ただただ尋常でなく描写が上手。
不気味で非現実的な話をうまい具合にリアルに感じられる程度表現されていて、部屋の中に何か得体の知れないものがうごめいているかのように錯覚させられてしまう。
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壁 (ハルキ・ホラー文庫 く 1-11) 文庫 – 2002/7/1
栗本 薫
(著)
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社角川春樹事務所
- 発売日2002/7/1
- ISBN-104894569892
- ISBN-13978-4894569898
登録情報
- 出版社 : 角川春樹事務所 (2002/7/1)
- 発売日 : 2002/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4894569892
- ISBN-13 : 978-4894569898
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,247,733位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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別名に中島梓。東京生まれ。
早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。
1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。
小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。1979年よりスタートした、ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成したが、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。著書は『弦の聖域』、『魔界水滸伝』、『真夜中の天使』など、400冊を超える。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年9月20日に日本でレビュー済み
怖い、というよりまず不気味、クライ、というイメージ。
主人公からして、クライ。言葉遣いや行動が、すごく
オバサンぽくて、二十代の主婦とはとても思えないほどだし、
派気がないなあ。このお母さんのほうがよほど魅力的。
心身ともに健康で若くて、子供もまだいないのに専業主婦でいられるというのは
よほどのセレブか家事がかなり手際悪いか(笑)
盛り上がってさて、オチは…というと、
これはこれで、いいじゃん。という、なんかおっぽり出されたような結末だった。
主人公からして、クライ。言葉遣いや行動が、すごく
オバサンぽくて、二十代の主婦とはとても思えないほどだし、
派気がないなあ。このお母さんのほうがよほど魅力的。
心身ともに健康で若くて、子供もまだいないのに専業主婦でいられるというのは
よほどのセレブか家事がかなり手際悪いか(笑)
盛り上がってさて、オチは…というと、
これはこれで、いいじゃん。という、なんかおっぽり出されたような結末だった。
2006年2月4日に日本でレビュー済み
最初は淡々とありふれた日常が描かれている。しかし、突然ある場面から怪奇的な状況が始まる。われわれは、その原因が怪奇的なものに限らず、何か問題が起こってから、それをさかのぼって「検証」することによって初めて、その問題を理解し始める。その「問題」の始まりが突然なのは、怪奇的な恐怖であればなおさらのことで、恐怖が突然始まるという点がこの作品をリアルなものにしている。
また、怪奇的な状況の描写や登場人物の心理的な描写といった表現自体がとてもリアルで生々しい作品。まさに恐怖を「体感」できる作品です。
また、怪奇的な状況の描写や登場人物の心理的な描写といった表現自体がとてもリアルで生々しい作品。まさに恐怖を「体感」できる作品です。
2010年6月17日に日本でレビュー済み
マンションをマイホームだと思うかどうかは別にして,
家に対する思いは怨念となることがある。
余りに怖すぎるのはとても読めないので,
本書のような終わり方の怖さは,
ちょうどいい加減なのかもしれない。
壁と友達と親子の関係。
それが怖いのかもしれない。
家に対する思いは怨念となることがある。
余りに怖すぎるのはとても読めないので,
本書のような終わり方の怖さは,
ちょうどいい加減なのかもしれない。
壁と友達と親子の関係。
それが怖いのかもしれない。
2002年8月2日に日本でレビュー済み
ある新婚三年目の夫婦が、それまで暮らしていた狭いアパートを出て、
築四十年の古いマンションに引っ越しをするところから物語は始まる。
間取りの広さに反比例した破格の値段、それは二人にとって、その建物に
満ちた暗さ・汚さを補うには充分な条件だった。
少なくとも、「何かいる・・・」と認識するその時までは・・・・・・
この作品は、除々に怪奇に取り込まれていく夫婦と、その家族・友達を
描いたホラーものである。序盤は単調だが、中盤からの盛り上がりを
引き立てる要因になっていると思う。ややありがちなホラーものと感じる
箇所はいくつかあったが、読み終えた後の満足感は得られた。
純粋に、ホラーを味わいたい方におすすめの作品であると思う。
築四十年の古いマンションに引っ越しをするところから物語は始まる。
間取りの広さに反比例した破格の値段、それは二人にとって、その建物に
満ちた暗さ・汚さを補うには充分な条件だった。
少なくとも、「何かいる・・・」と認識するその時までは・・・・・・
この作品は、除々に怪奇に取り込まれていく夫婦と、その家族・友達を
描いたホラーものである。序盤は単調だが、中盤からの盛り上がりを
引き立てる要因になっていると思う。ややありがちなホラーものと感じる
箇所はいくつかあったが、読み終えた後の満足感は得られた。
純粋に、ホラーを味わいたい方におすすめの作品であると思う。