この手の数学本は難しすぎることが多いのですが、本書は非常に読みやすいです。
数学書には「定理、証明、レンマ、証明、・・・」のように進んでいくもののあり、
数学教育を受けた人でなければなかなか数学書を読み通すのはつらいものです。
本書はそのような数学書ではありません。具体例も豊富ですし、数学書にしては
図やイラストもかなり多い方です。数学が好きな人ならゆっくりと読んでいけば
ずっと読み続けられるような構成になっています。数論にロマンを感じる人は是
非とも一読あれ。
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はじめての数論: 発見と証明の大航海 ピタゴラスの定理から楕円曲線まで 単行本 – 2007/4/1
原著第3版
- ISBN-104894714922
- ISBN-13978-4894714922
- 出版社桐原書店
- 発売日2007/4/1
- 言語日本語
- 本の長さ424ページ
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商品の説明
著者からのコメント
本書の面白さは、自分で実験した結果にもとづいてさまざまな
予想を立てて楽しむと同時に、できればそれを証明しようという姿勢に特徴があ
ります。そして面白いにも関わらず(?)、現代社会の電子商取引などで不可欠
となってきた現代暗号の基礎知識(特に第18章)のしっかりとした学習ができて
しまいます。面白くかつ内容が深いのです。こうした情報通信をとりまく基礎技
術に関して、本書を学習されることを通じれば、得体の知れない恐ろしい技術と
いう見方から信用できるセキュリティ技術へと、あなたの成長を助けられるもの
と期待しています。
予想を立てて楽しむと同時に、できればそれを証明しようという姿勢に特徴があ
ります。そして面白いにも関わらず(?)、現代社会の電子商取引などで不可欠
となってきた現代暗号の基礎知識(特に第18章)のしっかりとした学習ができて
しまいます。面白くかつ内容が深いのです。こうした情報通信をとりまく基礎技
術に関して、本書を学習されることを通じれば、得体の知れない恐ろしい技術と
いう見方から信用できるセキュリティ技術へと、あなたの成長を助けられるもの
と期待しています。
数学の飛び級入学がいくつかの大学に広がる中、この本でぜひ才能を伸ばしてく
ださい。本書では「わからない」楽しさを数論という素晴らしい課題を通じて学
習していけるものと確信しています。
出版社からのコメント
本書は、研究者としても教育者としても著名なブラウン大学のシ
ルヴァーマン教授による、文系学部生をも対象とした数論の教科書です。高校数
学の初歩程度の知識だけで、数論の面白さを経験しながら、数学的に考える
方法を身につけられるよう、丁寧に構成されています。具体的には、ピタゴラス
数、素数、フィボナッチ数、ガウス整数など、さまざまな数の不思議な性質と
魅力を取り上げ、また数論の応用である暗号や、最後はフェルマーの最終定理に
まで言及します。その興味深い内容に引き込まれた読者は、自ら実験し・予想を
たて・証明していく意欲にかきたてられるでしょう。各章末には練習問題もあり
ます。
第3版では、連分数に関する3 つの章(第38 章から40 章)が加筆されました。
またRSA 暗号に関する内容は、第18 章に移動しています。
ルヴァーマン教授による、文系学部生をも対象とした数論の教科書です。高校数
学の初歩程度の知識だけで、数論の面白さを経験しながら、数学的に考える
方法を身につけられるよう、丁寧に構成されています。具体的には、ピタゴラス
数、素数、フィボナッチ数、ガウス整数など、さまざまな数の不思議な性質と
魅力を取り上げ、また数論の応用である暗号や、最後はフェルマーの最終定理に
まで言及します。その興味深い内容に引き込まれた読者は、自ら実験し・予想を
たて・証明していく意欲にかきたてられるでしょう。各章末には練習問題もあり
ます。
第3版では、連分数に関する3 つの章(第38 章から40 章)が加筆されました。
またRSA 暗号に関する内容は、第18 章に移動しています。
著者について
訳者略歴
鈴木 治郎(すずき じろう)
1958年生まれ
上智大学大学院理工学研究科博士後期課程数学専攻を経て
信州大学全学教育機構教授
専攻:実験整数論
鈴木 治郎(すずき じろう)
1958年生まれ
上智大学大学院理工学研究科博士後期課程数学専攻を経て
信州大学全学教育機構教授
専攻:実験整数論
登録情報
- 出版社 : 桐原書店 (2007/4/1)
- 発売日 : 2007/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 424ページ
- ISBN-10 : 4894714922
- ISBN-13 : 978-4894714922
- Amazon 売れ筋ランキング: - 176,012位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 317位数学一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
凄く面白い本なのであっという間に413ページ読破してしまうでしょう。
はまってしまうと同時に、我々は錯覚の世界で生きているという…読み終わってからの何とも言えない切なさを感じます。
でも…兎に角素晴らしい世界です、素晴らしい本です。
はまってしまうと同時に、我々は錯覚の世界で生きているという…読み終わってからの何とも言えない切なさを感じます。
でも…兎に角素晴らしい世界です、素晴らしい本です。
2018年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
具体的な例が豊富です。系統立て説明しながら最後はフェルマーの定理まで記述されています。高校生が読むのに適していると思います。とても丁寧に説明されているので、数論を勉強するなら最初に購入しておいてもいいと思います。
2017年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ全体の2割程度までしか読めていませんが、私にとっては素晴らしい本です。本文が非常にわかりやすい。翻訳もこなれている。それで分かったつもりで演習問題をやると、問題の意味は明確にわかるのに、これがなかなかの難問だらけ。すぐできそうだと思っていろいろやっているうちに時間を忘れてのめりこんでしまう。単純な演習問題も奥が深い。著者も意地悪である。第1章の第1問、つまりこの本を読み始めて最初の演習問題が極端に難しい。できそうでできない。数日間考えて「証明できた」という確信が持てなかったので、とりあえず先に進もうと次の問題に取り掛かったら、2つ目以降は第1問ほど難しくはなかった。問題の答えがどこにも書かれていないのが非常に良い。どこかに答えがあれば少なくとも3~4時間考えたら、わからないときは答えを見てしまう。それが気に食わないという意見の書評を書かれている方がいるが、私は違う。答えが明示されていないから一つの問題に1日2日もかけて考えることができる。数論を楽しむには最高の本だと思う。読み終わる頃には季節が変わり寒くなるのではなかろうか、その時期まで長い期間楽しめるという本だ。
2016年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
教えられるのではなく、Google AIのようにdeep learningすること、を教えてくれる。
2014年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図書館にてみた本ですが、独学用として自分の書棚においてお着たくなり、購入しました。
楽しい良い本です。本書ト関連する本と併用しています。問題の回答があればなおベターです。
楽しい良い本です。本書ト関連する本と併用しています。問題の回答があればなおベターです。
2019年11月27日に日本でレビュー済み
学生時代に数学は得意ではなかったけど、他の書籍と比べてもわかりやすい。
自分で手を動かして、だんだん理解できる過程が楽しめる。
訳も特に不自然でなく読みやすいですが・・・誤植が多い気がする。
誤植を公開してくれている方がおられます(タイトルで検索するとすぐ見つかる)
ありがたや。
自分で手を動かして、だんだん理解できる過程が楽しめる。
訳も特に不自然でなく読みやすいですが・・・誤植が多い気がする。
誤植を公開してくれている方がおられます(タイトルで検索するとすぐ見つかる)
ありがたや。
2013年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絶版本の為、定価以上での購入。
だが後悔無しです。数論の幅広いテーマを扱い、自ら探求する楽しさが秘められた書籍。
素晴らしい本だと思います。是非、数論入門にオススメ‼
だが後悔無しです。数論の幅広いテーマを扱い、自ら探求する楽しさが秘められた書籍。
素晴らしい本だと思います。是非、数論入門にオススメ‼