ざっくり言うと
・デザインパターンを設計開発で「どのように利用し構築するか」について解説した本です。
・「なぜOOPを利用するのか」について丁寧に書かれた本です。
・デザインパターンの構造をある程度知っている方のステップアップ用です。
・サンプルコードは少なく、UMLや文字での解説がほとんどです。
良い点
・ページを飛ばさず第1章から順に読むことで、オブジェクト指向の神髄について深く学べます。
・パターンを複合的に活用する際の取捨選択方法や優先順位について解説されています。
・共通性/可変性分析という考え方を通じて既存システムに対する追加機能のアプローチ方法について
解説しています。
・OOＰ設計が開発手法によらず有用であるとこを解説しています。
悪い点
・文字が多く抽象的な表現が多いため、直観的に理解することが難しいです。
・要所だけ読もうとすると理解しづらい内容となっています。
まとめ
気持ちを勉強モードに切り替えて読まないと内容が頭に入ってきません。
ただ、読めば読むほど良書だと思える本だと思います。
今までなんとなく利用していたOOPに明確な意味を持たせてくれる一冊です。
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