だいたい忙しいときほど、どうしてもそのときにしなくていい別のことにはまってしまうものだが、いま「雪」を読んでいる。「雪」の舞台は、90年代初頭のトルコの地方都市カルス。この小説を読みながらつくづく思うのは、日本に近いアジアと欧米までは、その地の歴史や現実についての想像力が何とか働くけれど、トルコとなると、ただシンプルに歴史的事実が書かれているだけでもドキドキするほど新鮮な印象を持つ、ということだ。 続きを読む
My Life Between Silicon Valley and Japan -オルハン・パムク「雪」