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「二回半」読む 〔書評の仕事 1995-2011〕 単行本 – 2011/6/20
橋本五郎
(著)
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書物と歴史に学ぶ「政治」と「人間」「ぜひこれを読んで欲しい」という思いを込めて……約15年にわたり『読売新聞』を中心に書き継いできた書評全170余本。第一線の政治記者として、激動する政治の現場に生身をさらしてきた著者が、書物をひもとき歴史に沈潜しながら、「政治とは何か」「生きるとは何か」という根源的な問いに向き合う、清新な書評集。
- 本の長さ321ページ
- 言語日本語
- 出版社藤原書店
- 発売日2011/6/20
- ISBN-10489434808X
- ISBN-13978-4894348080
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登録情報
- 出版社 : 藤原書店 (2011/6/20)
- 発売日 : 2011/6/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 321ページ
- ISBN-10 : 489434808X
- ISBN-13 : 978-4894348080
- Amazon 売れ筋ランキング: - 537,411位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 22,375位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月6日に日本でレビュー済み
私は読売新聞を取っていないので、橋本五郎が読売新聞の書評欄を長期間、担当していることを知らなかった。
そういうわけで、『「二回半」読む――書評の仕事 1995‐2011』(橋本五郎著、藤原書店)で初めて著者の書評に接したのだが、いずれも簡潔で訴求点が明快である。
例えば、黒住真著の「近世日本社会と儒教』を評した「仁斎と徂徠の『道』追究」では、「仁斎と徂徠の思想形成にはどんな時代と個人的な経験があったのか。二つの『巨星』の間では何が引き継がれ、何が否定されたのか。実に丹念に分析の錨が下ろされている。『仁』についての次のような解説を読むと、儒学へ惹かれる気持ちを禁じ得なくなってくるのである」といった具合である。
坂本多加雄著『坂本多加雄選集』(1・2)を取り上げた「たおやかな複眼的思考」では、「3年前、52歳の若さで忽然として去った坂本多加雄の1200ページを超える論文集に流れているのは『精神のしなやかさ』だ。たおやかなまでに複眼的な思考が、ここにはある」。
池田晶子著『悪妻に訊け――帰ってきたソクラテス』の「現代を鮮やかに一刀両断」では、「ソクラテス:私は生涯に一冊の本も書かなかったが、プラトン君が忠実に再現してくれてねぇ。今度は池田君といううら若き女性哲学者が、二千四百年ぶりによみがえらせてくれたよ。 書評家:それにしてもさすがですね。いま流行の『ソフィーの世界』はこてんぱんだし、若い人には教祖的存在の柄谷行人は『何にもわかっちゃいない』と一刀両断だし、真正の保守主義者を名乗る西部邁には『慌てちゃいかん』と叱っているし・・・」。
遠藤展子著『藤沢周平 父の周辺』に対する「妻との会話は『あいうえお』」では、「著者が幼稚園児の頃、近所のおばさんに『ママハハだから大変だね』と言われた。帰って母に聞いた。『ねえ、ねえ、ママ。ママハハって何?』。母は答えた。『ママハハっていうのはね、ママと母と両方だから、普通のママより二倍すごいママなのよ』」。こういう書評に出会ったら、誰だって、『藤沢周平 父の周辺』を読まずにいられなくなるだろう。
そして、著者の書評を書く姿勢が何とも好ましいのだ。「自分にできることは何かとなれば、徹底して読む以外にはない。書評する本は必ず『二回半』は読むことにしている。赤鉛筆を持って、まず通読する。次に赤線を引いたところを抜き書きしながら、もう一度読む。そして抜き書きしたメモを読みながら構想を練る」。「私が(読売新聞の書評欄で)取り上げたいと思う基準は決まっている。自分が感動したもの、是非とも読者に読んでほしいと思うもの、ということに尽きる。『けなす書評』も成り立つだろう。しかし、私はその道は取らない。読者が買って損はしなかったと思ってほしいからである」。「書評の楽しみは、自分の思いをそっと忍ばせることができることだ。『批評とは他人をダシに自らを語ることである』と言ったのは確か小林秀雄だが、書評でも同じだと思う」
