作家買いです。
たまーにはずれもありますが、作品によって、また絵師にあわせてもあるのか、自在に作風を変えてくるのがすごい。
ベテランさんなのに飽きません。
この作品は、遠野春日さんの登場人物をお借りしているのかと錯覚してしまいそうでした。
そう、「色悪」の若頭と弁護士さんにお会いできたような既視感。
自分の代でヤクザを廃業して不動産屋に衣替えした海江田が、
ホテルのロビーで好みの美青年・篠原と出会うところから物語が始まるんですけど、
それがまあ、なんともありえないドラマチックな一目ぼれで、強面男の純愛にキュン。
またこの美青年が上品で知的で素直で清純で、とっても遠野キャラ(笑)
浮世離れしていて、とても二次元でしか逢えそうにないのが、逆に作中の恋には説得力を与える。
お話は適度に山アリ谷アリ、しかし特に「えええええ?!」というようなこともなく、
無事にハッピーエンドでございます。
ネタは某品川のホテル騒動ですね。
秘書の麻生がいい味出してました。
大切に愛しんだものを、手に入らないならいっそこうしてやる!とばかりに乱暴しちゃう。
せつなくてとてもよかったです。
プレゼントを嫌う篠原を攻略する最後のオチも、私はOKです。
篠原、幸せそうだし。
そうそう、あとがきに詳細ありますが、タイトルが洒落てます。
イラストもよかったですし、ちょっとおまけして総合★5で。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
さよなら優しい男 (ルナノベルズ) 新書 – 2011/2/5
もしもおまえが逃げるなら
──全て奪ってやる
ヤクザの海江田は、おとなしいけれど凛とした篠原に一目惚れして以来、彼を大切にしていた。そんな時、二人がある事件の敵同士だと発覚する。未練もみせず、もう逢わないという篠原を、海江田は凌辱してしまい──!?
──全て奪ってやる
ヤクザの海江田は、おとなしいけれど凛とした篠原に一目惚れして以来、彼を大切にしていた。そんな時、二人がある事件の敵同士だと発覚する。未練もみせず、もう逢わないという篠原を、海江田は凌辱してしまい──!?
- 本の長さ234ページ
- 言語日本語
- 出版社ムービック
- 発売日2011/2/5
- ISBN-104896017889
- ISBN-13978-4896017885
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : ムービック (2011/2/5)
- 発売日 : 2011/2/5
- 言語 : 日本語
- 新書 : 234ページ
- ISBN-10 : 4896017889
- ISBN-13 : 978-4896017885
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,507,754位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,512位ボーイズラブノベルス (本)
- - 88,161位新書
- - 365,405位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
東京都出身。1月5日生まれ (「BOOK著者紹介情報」より:本データは『アナタの見ている向こう側』(ISBN-10:4778110331) が刊行された当時に掲載されていたものです)
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
4グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年2月21日に日本でレビュー済み
攻の海江田がかっこいい。
インテリヤクザの男が一人の男に惚れて、手も出さずに子供のような関係を保とうと頑張る、そのストイックぶりがツボはまりでした。
手に入れたかったものが逃れないように、そっと宝物でも扱うかのように相手の言うことばかりを訊くかなり上目線の攻。これぞまさにBLツボはまり。
好きで相手を失いたくないのに、仕事では妥協できないし、失うぐらいなら壊してしまえ!という男のつらい感情がひしひしと伝わってきて、でも淡々とした言葉で書かれているところがよかったです。
そう考えると、むしろこの海江田を振り回して?いる受、篠原はなんかちょっと自分の立場利用したような受にも見えてきちゃうわけで……なんか海江田の気持ちを利用してない?と思える部分もなきにしもあらず。
どっちかいうと好感が持てずらいキャラだったのですが……そのあたりは各読者の判断次第ですね。
話もまとまっていて面白いのですが、最後のオチがちょっと不自然に感じたのと、あれだけヤクザ的で一時は恋を忘れて仕事と責任に生きるさ!と決めたような海江田が妥協案を出してくるなど、最後のまとまり方が日和見的だったので、星1つ削らせてもらいました。
インテリヤクザの男が一人の男に惚れて、手も出さずに子供のような関係を保とうと頑張る、そのストイックぶりがツボはまりでした。
手に入れたかったものが逃れないように、そっと宝物でも扱うかのように相手の言うことばかりを訊くかなり上目線の攻。これぞまさにBLツボはまり。
好きで相手を失いたくないのに、仕事では妥協できないし、失うぐらいなら壊してしまえ!という男のつらい感情がひしひしと伝わってきて、でも淡々とした言葉で書かれているところがよかったです。
そう考えると、むしろこの海江田を振り回して?いる受、篠原はなんかちょっと自分の立場利用したような受にも見えてきちゃうわけで……なんか海江田の気持ちを利用してない?と思える部分もなきにしもあらず。
どっちかいうと好感が持てずらいキャラだったのですが……そのあたりは各読者の判断次第ですね。
話もまとまっていて面白いのですが、最後のオチがちょっと不自然に感じたのと、あれだけヤクザ的で一時は恋を忘れて仕事と責任に生きるさ!と決めたような海江田が妥協案を出してくるなど、最後のまとまり方が日和見的だったので、星1つ削らせてもらいました。