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あの頃ペニー・レインと (マクミランCinema Club) 単行本 – 2001/3/1
- 本の長さ361ページ
- 言語日本語
- 出版社マクミラン ランゲージハウス
- 発売日2001/3/1
- ISBN-104895858766
- ISBN-13978-4895858762
商品の説明
商品説明
監督・脚本は、トム・クルーズ主演『ザ・エージェント』のヒットで一躍表舞台に踊り出たキャメロン・クロウ。「波乱万丈な人生への穏やかなる賛歌」といった趣の作風は前作から継承しつつ、脚本家時代(ティーン・ムービーの先駆けである『初体験/リッジモンド・ハイ』などを手がけている)に得意とした青春もののみずみずしさも感じさせる、これまでの集大成と言える力の入った作品に仕上がった。それもそのはず、これは映画人であると同時にジャーナリストとしての顔も持つ彼の自伝的な作品なのだ。
巻頭に収録されているインタビューでクロウ自身が詳しく語っているところによれば、基本設定はもちろん、ペニー・レインという少女の存在や、母親が彼の年齢を彼自身に偽っていたなどの細部に至るまで、ほとんどが事実に基づくものだという。それ故だろうか、主役から脇役に至るまで登場人物ひとりひとりが人間臭く、そして誰にも必ずひとつは見せ場があるのがなんとも心憎い。
そういえば『ザ・エージェント』で"You complete me"などのシンプルかつ意味深な一言が心に残った人も多いのではないだろうか。この作品にもさまざまな印象的なセリフが登場する。このスクリプトを読み尽くし、そんなお気に入りの一言を見つけるのも楽しい。もちろん、映画を見て気に入った人のためのサブテキストとしても最適だ。(安川正吾)
出版社からのコメント
この映画は15歳で『ローリングストーン』誌のためにロックバンドに密着取材した体験を綴ったクロウの半自伝的な作品で、伝説的なロック・ジャーナリスト、レスター・バングス、『ローリングストーン』誌の編集者、ベン・フォン=トーレス、そしてバンド・エイドのペニー・レインなど、個性的な登場人物はほぼすべて実在の人物である。
「僕のこの映画は、音楽に関する映画なんだ。音楽がいかに人生に影響を与えるか、僕の家族にいかに影響を与えたか、そして一緒にツアーをしたもう1つの僕の家族にどんな影響を与えたかを描いた映画なんだ」と本書でクロウが述べているように、この作品は好きでたまらない音楽への気持ちを映画にした、音楽へのラブレターなのだ。音楽でも映画でもスポーツでもいい。どんなに滅入っているときでも、そのことを考えるだけで、幸せな気持ちになったり、愛してやまないことに夢中になって、人生が輝いてみえたりすることが誰にでもあるはず。この作品はそのキラキラした、まっすぐな気持ちを思い起こさせてくれる。
アメリカ映画にありがちな天才少年映画とは一線を画し、観る者に純粋な感動を与えるのは、クロウがぶざまな自分も含め、自分自信をさらけだしているからだ。「輝きのすぐ下には死ぬほどの悲しみが隠されている」とクロウが語っているように、この映画には悲しみときらめきが同居している。
本書はクロウが27年間暖めてきたこのアイディアを脚本化した、撮影前のシナリオの完全対訳。当時の感情に忠実に、しかし計算つくされた脚本はアカデミー賞、脚本賞ノミネートをはじめとし、数々の映画賞で高い評価を得ている。クロウが映画作りのヒントにしたニール・プレストンの写真や映画の中でとりわけ印象的な70代ロックの歌詞、そしてこの映画に込められた熱い思いを監督が語ったインタビューをたっぷり併録した、映画好きの方にお勧めの1冊。
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : マクミラン ランゲージハウス (2001/3/1)
- 発売日 : 2001/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 361ページ
- ISBN-10 : 4895858766
- ISBN-13 : 978-4895858762
- Amazon 売れ筋ランキング: - 988,475位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 323位イギリス・アメリカの戯曲・シナリオ
- - 21,571位英語 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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考えてみれば、これは「字幕」ではなく
「オリジナル脚本」を邦訳した希少な本なのだった。
先ごろ、筋金入りの『あの頃ペニー・レインと』ファンと出会った。
この映画をバイブルと崇め、関連製品をコレクションにしている。
まず他では手に入らないこのシナリオ訳を
改めて購入してプレゼントした。
逆にこの映画を見たことのない、邦楽ファンの人にはどう感じられるか微妙なところ。
文中には会話だけでなくカメラワークや登場人物の口調、動き、心情描写も挟まれているので、生活シーンの表現も満載。
主人公のウィリアムがティーンネイジャーなので、母親との親子の会話などは本当に日常的だが、彼が音楽ジャーナリストとして成長していく過程でのバンドメンバーや出版社との会話、セクシャルな話題は大人のクールなテイストを含んでおり、幅広いシーンを網羅しているのがこの本のお買い得ポイントといえる。
何度も観たくなるこんな映画の対訳本は、私にとっては貴重な一冊になった。