――全く、同感である。
そういうわけで、『「二回半」読む――書評の仕事 1995‐2011』(橋本五郎著、藤原書店)で初めて著者の書評に接したのだが、いずれも簡潔で訴求点が明快である。
例えば、黒住真著の「近世日本社会と儒教』を評した「仁斎と徂徠の『道』追究」では、「仁斎と徂徠の思想形成にはどんな時代と個人的な経験があったのか。二つの『巨星』の間では何が引き継がれ、何が否定されたのか。実に丹念に分析の錨が下ろされている。『仁』についての次のような解説を読むと、儒学へ惹かれる気持ちを禁じ得なくなってくるのである」といった具合である。
坂本多加雄著『坂本多加雄選集』(1・2)を取り上げた「たおやかな複眼的思考」では、「3年前、52歳の若さで忽然として去った坂本多加雄の1200ページを超える論文集に流れているのは『精神のしなやかさ』だ。たおやかなまでに複眼的な思考が、ここにはある」。
池田晶子著『悪妻に訊け――帰ってきたソクラテス』の「現代を鮮やかに一刀両断」では、「ソクラテス:私は生涯に一冊の本も書かなかったが、プラトン君が忠実に再現してくれてねぇ。今度は池田君といううら若き女性哲学者が、二千四百年ぶりによみがえらせてくれたよ。 書評家:それにしてもさすがですね。いま流行の『ソフィーの世界』はこてんぱんだし、若い人には教祖的存在の柄谷行人は『何にもわかっちゃいない』と一刀両断だし、真正の保守主義者を名乗る西部邁には『慌てちゃいかん』と叱っているし・・・」。
遠藤展子著『藤沢周平 父の周辺』に対する「妻との会話は『あいうえお』」では、「著者が幼稚園児の頃、近所のおばさんに『ママハハだから大変だね』と言われた。帰って母に聞いた。『ねえ、ねえ、ママ。ママハハって何?』。母は答えた。『ママハハっていうのはね、ママと母と両方だから、普通のママより二倍すごいママなのよ』」。こういう書評に出会ったら、誰だって、『藤沢周平 父の周辺』を読まずにいられなくなるだろう。
そして、著者の書評を書く姿勢が何とも好ましいのだ。「自分にできることは何かとなれば、徹底して読む以外にはない。書評する本は必ず『二回半』は読むことにしている。赤鉛筆を持って、まず通読する。次に赤線を引いたところを抜き書きしながら、もう一度読む。そして抜き書きしたメモを読みながら構想を練る」。「私が(読売新聞の書評欄で)取り上げたいと思う基準は決まっている。自分が感動したもの、是非とも読者に読んでほしいと思うもの、ということに尽きる。『けなす書評』も成り立つだろう。しかし、私はその道は取らない。読者が買って損はしなかったと思ってほしいからである」。「書評の楽しみは、自分の思いをそっと忍ばせることができることだ。『批評とは他人をダシに自らを語ることである』と言ったのは確か小林秀雄だが、書評でも同じだと思う」
――全く、同感である。
2011年9月9日に日本でレビュー済み
著者の書評集だが、「なぜ書評するに値するか」(値しない本は載せていないし、そもそも著者の書評欄では取り上げないらしい)が良く伝わる本だ。更に、単に本の概要紹介や称賛をするのではなく、一冊の本を評するに際して、時に別の複数の本からの一節を引用して書評を行っているところは、著者の幅広く大量の読書量があるからなせる技で、とても味わいがある。TVで聞くコメントと同じで誠実なお人柄を感じさせる。無論、各本の特記事項も掲載されており、
-日本が米国や旧ソ連のような人口国家と異なる自然的国家であるが故に伝統的に国家戦略が欠落してきた(中曽根)
とのフレーズには、思わず「なるほど!必要性の差か」と納得してしまった。一方、
-ポピュリズム(大衆迎合主義)
と繰り返しているけれど、俗にそう言われてはいるものの、この日本語は本当に正確なのか?と思ったりもした。
ついでに誤植も加えると、
-311頁の「三木」は「福田」ではないかと思う
毎日毎日新しく出版される多数の中で、読むべき本のリストを得たようなものだ。市井の読書人にとって耐えられまい。
-日本が米国や旧ソ連のような人口国家と異なる自然的国家であるが故に伝統的に国家戦略が欠落してきた(中曽根)
とのフレーズには、思わず「なるほど!必要性の差か」と納得してしまった。一方、
-ポピュリズム(大衆迎合主義)
と繰り返しているけれど、俗にそう言われてはいるものの、この日本語は本当に正確なのか?と思ったりもした。
ついでに誤植も加えると、
-311頁の「三木」は「福田」ではないかと思う
毎日毎日新しく出版される多数の中で、読むべき本のリストを得たようなものだ。市井の読書人にとって耐えられまい。