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団塊世代を総括する 単行本(ソフトカバー) – 2005/7/1
三浦 展
(著)
- 本の長さ269ページ
- 言語日本語
- 出版社牧野出版
- 発売日2005/7/1
- ISBN-104895000796
- ISBN-13978-4895000796
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登録情報
- 出版社 : 牧野出版 (2005/7/1)
- 発売日 : 2005/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 269ページ
- ISBN-10 : 4895000796
- ISBN-13 : 978-4895000796
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,185,302位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,833位社会一般関連書籍
- - 22,851位社会学概論
- - 97,662位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
団塊世代の子育てに疑問を投げかけた文脈は頷けなくはない。アウトドア指向も若いとき都会にこぞって行った反動だろうし、首都圏マンションが売れるのも団塊高齢化による現象でもあり、いずれにせよ、多数派が行動すると社会現象になるのだろう。団塊ジュニア世代の動向がこれからのキイポイントになるのだろう。それにしても、少年少女やあの時代の風景がとても懐かしかった。うう~ん、私も団塊世代か。
2005年9月25日に日本でレビュー済み
~2007年を目前にして、「団塊世代」をテーマにした本が増えつつある。
感情的な論議が多いなかで、具体的な数字や統計・アンケート調査をもとにした、マーケティング・アナリストらしい著者の分析には説得力がある。
それだけならよかったのだが、最初と最後に著者のどうやら本音らしい、根拠に乏しい私怨のようなものが述べられていて、せっかくのデータ主義~~が損なわれているのが残念である。~
感情的な論議が多いなかで、具体的な数字や統計・アンケート調査をもとにした、マーケティング・アナリストらしい著者の分析には説得力がある。
それだけならよかったのだが、最初と最後に著者のどうやら本音らしい、根拠に乏しい私怨のようなものが述べられていて、せっかくのデータ主義~~が損なわれているのが残念である。~
2005年8月21日に日本でレビュー済み
団塊の世代の裏と表を使い分けるキャラクターイメージを論理的に説明。ステレオタイプの評論では味わえない、正しい団塊の世代像を捕らえている。ことばだけ理屈っぽいが、実は感情的で、本音では小市民的な人生観で狡猾に生きている同世代人を身近に知っているひとには、うなずける論評も多いと思う。
2005年8月6日に日本でレビュー済み
本書は、「主に消費という視点から団塊世代の風俗史、生活史」(259頁)を論じたものである。その特徴は、マーケティング論を得意とする著者らしく、各種の世論調査を用いているところで、ゆえに人口学的、財政学的、社会学的論点とは別のものを提供している。
本書の最も興味深い点は、団塊の世代がその子供の世代に対してどのような影響を与えたのかについて明らかにしているところである。「消費」が突出し、反抗を常とし、そして勤労意欲に欠ける団塊の世代が量産したのは、まさにニート、フリーターであり、この点について著者は「団塊の世代が定年を迎えれば、団塊世代への年金と、その子供のフリーターという、親子2世代にわたる大量の国家へのパラサイトたちによって、日本は間違いなく破綻する」(37頁)と喝破している。
著者はこのことについて、別の著作でも述べてきたように、「マイホーム・イデオロギー」に裏付けられることで誕生した郊外地域において子供が育ってきたことの弊害、勤労概念を教えてこなかったことの問題などを指摘している。「ニート問題」が、こうした団塊の親の問題から指摘していることは極めて示唆的である。こう考えれば、格差社会批判の文脈で「ニート擁護」が主に団塊世代の人士によって行なわれているのは、まさに自らの擁護、ないしは責任感覚の欠如であることも、ここから把握できる。(ただし、団塊の子供世代でのニートはあくまでも少数派であると指摘しておきたい。)
この上で、著者は、団塊の今後取りうる方策として、自ら起業して、現役世代への依存を回避するだけではなく、それによって自らが生み出したニートを雇用すべきと提言している。しかし、評者としては、依存することに一切の躊躇がない団塊やニートに期待することはできず、団塊の年金の引き下げや、ニートへの徴税強化などによって、強制力をもって行なう以外に、方法はないと思われる。
本書の最も興味深い点は、団塊の世代がその子供の世代に対してどのような影響を与えたのかについて明らかにしているところである。「消費」が突出し、反抗を常とし、そして勤労意欲に欠ける団塊の世代が量産したのは、まさにニート、フリーターであり、この点について著者は「団塊の世代が定年を迎えれば、団塊世代への年金と、その子供のフリーターという、親子2世代にわたる大量の国家へのパラサイトたちによって、日本は間違いなく破綻する」(37頁)と喝破している。
著者はこのことについて、別の著作でも述べてきたように、「マイホーム・イデオロギー」に裏付けられることで誕生した郊外地域において子供が育ってきたことの弊害、勤労概念を教えてこなかったことの問題などを指摘している。「ニート問題」が、こうした団塊の親の問題から指摘していることは極めて示唆的である。こう考えれば、格差社会批判の文脈で「ニート擁護」が主に団塊世代の人士によって行なわれているのは、まさに自らの擁護、ないしは責任感覚の欠如であることも、ここから把握できる。(ただし、団塊の子供世代でのニートはあくまでも少数派であると指摘しておきたい。)
この上で、著者は、団塊の今後取りうる方策として、自ら起業して、現役世代への依存を回避するだけではなく、それによって自らが生み出したニートを雇用すべきと提言している。しかし、評者としては、依存することに一切の躊躇がない団塊やニートに期待することはできず、団塊の年金の引き下げや、ニートへの徴税強化などによって、強制力をもって行なう以外に、方法はないと思われる。
2007年2月6日に日本でレビュー済み
団塊世代の特徴を「量を質に転化させる力」「既成事実化する力」と表現してるところに大変興味を引かれた。
たくさんの人が動けば、おのずとそれが主流な価値観になってしまう恐ろしさと愚かしさを目の当たりにすると、戦後の価値観っていったいなんなんだろう、と疑問に思わざるを得ない。
そして、統計やアンケートから導き出される結果としての「できればのんびり、趣味に没頭してそこそこの生活をしたい」と思っていたことが、団塊ジュニア含む現代社会の問題を多く生み出しているのではないか、というくだりは説得力をもつ。
たくさんの人が動けば、おのずとそれが主流な価値観になってしまう恐ろしさと愚かしさを目の当たりにすると、戦後の価値観っていったいなんなんだろう、と疑問に思わざるを得ない。
そして、統計やアンケートから導き出される結果としての「できればのんびり、趣味に没頭してそこそこの生活をしたい」と思っていたことが、団塊ジュニア含む現代社会の問題を多く生み出しているのではないか、というくだりは説得力をもつ。
2006年8月14日に日本でレビュー済み
これが他書と違うのは、徹底してデータにもとづいて書かれていること。団塊世代についてそれまで言われてきたことが、データから見るとそうではないという指摘は、刺激的で面白い。
「これをひとりで一年で書けるのは、私をおいて他にはそう何人もおるまい」と書いてしまう厚顔も含めて、断定的な記述には我の強さが見え隠れする。しかも、団塊世代は嫌いらしい。その代表として登場するコピーライターの「X氏」。読めばだれのことかわかるので、これから読む方はお楽しみに。
唯一の難点は、数字が多いのでちょっとかったるいところ。でも、読みやすくまとめられています。
「これをひとりで一年で書けるのは、私をおいて他にはそう何人もおるまい」と書いてしまう厚顔も含めて、断定的な記述には我の強さが見え隠れする。しかも、団塊世代は嫌いらしい。その代表として登場するコピーライターの「X氏」。読めばだれのことかわかるので、これから読む方はお楽しみに。
唯一の難点は、数字が多いのでちょっとかったるいところ。でも、読みやすくまとめられています。