔法ぶっぱなされたり卒業式で女性たちとニャンニャンする展開を想像する人もいるかもしれませんが(断じていない)、普通の学校という感じです。
リプレイ本ということもあり、D&Dにしてはけっこう軽めの話になっている印象を受けますね。それとも初心者向けと銘打ったトーチポートの世界観がそういうものなのでしょうか。なんとなくエベロンをプッシュしている背景もありそうです。
日本独特……という意味ではD&Dでも希有な一冊でしょう。
リプレイ本ということもあり、D&Dにしてはけっこう軽めの話になっている印象を受けますね。それとも初心者向けと銘打ったトーチポートの世界観がそういうものなのでしょうか。なんとなくエベロンをプッシュしている背景もありそうです。
日本独特……という意味ではD&Dでも希有な一冊でしょう。
2015年4月20日に日本でレビュー済み
良くも悪くもラノベらしさ満点のリプレイと言うか創作演芸と言うか、キャラの言動が今時のラノベやアニメそのものなので、そういうノリが嫌いな人には無理だろう。ただこういうノリが好きではない自分も、本作はこれでもかと開き直っているし、痛さを自覚してツッコミつつ、かといって照れ隠しに逃げる事もない。ここまで貫けるなら立派だしアリかな、と思わせる勢いと姿勢は素晴らしい。事前にある程度打ち合わせしているような、調整しているというか暗黙の了解を感じさせる事も少なくないが、商業作品である以上ある程度はご愛嬌とするべきだろう。ラブコメシーンがちょっとくどい気はするが、リプレイでありがちなPC同士でやらせる気持ち悪いものと比べるとNPCとPCなのでまあ許容範囲内かな。
中身の方も痛い言動をのぞけば意外にまともにTRPGしている。ある強敵にあの手法を使ったのはありがちと言えばありがちだしわざとかもしれないが面白かった。三巻はいきなり時間が飛んで高レベルになるのもリプレイでは珍しく新鮮だし、高レベル帯が充実しているD&Dの良さを上手く表現していて楽しめた。ラノベアニメ好きなら問題ないし、嫌いでも一巻を乗り越えられるなら残りもおすすめ。
中身の方も痛い言動をのぞけば意外にまともにTRPGしている。ある強敵にあの手法を使ったのはありがちと言えばありがちだしわざとかもしれないが面白かった。三巻はいきなり時間が飛んで高レベルになるのもリプレイでは珍しく新鮮だし、高レベル帯が充実しているD&Dの良さを上手く表現していて楽しめた。ラノベアニメ好きなら問題ないし、嫌いでも一巻を乗り越えられるなら残りもおすすめ。
2007年10月6日に日本でレビュー済み
一番新しい、現行システム唯一の和製D&Dリプレイ。
何というか、非常に内輪的というか、
「ああ、コリャTRPGは廃れるわ」
と思わざるを得ないほど、内に篭った作風で、読んでてつまらなかった。
昔読んだ『D&Dがよくわかる本』に載ってたリプレイはメチャクチャ遊びたい!と思わせてくれたものだったが、
「ああ、d20になったD&Dは面白くなさそうだな」
と思わせてどうする。
こうした商品を出したところでTRPGは普及しない(リプレイって紹介も兼ねてるんじゃないのか?)。
更に内に篭る輩を増やすだけだ。
もっと外に開いて欲しい。
何というか、非常に内輪的というか、
「ああ、コリャTRPGは廃れるわ」
と思わざるを得ないほど、内に篭った作風で、読んでてつまらなかった。
昔読んだ『D&Dがよくわかる本』に載ってたリプレイはメチャクチャ遊びたい!と思わせてくれたものだったが、
「ああ、d20になったD&Dは面白くなさそうだな」
と思わせてどうする。
こうした商品を出したところでTRPGは普及しない(リプレイって紹介も兼ねてるんじゃないのか?)。
更に内に篭る輩を増やすだけだ。
もっと外に開いて欲しい。