いい本だと思います。
これまで自分に蓄積されてきた情報を抜きに、
この本を読みつつ素直に日本の社会を見つめられる人は、
納得性も高く日本社会の問題点が理解できる本だと思います。
B層やC層についての本より、具体的な事象への言及が多く、
そしてより自分がB層かそうでないかが判別しやすいと思います。
「民主主義」についてはこれまでも繰り返し言及されていますが、
「男女平等」については多くの人たち、特に女性に読んで頂きたいです。
これを読むと、
テレビやゲームやネットサーフや自己研鑽にならない書籍に
時間を費やし、己の内面を磨き深めることを怠っているかも、
と気付かせてくれる本だと思います。
また、政治、経済、社会など、自分に関わることに対して
無頓着が人々が多く、そういう人間が民主主義において、
日本を悪い方向に進めている、
ということを再認識させてくれる本だと思います。
適菜さんの意見にすべて賛成はできませんが、
素直に納得できることが、わたくしは多かったです。
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バカを治す (Forest2545Shinsyo 72) 新書 – 2012/11/8
適菜 収
(著)
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購入オプションとあわせ買い
『日本をダメにしたB層の研究』(講談社)など、
B層論で賛否両極論を巻き起こす若手哲学者の問題作!
「頭が良くなりたい」
「志望校に合格したい! 」
「バカな自分が嫌! 」
「いつも俺のことをバカにしやがって! 」……
そんな素朴な悩みや怒りがスッと解消します。
■――過去2000年の賢者の知恵を結集し、「バカ」につける薬が完成! ――■
本書はバカを批判する本ではありません。
バカの本質をつかむことにより、自分の中の「バカ」を克服するための本です。
本書ではバカを次のように定義しています。
【バカ】 頭の中にワンクッションがない人たち。 脊髄反射的というか、モノを考えずに反応する。犬と同じ。
人間はみな、たいていそんなバカ性を持っています。
そしてそれを自覚することが、ヒトという動物から人間に成長するための第一歩です。
本書は、過去2000年の賢者の知恵を学びながら、
現代社会に蔓延するバカの素から距離を置き、自分の中のバカを破壊するための
具体的ノウハウが詰まった一冊です。
■――バカを克服するためのキーワードとは?――■
現代社会に生きるほとんどの人間は、次の巨大なバカ性に洗脳されています。
「男女平等」「民主主義」「正義」「近代」「情報化社会」
なんだか一見、“良さげ"なものばかり。
しかし、じっくりその本質を見つめれば、
いかに“いかがわしいもの"かがわかるでしょう。
つまり、「男女平等」「民主主義」「正義」「近代」「情報化社会」が
バカから卒業するためのカギになります。
したがって本書では、これらを徹底的に否定して洗脳を解くことで、
誰からも搾取されない豊かな人生を読者に得てもらいたいと思っています。
B層論で賛否両極論を巻き起こす若手哲学者の問題作!
「頭が良くなりたい」
「志望校に合格したい! 」
「バカな自分が嫌! 」
「いつも俺のことをバカにしやがって! 」……
そんな素朴な悩みや怒りがスッと解消します。
■――過去2000年の賢者の知恵を結集し、「バカ」につける薬が完成! ――■
本書はバカを批判する本ではありません。
バカの本質をつかむことにより、自分の中の「バカ」を克服するための本です。
本書ではバカを次のように定義しています。
【バカ】 頭の中にワンクッションがない人たち。 脊髄反射的というか、モノを考えずに反応する。犬と同じ。
人間はみな、たいていそんなバカ性を持っています。
そしてそれを自覚することが、ヒトという動物から人間に成長するための第一歩です。
本書は、過去2000年の賢者の知恵を学びながら、
現代社会に蔓延するバカの素から距離を置き、自分の中のバカを破壊するための
具体的ノウハウが詰まった一冊です。
■――バカを克服するためのキーワードとは?――■
現代社会に生きるほとんどの人間は、次の巨大なバカ性に洗脳されています。
「男女平等」「民主主義」「正義」「近代」「情報化社会」
なんだか一見、“良さげ"なものばかり。
しかし、じっくりその本質を見つめれば、
いかに“いかがわしいもの"かがわかるでしょう。
つまり、「男女平等」「民主主義」「正義」「近代」「情報化社会」が
バカから卒業するためのカギになります。
したがって本書では、これらを徹底的に否定して洗脳を解くことで、
誰からも搾取されない豊かな人生を読者に得てもらいたいと思っています。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社フォレスト出版
- 発売日2012/11/8
- 寸法11 x 0.9 x 17.6 cm
- ISBN-104894518724
- ISBN-13978-4894518728
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商品の説明
著者について
■――著者プロフィール――■
適菜 収(てきなおさむ)
作家。哲学者。1975年、山梨県生まれ。出版社勤務を経て、現職。
著書に『日本をダメにしたB層の研究』(講談社)、
ニーチェの代表作『アンチクリスト』の現代語訳『キリスト教は邪教です! 』、
『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』
『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』(すべて講談社+α新書)、
哲学小説『いたこニーチェ』(朝日文庫)など。
適菜 収(てきなおさむ)
作家。哲学者。1975年、山梨県生まれ。出版社勤務を経て、現職。
著書に『日本をダメにしたB層の研究』(講談社)、
ニーチェの代表作『アンチクリスト』の現代語訳『キリスト教は邪教です! 』、
『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』
『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』(すべて講談社+α新書)、
哲学小説『いたこニーチェ』(朝日文庫)など。
登録情報
- 出版社 : フォレスト出版 (2012/11/8)
- 発売日 : 2012/11/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4894518724
- ISBN-13 : 978-4894518728
- 寸法 : 11 x 0.9 x 17.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 291,604位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 586位社会と文化
- - 23,438位新書
- - 54,330位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の適菜収さんの文章は非常に読みやすく、現代の大衆社会を鋭く批判している。
著者の意見には概ね同意する。引用部分も的確で著者の他の作品も読んでみたくなった。
著者の意見には概ね同意する。引用部分も的確で著者の他の作品も読んでみたくなった。
2014年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
8/28編集(抜粋部、1行抜けているところがありました。)
第1章 バカを治す
P29『 「過去の偉大な精神に近づく」とはどういうことですか
ゲーテに学ぶとは、ゲーテの言葉を知識として身につけることではありません。
「いいことを言っているなあ」とか「今度参考にしてみよう」ではダメです。
「ゲーテだったらいまの自分が抱えている問題にどう向き合うんだろう?」と考える。
そして徹底的にゲーテの真似をすることが大事です。
ゲーテが考えたのと同じように考える。
ゲーテがナポレオンを認めているなら、ナポレオンをとりあえず認める。そうすると、セントヘレナに流されたナポレオンの手記を読むことになります。
あるいは、ゲーテが「くだらない」と斬り捨てた人たちは、とりあえず嫌いになってみる。例えば「ヘーゲルの弁証法はダメだ」と決めつけてみる
(*僕は、物を書き残した哲学者の中ではヘーゲルが一番好きですが、こういうのを読んでも別にヒステリックになったりはしません)。
ゲーテの立ち位置に強制的に自分を移動させるのです。
ゲーテはクロード・ロランの絵を絶賛しました。ニーチェも、ロランの絵に目が釘付けになった経験について書いています。
ちょっと長いですけど引用しておきます。
(引用部カット)
それで私も、上野の国立西洋美術館に行くときは特別展だけではなくて、常設展も必ず立ち寄って、ロランの絵をチェックするようになりました。
「ただの風景画じゃないか」と思うかもしれないし、ピンとこないかもしれない。
でもゲーテがその絵を良いと言ったなら、「その絵を良いと思えない自分の方がおかしいのではないか」ととりあえず疑ってみる。
そして、「その絵は良いのだ」と決めつける。
良いと思わない自分の目が腐っていると決めつけるわけです。
バカは基本的に自尊心が高く、自分の判断に自信をもっています。だから、それをやめればいい。
その訓練が「ゲーテになる」ということです。
たとえば小学生に現代音楽を聴かせても、あまり面白がらないと思う。メインストリームの知識がないと面白くないジャンルはあります。
