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人月の神話 新装版: 狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional Computing Series 別巻 3) 単行本 – 2002/11/1
- 本の長さ321ページ
- 言語日本語
- 出版社桐原書店
- 発売日2002/11/1
- ISBN-104894716658
- ISBN-13978-4894716650
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商品の説明
商品説明
著者のブルックスは、IBMにおいてOS/360メインフレーム用のオペレーティングシステム開発マネジャーを経験し、現在はコンピュータサイエンス学科の大学教授。本書では、OS/360用のオペレーティングシステム開発で生じたさまざまな問題をもとに、プロジェクト管理の問題点と今後どのようにすべきかを論じている。
『人月の神話』はすでに古典と呼んでもよいほど有名な本だ。もし、この本のタイトルを知らなくても、ソフトウェア開発にかかわっている人であれば「ブルックスの法則」は聞いたことがあるはずだ。ブルックスの法則の中で最も有名なのは、「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加はさらに遅らせるだけだ」というものだ。
原書は1975年に出版され、その後長い間読み継がれてきた。これは、ソフトウェア開発における問題は、本質的には変わっていないことを意味している。ブルックスの言葉はさまざまな書籍でも引用され、賛同あるいは反証が示されてきた。さらに本書では、ブルックスのもうひとつの衝撃的な論文「銀の弾などない」(1986年発表、IEEE COMPTER誌の1987年7月号に再録されている)も第16章に収録されている。この論文では、「ソフトウェアの生産性をひとりでにもたらすようなプログラミング技法は今後10年間は登場しない」と予言し、議論を引き起こした。この論文を含むブルックスの主張は、その後のコンピュータおよびソフトウェア技術の急速な発展により、一部は誤認であったことが著者自身により認められている。だが、その一部を除く大半は今でも成り立つものだ。プロジェクト管理に関心があるのであれば、一度は読んでおきたい。
第17章から第19章は、増補版刊行にあたり新たに書き下ろされたもの。ここでは、初版刊行以降の識者のコメントや著者の新たな論考(ウォーターフォールモデルの誤りなど)、あるいは誤認の訂正が示されている。その中では、ケイパー・ジョーンズ(『ソフトウェア開発の定量化手法』の著者)やトム・デマルコ(『ピープルウエア』、『デッドライン―ソフト開発を成功に導く101の法則』の著者)やエドワード・ヨードン(『Death March』の著者)などに対するコメントが掲載されている。(遠野 諒)
--このレビューは、同タイトルの増訂版のレビューから転載されています。
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 桐原書店 (2002/11/1)
- 発売日 : 2002/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 321ページ
- ISBN-10 : 4894716658
- ISBN-13 : 978-4894716650
- Amazon 売れ筋ランキング: - 78,323位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
最初読んだ時には「非常に難解な本」という印象でしたが、読めば読むほどシステム開発のプロジェクト管理について考えさせる本だと思います。
そして、最後に思う事としては、最近の開発現場も昔も開発現場も同じところで躓いているという事です。人を投入すれば開発スピードが上がるのは大間違い。システム開発プロジェクトを運用する人は絶対読んでほしい一冊です。
もう、15年ぐらい年月が過ぎましたが、人月の神話の中の光景は、
今だこの日本でははびこっており、その呪縛から解き放たれているとは到底思えません。
次の15年後の諸君へ。君たちは俺たちの屍を超えて行ってくれ。俺はもうだめだ。
ソフトウェアエンジニアリングについて述べた本
1964年当時、何もないと言っていいほどの所から
大ヒットしたIBM 360システムのシステムソフトを作り上げた時の
知見をまとめたものです。
1章から15章までは、題名にもなっている2章の「人月の神話」
をはじめとして、開発に当たって実施したこと、および得られた知見に
ついてまとめています。
16章がこの本の副題にもなっている「銀の弾などない」であり
ソフトウェアエンジニアリングに対しての知見をまとめています。
それ以降の章が20年経ってから増訂された内容で、17章が
「銀の弾などない」の補足、18章が、15章までのコメント、
そして19章が全体の補足と、他の書籍へのレビューとなっています。
さすがに16章までの内容は古くさいものがあるものの、現在でも
通用する知見の固まりになっており良くできていると思います。
そして、その古くささは、17章以後の増訂により間違いは修正され
その後の良書との対比により、本書の位置づけがわかりやすくなっています。
タールの沼に陥らないために何を考えなければならないのかを
まとめようとした本書は、古典ではあるのですが、避けては通れない
重要な課題であることを認識できた良い本です。
私はオペレータだが、タスクがいっぱいだからと増員だーと声高らかに上げる人が居る。
受け入れ準備ができないのに入れてどうするんだ???
と、言ってもこの本を読み考え方が変わったからそう反論できる様になった。
本当に衝撃的で、繰り返し読み返したくなる一冊だ。
最初の2,3章と、最後のまとめの部分はそこそこですが、中心部分は理解しづらいです。訳が悪いという話もあるようですが、それも一因かもしれません。
あと、元になった話が20年以上前だということで、例えが現状に則さないのも一因かも。うわさの本なので買ってみましたが、ちょっと後悔気味です。
迷うことがありませんでした。
そこで読み始めてみると、
1.文章のリズムが日本語と異なっており(英文調?)、
2.(メインフレーム)プロマネの経験がないと理解
(同調すること)が困難では
と思われる内容でした。
但し、同内容の立場にある人には、大変有益な
内容であろうと思われ、個人的には機が熟した時
(著作と同じような立場になった時)に
読みたいと思う著書でした。
参考になる話がたくさん。40年前の話を元にしているとは思えない。著者の洞察力のなせる技なのだろうけど。
翻訳がちょっと読みづらいと思わせるところがいくつかあったのが残念。一つの文で、本文よりもかっこの中の注釈の方が長い、
とか、主語が無いのに否定文でかかれていて、意味がとりづらい、とか。
それでも、必読書といえるでしょう。