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翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった 単行本 – 2005/12/1

4.1 5つ星のうち4.1 9個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 牧野出版 (2005/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 213ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4895000834
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4895000833
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 9個の評価

著者について

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金原 瑞人
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1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。児童書やヤングアダルトむけの作品のほか、一般書、ノンフィクションなど、翻訳書は400点以上。訳書に『豚の死なない日』『青空のむこう』『国のない男』『不思議を売る男』『バーティミアス』『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』『さよならを待つふたりのために』など。エッセイに『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』『翻訳のさじかげん』など。日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』『怪談牡丹灯籠』。

(写真撮影:根津千尋)

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
9グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
翻訳家という職業は立場なき人びとである。ある意味ヤドリギかコバンザメのようなものかもしれない。江國香織の書いた本をすべて知っている人はいるけれど、金原の訳した本をすべて知っている人はいない。

なんて金原さんはおっしゃってますが、これだけ訳した本がぱっと出てくるような作家並みに名前の知られている翻訳家さんは他にはいないでしょう。翻訳生活20年で、翻訳した本はなんと300冊を超えている。金原さんの選ぶ言葉は、物語にぴったりと合っているだけじゃなく、すんなりと流れ込んでくるような心地よさがあります。

そんな金原さんが、自身を語り、翻訳のおもしろさを語るエッセイ集。
なるへそ~と興味深かったのは、「I」をいかに訳すかというおはなし。翻訳ならではの難しさを楽しんでいるのが伝わります。
読んでいると、英文を読みたくなってきますよ。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普通のエッセイ集であり、翻訳業をやってみようと思っている人間なら耳にしたことがある内容が書かれている感じだ。

翻訳パートと思い出パートにわけちゃっていいと思うのだが、登場人物に詳しい説明が少ないので、自分の知らない人だと「この人は誰なんだろう?」と思ってしまう。なかなかのめりこむことができなかった。筆者の金原氏のことをご存知の人が読むと面白いのだろう。自分には合わなかった。もう少しスパッと切り込んでもらいたかったなあ。

一番残念だったのは、カレーの話が全然ないのだ。期待していたのに、1ページ目にしか「カレー」の言葉は書かれていない。(かなり残念。)
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普通ならつい構えてしまうのに、翻訳の世界(およびその周辺)を肩肘張らずに書いているのが良い。彼の人生の道草やこだわり、要するに個人史が、結局全部翻訳に役立っているようだ。翻訳は出版に関わらなければ、「より良く読む」行為だと思う。基本的に遅読でなければならない。努力と慣れで速読が身についた彼のジレンマに感動を覚えた。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年2月15日に日本でレビュー済み
 それなりに面白いエッセイですが、文章や文体にどうしてもこだわってしまう私のような者には、いい歳をしたおじさんが、売れない藝人さながらに「金原は. . .」「金原には. . .」と執拗に連呼されると途中で読む気が失せてしまいます。この「軽薄さがこの人の良さだ」と言われたら、趣味の問題で私とは縁のない世界ということになってしまいそうですが、しかし「翻訳」も「エッセイ」も所詮は趣味の世界ですから、もっと趣味の良さが文章にも表われるように気をつかうのは文章を売り物にする者の務めではないかとも思います。自分の「名字」を連呼する人を一般に読者はどう感じるのか、気になってしまいます。私のセンスが古いのかな。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年1月8日に日本でレビュー済み
ヤングアダルト等の翻訳で有名な金原瑞人さんの本。
普段、訳者さんってそんなに意識してないのですが、金原さんの名前は頻繁に見るので「面白そうな本をたくさん訳している人だな〜」と覚えていました。

タイトル通り、どのように翻訳家になったのかとか(本当にカレー屋さんもしていたそうです)、翻訳の実際、本や言葉、文化について…江國香織さんや教え子たちとの対談も載っています。えらく読みやすいな〜と思ったら、訳書のあとがきにエッセイを添えたものだそう。

翻訳の寿命や、翻訳家に必要な才能、翻訳家の現実など、興味深いテーマがたくさんあって面白かったです。
お料理やゲームがお好きなこともわかると一気に親近感が湧いたり。翻訳者金原さんの人柄がわかる本でした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年12月7日に日本でレビュー済み
 翻訳家の金原瑞人氏の初エッセイ。あとがき大全なるものを目指して書かれたものの集大成だが、書き下ろしもある。翻訳の道に進んだ理由、翻訳について、思い出話と内容は盛り沢山だ。江國香織や教え子との対談も収録されている。欲を言えば、ご自身の娘であり芥川賞作家の金原ひとみ氏との対談も読みたかった。しかし、金原瑞人氏の翻訳が好きという人にはオススメだ。カレーの香りのする(ような気のする)表紙が目印だ。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年3月3日に日本でレビュー済み
今や、「金原ひとみのパパ」の方が通りのいい金原瑞人による、自伝的「翻訳家という商売紹介本」。翻訳家を目指す人は、なにしろ肩肘張らずに読めるから一読してみると良い。特に翻訳家を志す場合の3つの選択肢は参考になるに違いない。(1)経済的安定を確保の上で翻訳する(暇で楽で高給な会社員、高収入の配偶者、金持の養子)、(2)極貧に耐える覚悟の上ひたすら翻訳、(3)文学翻訳はやめてビジネス翻訳や技術翻訳を目指す、という3点。“fifteen minutes a day”、1日15分何でもいいから英語をやれとのアドバイスもいい。その上、上記のような雑学も得られて楽しめる。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート