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三国志 (2の巻) (ハルキ文庫 き 3-2 時代小説文庫) 文庫 – 2001/7/1
北方 謙三
(著)
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参旗の星
- 本の長さ325ページ
- 言語日本語
- 出版社角川春樹事務所
- 発売日2001/7/1
- ISBN-104894568756
- ISBN-13978-4894568754
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登録情報
- 出版社 : 角川春樹事務所 (2001/7/1)
- 発売日 : 2001/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 325ページ
- ISBN-10 : 4894568756
- ISBN-13 : 978-4894568754
- Amazon 売れ筋ランキング: - 282,788位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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昭和22(1947)年、佐賀県唐津市生れ。47年中央大学法学部卒。58年「眠りなき夜」で第1回日本冒険小説協会大賞、第4回吉川英治文学新人賞、平 成3年「破軍の星」で第4回柴田錬三郎賞、16年「楊家将」で第38回吉川英治文学賞、18年「水滸伝」で第9回司馬遼太郎賞、19年「独り群せず」で第 1回舟橋聖一文学賞、22年第13回日本ミステリー文学大賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 独り群せず (ISBN-13: 978-4167419110 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北方氏の三国志は描写が細かく描かれており物語にどんどんひきこまれます。時間を忘れつい読みふけってしまいます。
2021年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同じく北方謙三氏の『チンギス』と同時進行で読んでおります。この『三国志』ちょうど2巻を読み終えばかり。自分の頭の中で各登場人物のキャラのイメージ化も終わったので徐々に面白くなって来ました。
かれこれ1800年近く大昔の話であると思うが、身を興すための計略・裏切り・嫉妬に追従など、基本的な人間の心の問題は今とまったく変わっておりません。
各人が生来持っている負の感情を、野心によって克服したように振舞うのではあるが、戦で敗れて死ぬ時
は、結局持って生まれた「星」に抗えず敗れ去る…そんな登場人物たちの悲哀が多々描かれております。
とても楽しく読み続けられます。チンギスでもそうですが、大きな戦になるほどに基本数が多い方が負け
る傾向にあります。戦の前の段階で人がどんどん集まって来て数的優位に立った時は、死亡フラグが立っ
たと思って良いでしょう。そんな楽しみ方できる本です。
かれこれ1800年近く大昔の話であると思うが、身を興すための計略・裏切り・嫉妬に追従など、基本的な人間の心の問題は今とまったく変わっておりません。
各人が生来持っている負の感情を、野心によって克服したように振舞うのではあるが、戦で敗れて死ぬ時
は、結局持って生まれた「星」に抗えず敗れ去る…そんな登場人物たちの悲哀が多々描かれております。
とても楽しく読み続けられます。チンギスでもそうですが、大きな戦になるほどに基本数が多い方が負け
る傾向にあります。戦の前の段階で人がどんどん集まって来て数的優位に立った時は、死亡フラグが立っ
たと思って良いでしょう。そんな楽しみ方できる本です。
2007年1月20日に日本でレビュー済み
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北方 謙三さんの三国志、何度読んでも面白いです。
人物の捕らえ方が独特で小説として感心してしまいます。
どんなキャラも魅力的に書くことの凄さを感じます。
人物の捕らえ方が独特で小説として感心してしまいます。
どんなキャラも魅力的に書くことの凄さを感じます。
2013年4月17日に日本でレビュー済み
第2巻では、曹操がわずか3万の軍で、黄巾賊の100万の大軍に立ち向かいます。
策を講じ、さらに自ら獅子奮迅の戦いをします。それに留まらず、最後は信仰の自由を認めるという形で、
降伏させ、さらに配下に組み入れることに成功し、一気に、大勢力に飛躍します。
一方、騎馬隊では最強の将軍であった呂布は、自らの働き場所を求めて、
袁紹の配下に入り、曹操を破ります。
呂布には真向勝負では勝てないと判断した曹操は、呂布の騎馬隊を封じるべく策を講じていきます。
一方、そのころ劉備は、まだ流浪の状態。そして、徐州を何とか譲り受けますが、
そこでの豪族統治は容易ではなく、何とか徳で均衡を取っている状態。
そこで、劉備は強かな謀略を講じて、呂布に自らが治めている徐州を奪わせて、
徐州を捨てるという手に出ます。
策を講じ、さらに自ら獅子奮迅の戦いをします。それに留まらず、最後は信仰の自由を認めるという形で、
降伏させ、さらに配下に組み入れることに成功し、一気に、大勢力に飛躍します。
一方、騎馬隊では最強の将軍であった呂布は、自らの働き場所を求めて、
袁紹の配下に入り、曹操を破ります。
呂布には真向勝負では勝てないと判断した曹操は、呂布の騎馬隊を封じるべく策を講じていきます。
一方、そのころ劉備は、まだ流浪の状態。そして、徐州を何とか譲り受けますが、
そこでの豪族統治は容易ではなく、何とか徳で均衡を取っている状態。
そこで、劉備は強かな謀略を講じて、呂布に自らが治めている徐州を奪わせて、
徐州を捨てるという手に出ます。
2013年4月19日に日本でレビュー済み
本巻で気に入ったところだけをピックアップ。
まず呂布ですね。このキャラクターは豪勇無双の武将であるとともに、年上の妻がいつまでも忘れられない。決して美人ではないけれど呂布の愛は深い。いろいろあって、二番目の義父を裏切ることになるのですが、この男の価値観は世俗的栄達とはちょっと違う。独立勢力になります。呂布が曹操や劉備との間で、どういう変転のドラマを演じるのか?
いっぽう、孫家では非命に倒れた孫堅を継いだ孫策と補佐役の周瑜(しゅうゆ)が魅力的。思わず彼らに肩入れしたくなります。周瑜はほんらい文治家ですが、軍事指揮の潜在能力もあり、恐るべし。この辺は次巻以降のお楽しみ。
北方三国志が、いよいよ本領を発揮してきましたね。
まず呂布ですね。このキャラクターは豪勇無双の武将であるとともに、年上の妻がいつまでも忘れられない。決して美人ではないけれど呂布の愛は深い。いろいろあって、二番目の義父を裏切ることになるのですが、この男の価値観は世俗的栄達とはちょっと違う。独立勢力になります。呂布が曹操や劉備との間で、どういう変転のドラマを演じるのか?
いっぽう、孫家では非命に倒れた孫堅を継いだ孫策と補佐役の周瑜(しゅうゆ)が魅力的。思わず彼らに肩入れしたくなります。周瑜はほんらい文治家ですが、軍事指揮の潜在能力もあり、恐るべし。この辺は次巻以降のお楽しみ。
北方三国志が、いよいよ本領を発揮してきましたね。
2012年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
劉備が謀略をめぐらし、呂布はひたすらに戦場を駆ける。
曹操はじっと時を待ち、孫策は袁術のくびきから一気に飛翔する。
数多い三国志本の中でも抜群に読みやすく、戦場の臨場感と
人物描写の重厚さは他を圧倒しています。
内容としては、長安が乱れる一方で、袁家は兵を集め、曹操は
黄巾軍を破って呂布と対決、孫策が揚州に手をのばし、劉備は
徐州を手にしたものの……という場面。
とにかく、どの人物もカッコいい。
メインの登場人物はもちろんですが、2巻では荀'ケや周瑜、太史慈、
陳宮までもが「こういう生き方をしていて欲しい」と望まれる姿で
えがかれているように感じます。
ただし、演義の超善人劉備が好きな方には違和感があるでしょう。
戦場の描写について、地形や陣形、兵の動きなどがとても詳細で、
誰がどこからどう移動したのか、どの辺りまで山地なのかなど、
文中の曹操のように地図とにらめっこしたくなります。
巻頭の地図には、せめて文中に出てくる地名を全部載せたものが
欲しかったです。
曹操はじっと時を待ち、孫策は袁術のくびきから一気に飛翔する。
数多い三国志本の中でも抜群に読みやすく、戦場の臨場感と
人物描写の重厚さは他を圧倒しています。
内容としては、長安が乱れる一方で、袁家は兵を集め、曹操は
黄巾軍を破って呂布と対決、孫策が揚州に手をのばし、劉備は
徐州を手にしたものの……という場面。
とにかく、どの人物もカッコいい。
メインの登場人物はもちろんですが、2巻では荀'ケや周瑜、太史慈、
陳宮までもが「こういう生き方をしていて欲しい」と望まれる姿で
えがかれているように感じます。
ただし、演義の超善人劉備が好きな方には違和感があるでしょう。
戦場の描写について、地形や陣形、兵の動きなどがとても詳細で、
誰がどこからどう移動したのか、どの辺りまで山地なのかなど、
文中の曹操のように地図とにらめっこしたくなります。
巻頭の地図には、せめて文中に出てくる地名を全部載せたものが
欲しかったです。
2009年7月1日に日本でレビュー済み
言葉少なめですが、戦闘シーンの臨場感は凄いです。
ただ勝った、負けた、斬った、抜いただけではなくて、平原での乱軍や白兵戦、攻城戦、撤退戦、あるいは山岳戦などで、どういう風に陣形を組んでどういう風に隊を分けて、どう動かして、どう勝ち抜いたか、あるいは負けたかの状況説明がすごくわかりやすいのでのめり込んでしまいました。
また人物それぞれの表情と内面がよく書かれていて、キャラクター全部に感情移入してしまいます。
血の匂い、汗と埃と、河の水、草の青い匂い、土のにおい、さらに馬の匂いまで感じるほどリアルです。
男たちや翻弄される女たちの生きざまがまたかっこいいです。
そして死も。
ただ勝った、負けた、斬った、抜いただけではなくて、平原での乱軍や白兵戦、攻城戦、撤退戦、あるいは山岳戦などで、どういう風に陣形を組んでどういう風に隊を分けて、どう動かして、どう勝ち抜いたか、あるいは負けたかの状況説明がすごくわかりやすいのでのめり込んでしまいました。
また人物それぞれの表情と内面がよく書かれていて、キャラクター全部に感情移入してしまいます。
血の匂い、汗と埃と、河の水、草の青い匂い、土のにおい、さらに馬の匂いまで感じるほどリアルです。
男たちや翻弄される女たちの生きざまがまたかっこいいです。
そして死も。
2011年5月31日に日本でレビュー済み
本作では呂布という稀代の猛将が大きく取り上げられている。
呂布が非常に魅力的に描かれているのだ。
母や妻を一身に想い、ただ戦のみに生きる呂布という男に哀愁を感じる。
呂布が非常に魅力的に描かれているのだ。
母や妻を一身に想い、ただ戦のみに生きる呂布という男に哀愁を感じる。