それと同じであって、自分の現在の立ち位置に固執しないことです。「もしかしたら自分はバカなんじゃないか?」と考える。そのことにより、はじめて見えてくるものもあります。
ニーチェは『悦ばしき知識』でこう言います。
.その音楽が馴染めないものであるにしても、それを我慢する努力と善意とがなければならないし、その音楽の眼差しと表情に対して根気よく 応対し、その風変わりな点に対しては寛大な気持ちで接する必要がある。―こうして最後には、われわれがその音楽に馴染んでしまって、それ を待望したり、それが聴けないと寂しくなるだろうと予感したりする瞬間が、やってくる。
・・・
・・・
なぜ古典が一番大切なんですか
バカを治すためには、表層的な情報に流されないことが重要です。
それでは何が表層的でないのかというと古典です。歴史の審判を経て残ってきたものが古典であるからです。
近代が発生して200年以上経っていますけれど、その間に人間の考え方はかなり歪んでしまっています。もちろん近代は簡単に否定できるものではありませんが、人類はこの200年の歴史だけで成立しているわけではない。
・・・
・・・
古典をパクるとはどういうことですか
私のやっている仕事は古典からの盗作です。
過去の賢者がやってきた仕事を繰り返し確認することです。
そしてそれをわかりやすく紹介する。
・・・
・・・
オリジナリティとは何ですか
バカは古典的な規範を認めず、未来にだけ視線を向けます。
過去に対する思い上がりがあり、現在が過去より優れているという根拠のない自信が彼らのメンタリティーを形成しています。
そうなると「新しいことを教えるのが知識人だ」「作家にとって一番大切なことはオリジナリティだ」みたいな発想になってしまう。それで「この小説にはオリジナリティがない」「新しいことが書いてない」などと非難する。
・・・
・・・
バカを治すには何を読めばいいですか
バカは自分の知っていることを確認するために本を読みます。
バカは自分の世界観を堅固にするために情報を集めます。
よって、バカはより濃縮されたバカになる傾向があります。
でも、バカを治したかったら、知らないことを確認するために本を読まなければなりません。
・・・
・・・
(*バカはその世界観を維持するために情報を必要とすると、僕なら言います。「情報」という言葉は、新しくなければ意味がなく、使い終わったらさっさと忘れてしまう物のことを言うのが基本ですから、身体が自らを維持するために常に新たな食物を求めるように(そして古いものは排出する)、バカの精神も、常に変わらない世界観形態を維持するために、情報を欲する、と。
そして常に批評家気取りですね。自分は既に判断基準を持っていると信じていますから(決して変わらない世界観をもう持っていますから)、食べ物でいえば嫌いなものは、絶対とりいれないし、おまけに間違ったものだと批判までします。そしてこれを食事のスパイスにする。)』
(本文下部に、人物等の短い註が書いてあるスペースがあります。)
第1章 バカを治す
P29『 「過去の偉大な精神に近づく」とはどういうことですか
ゲーテに学ぶとは、ゲーテの言葉を知識として身につけることではありません。
「いいことを言っているなあ」とか「今度参考にしてみよう」ではダメです。
「ゲーテだったらいまの自分が抱えている問題にどう向き合うんだろう?」と考える。
そして徹底的にゲーテの真似をすることが大事です。
ゲーテが考えたのと同じように考える。
ゲーテがナポレオンを認めているなら、ナポレオンをとりあえず認める。そうすると、セントヘレナに流されたナポレオンの手記を読むことになります。
あるいは、ゲーテが「くだらない」と斬り捨てた人たちは、とりあえず嫌いになってみる。例えば「ヘーゲルの弁証法はダメだ」と決めつけてみる
(*僕は、物を書き残した哲学者の中ではヘーゲルが一番好きですが、こういうのを読んでも別にヒステリックになったりはしません)。
ゲーテの立ち位置に強制的に自分を移動させるのです。
ゲーテはクロード・ロランの絵を絶賛しました。ニーチェも、ロランの絵に目が釘付けになった経験について書いています。
ちょっと長いですけど引用しておきます。
(引用部カット)
それで私も、上野の国立西洋美術館に行くときは特別展だけではなくて、常設展も必ず立ち寄って、ロランの絵をチェックするようになりました。
「ただの風景画じゃないか」と思うかもしれないし、ピンとこないかもしれない。
でもゲーテがその絵を良いと言ったなら、「その絵を良いと思えない自分の方がおかしいのではないか」ととりあえず疑ってみる。
そして、「その絵は良いのだ」と決めつける。
良いと思わない自分の目が腐っていると決めつけるわけです。
バカは基本的に自尊心が高く、自分の判断に自信をもっています。だから、それをやめればいい。
その訓練が「ゲーテになる」ということです。
たとえば小学生に現代音楽を聴かせても、あまり面白がらないと思う。メインストリームの知識がないと面白くないジャンルはあります。
それと同じであって、自分の現在の立ち位置に固執しないことです。「もしかしたら自分はバカなんじゃないか?」と考える。そのことにより、はじめて見えてくるものもあります。
ニーチェは『悦ばしき知識』でこう言います。
.その音楽が馴染めないものであるにしても、それを我慢する努力と善意とがなければならないし、その音楽の眼差しと表情に対して根気よく 応対し、その風変わりな点に対しては寛大な気持ちで接する必要がある。―こうして最後には、われわれがその音楽に馴染んでしまって、それ を待望したり、それが聴けないと寂しくなるだろうと予感したりする瞬間が、やってくる。
・・・
・・・
なぜ古典が一番大切なんですか
バカを治すためには、表層的な情報に流されないことが重要です。
それでは何が表層的でないのかというと古典です。歴史の審判を経て残ってきたものが古典であるからです。
近代が発生して200年以上経っていますけれど、その間に人間の考え方はかなり歪んでしまっています。もちろん近代は簡単に否定できるものではありませんが、人類はこの200年の歴史だけで成立しているわけではない。
・・・
・・・
古典をパクるとはどういうことですか
私のやっている仕事は古典からの盗作です。
過去の賢者がやってきた仕事を繰り返し確認することです。
そしてそれをわかりやすく紹介する。
・・・
・・・
オリジナリティとは何ですか
バカは古典的な規範を認めず、未来にだけ視線を向けます。
過去に対する思い上がりがあり、現在が過去より優れているという根拠のない自信が彼らのメンタリティーを形成しています。
そうなると「新しいことを教えるのが知識人だ」「作家にとって一番大切なことはオリジナリティだ」みたいな発想になってしまう。それで「この小説にはオリジナリティがない」「新しいことが書いてない」などと非難する。
・・・
・・・
バカを治すには何を読めばいいですか
バカは自分の知っていることを確認するために本を読みます。
バカは自分の世界観を堅固にするために情報を集めます。
よって、バカはより濃縮されたバカになる傾向があります。
でも、バカを治したかったら、知らないことを確認するために本を読まなければなりません。
・・・
・・・
(*バカはその世界観を維持するために情報を必要とすると、僕なら言います。「情報」という言葉は、新しくなければ意味がなく、使い終わったらさっさと忘れてしまう物のことを言うのが基本ですから、身体が自らを維持するために常に新たな食物を求めるように(そして古いものは排出する)、バカの精神も、常に変わらない世界観形態を維持するために、情報を欲する、と。
そして常に批評家気取りですね。自分は既に判断基準を持っていると信じていますから(決して変わらない世界観をもう持っていますから)、食べ物でいえば嫌いなものは、絶対とりいれないし、おまけに間違ったものだと批判までします。そしてこれを食事のスパイスにする。)』
(本文下部に、人物等の短い註が書いてあるスペースがあります。)
2014年7月9日に日本でレビュー済み
子供の頃、口喧嘩などで、
「バカと言ったら自分がバカ。」
というのがありました。
言い得て妙だと思います。
みんな洗脳されているみたいなこと言って、この方のご意見も目新しい物がなく、
つまり、ご自分の意見を述べているだけで、ご自分と考えの違う人を「バカ」と言っているだけのような気がします。
例えばネトウヨの一部を批判している記述がありますが、
この方のご意見も、多くのネトウヨの意見の中の一つに過ぎないように思います。
こんなタイトル付けるなら、万人が「なるほど。」と納得するような、
目から鱗の考えを書いて欲しかったです。
昔、「癌を治す!」と言っていた霊能者が、癌で亡くなったのを思い出しました。
「バカと言ったら自分がバカ。」
というのがありました。
言い得て妙だと思います。
みんな洗脳されているみたいなこと言って、この方のご意見も目新しい物がなく、
つまり、ご自分の意見を述べているだけで、ご自分と考えの違う人を「バカ」と言っているだけのような気がします。
例えばネトウヨの一部を批判している記述がありますが、
この方のご意見も、多くのネトウヨの意見の中の一つに過ぎないように思います。
こんなタイトル付けるなら、万人が「なるほど。」と納得するような、
目から鱗の考えを書いて欲しかったです。
昔、「癌を治す!」と言っていた霊能者が、癌で亡くなったのを思い出しました。
2019年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
言語化してくださってありがたい。
多少思うところはありますが、学ぶところは多い。
多少思うところはありますが、学ぶところは多い。
2022年2月15日に日本でレビュー済み
適菜さんの文章はよくネットで拝読しており、説得力のある方だと思っていたので拝読しました。
・B層=隣人と同じ価値観と境遇であることに満足する大衆、という分析方法
・古典(ゲーテ、アレント)を学ぶ
・新しい表現などはない。古典の中には人類の表現できるすべてが既にある
ここらへんは私もまったく同感なのですが、現代社会の愚劣さを斬る後半では、個別のケースに足を取られ、それらに反駁していく(というよりも著者が相手に対して呆れている)だけで、意見の内容は支離滅裂な混乱に陥ってしまい、結論がないので、すみませんが(著者は好きなんですが)この本については
前半に本質があるが、後半は千鳥足
という印象で・・・・ちょっとどうかな、という感触でした。
民主主義と議会主義は本来は別。
という指摘もその通りですが、女性の方が優れているからこそ「わきまえて下がっていてほしい。男性と同じになることではない」という論理は、2021年の森喜朗元総理のようなアナクロニズムに陥り「崇めているからこそ政治に関わるな」という昭和男性の論理の再現になってしまっている処は、それは違うだろうと。
声が大きい人によるマイノリティの逆差別が2010年代は頻発したと思っていますが、著者の性差認識は2020年代では決定的に「ずれている」所があります。
2012年の発行当時でも違和感はあったのではないか(筆者は発行10年後に読んでいる後知恵なので、未来の現状から見られるメリットはあるのですが)
という訳で、この本そのものは最初の100ページを読めば良いのではないでしょうか。
180ページの本で、深刻な破綻を来たしているのは構成として明確に欠陥があるので、評価は2つ。
すみませんが…
・B層=隣人と同じ価値観と境遇であることに満足する大衆、という分析方法
・古典(ゲーテ、アレント)を学ぶ
・新しい表現などはない。古典の中には人類の表現できるすべてが既にある
ここらへんは私もまったく同感なのですが、現代社会の愚劣さを斬る後半では、個別のケースに足を取られ、それらに反駁していく(というよりも著者が相手に対して呆れている)だけで、意見の内容は支離滅裂な混乱に陥ってしまい、結論がないので、すみませんが(著者は好きなんですが)この本については
前半に本質があるが、後半は千鳥足
という印象で・・・・ちょっとどうかな、という感触でした。
民主主義と議会主義は本来は別。
という指摘もその通りですが、女性の方が優れているからこそ「わきまえて下がっていてほしい。男性と同じになることではない」という論理は、2021年の森喜朗元総理のようなアナクロニズムに陥り「崇めているからこそ政治に関わるな」という昭和男性の論理の再現になってしまっている処は、それは違うだろうと。
声が大きい人によるマイノリティの逆差別が2010年代は頻発したと思っていますが、著者の性差認識は2020年代では決定的に「ずれている」所があります。
2012年の発行当時でも違和感はあったのではないか(筆者は発行10年後に読んでいる後知恵なので、未来の現状から見られるメリットはあるのですが)
という訳で、この本そのものは最初の100ページを読めば良いのではないでしょうか。
180ページの本で、深刻な破綻を来たしているのは構成として明確に欠陥があるので、評価は2つ。
すみませんが…
2014年12月9日に日本でレビュー済み
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最高に笑った。知的な人のためのお笑いといってもいい。冷静な文体が笑いを誘います。改めて言われなくても、民主主義は有害極まりない。民主主義は真の英雄を殺して、バカを英雄に祭り上げることを正当化する機能しかないんだから。
筆者の言うとおり、民主主義の本質は多数決だが、それはカルトなど、戦うことを放棄した大勢の愚か者を従えたものが勝つことを意味する。真の支配者は世の中の摂理として弱者が多数派であり、優秀な者は少数派であることを知っていてそれを利用しているわけ。つまり、民主主義とは質vs量の戦い。恐ろしいな。
筆者の言うとおり、民主主義の本質は多数決だが、それはカルトなど、戦うことを放棄した大勢の愚か者を従えたものが勝つことを意味する。真の支配者は世の中の摂理として弱者が多数派であり、優秀な者は少数派であることを知っていてそれを利用しているわけ。つまり、民主主義とは質vs量の戦い。恐ろしいな。
2014年8月12日に日本でレビュー済み
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すごく面白い文章でした。
また、ときどきタメになることも
多く盛り込まれていて、ニヤリとする部分も。
私的には「あり」でした。
また、ときどきタメになることも
多く盛り込まれていて、ニヤリとする部分も。
私的には「あり」でした。