文句なく面白い小説。詩人リュシアン君は滑稽であり腹立たしくもあり、かっこ良くもあります。
アングレームに戻って妹夫妻のために一肌脱ごうと(まあ元々は詩人が招いた災厄なのですが)
パリのルストーに洋服一式を頼んで、
「武装」して郷土で「才気煥発」の錦を飾るシーンは特に良かった。
しかしねぇ、ついに自殺か・・・と思ったら・・・。妹夫妻どうにか助かるんじゃ?と思わせながら・・・。
いやぁ面白かった。
幻滅上下巻はこのシリーズでも特に翻訳が板についてて良いと思いました。
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幻滅―メディア戦記〈下〉 (バルザック「人間喜劇」セレクション) 単行本 – 2000/10/1
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幻滅-メディア戦記 下
- 本の長さ472ページ
- 言語日本語
- 出版社藤原書店
- 発売日2000/10/1
- ISBN-104894341972
- ISBN-13978-4894341975
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登録情報
- 出版社 : 藤原書店 (2000/10/1)
- 発売日 : 2000/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 472ページ
- ISBN-10 : 4894341972
- ISBN-13 : 978-4894341975
- Amazon 売れ筋ランキング: - 451,820位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 50位フランス文学の全集・選書
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- - 643位フランス文学研究
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年11月25日に日本でレビュー済み
良書をクサしても、次はヨイショして、最後に元に戻せば、それでやましいことはない。3回分の原稿料も手に入る。二百年後の今日なれば、いかなジャーナリズムと雖も、そりゃないでしょう、と思いきや・・・!
折も折、数日前、『マスコミに入る。』とかいう本の広告にいわく「人の心を動かす醍醐味 だから面白い」のだそうな。同じネタで3回のいじましさこそ減じても、傲慢は持病とみえる。
さて、ジャーナリスト稼業に味をしめた我らがケーハク君は、当然、易きに付き、社交界に翻弄され、遊興に溺れて急坂を転落の挙句・・・「えっ?!」
俗物力でグイグイ進む話だが、田舎では主人公の身内の善良な人々、パリでは高潔な芸術家仲間、「セナークル」の友人たちの存在が、一服の解毒剤になっている。
また、事業の失敗で借金にまみれた作家だけに、金銭の話は細部まで生々しい。数字や経済に明るければ、更に楽しめる描写だろう。
物語が、例によって驚愕の結末になだれ込んだ後に、メディアという怪物の恐ろしさを改めて考えさせる作品である。
折も折、数日前、『マスコミに入る。』とかいう本の広告にいわく「人の心を動かす醍醐味 だから面白い」のだそうな。同じネタで3回のいじましさこそ減じても、傲慢は持病とみえる。
さて、ジャーナリスト稼業に味をしめた我らがケーハク君は、当然、易きに付き、社交界に翻弄され、遊興に溺れて急坂を転落の挙句・・・「えっ?!」
俗物力でグイグイ進む話だが、田舎では主人公の身内の善良な人々、パリでは高潔な芸術家仲間、「セナークル」の友人たちの存在が、一服の解毒剤になっている。
また、事業の失敗で借金にまみれた作家だけに、金銭の話は細部まで生々しい。数字や経済に明るければ、更に楽しめる描写だろう。
物語が、例によって驚愕の結末になだれ込んだ後に、メディアという怪物の恐ろしさを改めて考えさせる作品である。
2007年1月24日に日本でレビュー済み
わたしはリュシアンが大嫌いだ 幼稚で 隙だらけで 無思慮 解説に彼は受身だから成功しないとあるが わたしは彼の敗因は人や状況を見抜く勘が鈍すぎること 丸めこむ話術が身についていないこと
軽蔑されるか反感を買うかの喋り方 手紙の書き方をするからだと思う 学校で成績上位でなかった
自身の体験から書くバルザックだがエリートを凡人にしかとらえられない 視野の狭い 可能性のたかが知れた人生論という失敗作ではない 劇的で(悪)知恵にあふれ興味深く学べる 利害関係と行動原則は的確に何通りも論じている 法学部の講義は途中で出なくなったバルザックだが人間や社会を悟るのに論理や知識や技術は あまり必要ないのだろうか
三島由紀夫ほど緻密でないが多くの日本人(ノンフィクション)作家に例を見ない 動機をさらりと知らせ 手口が台詞となり 原動力が重厚な文体で赤裸々にあばかれる
裏切られた後はリュシアンもエーヴも最も衝撃的に深刻に傷つけてやろうと言葉を選び抜くダルテス
金持ちなのに息子を救わない老セシャール エーヴの一家を踏みにじる商売仇たち バルザックが書く心は極寒だ それでも成功者と失敗者の双方向から書き 人間性と社会性がつくりだす絆と破局 情勢でなく個人に起因する勝因 敗因を包括的に挙げた名作である
軽蔑されるか反感を買うかの喋り方 手紙の書き方をするからだと思う 学校で成績上位でなかった
自身の体験から書くバルザックだがエリートを凡人にしかとらえられない 視野の狭い 可能性のたかが知れた人生論という失敗作ではない 劇的で(悪)知恵にあふれ興味深く学べる 利害関係と行動原則は的確に何通りも論じている 法学部の講義は途中で出なくなったバルザックだが人間や社会を悟るのに論理や知識や技術は あまり必要ないのだろうか
三島由紀夫ほど緻密でないが多くの日本人(ノンフィクション)作家に例を見ない 動機をさらりと知らせ 手口が台詞となり 原動力が重厚な文体で赤裸々にあばかれる
裏切られた後はリュシアンもエーヴも最も衝撃的に深刻に傷つけてやろうと言葉を選び抜くダルテス
金持ちなのに息子を救わない老セシャール エーヴの一家を踏みにじる商売仇たち バルザックが書く心は極寒だ それでも成功者と失敗者の双方向から書き 人間性と社会性がつくりだす絆と破局 情勢でなく個人に起因する勝因 敗因を包括的に挙げた名作である