言うまでもなく名作。私が学生のころ、教科書で読んだ記憶がある。
一応、あらすじを記しておくと……
主人公、メロスは羊飼いだった。正義感が強く、不正を許せない性格である。家族は妹1人だけで、一緒に暮らしていた。彼女は同じ村の羊飼いともうすぐ結婚することになっていた。メロスは結婚式のためのドレスや食物を買いにシラキュースの町にやって来たが、町の様子がおかしいことに気づく。雰囲気が暗く、ほとんど人がいないのだ。住民に聞くと、人を信じられない王が周りの人間や命令に従わない住民を次々に殺しているというのだ。
怒ったメロスは人々を助けるため、王を殺そうとするが、捕まって処刑されそうになる。だが、メロスは妹の結婚式に出たいので、3日間自分を自由にしてほしいと言う。親友のセリヌンティウスを人質にして、3日経って戻ってこなければ、セリヌンティウスを殺してかまわないと約束するのだ。
戻ってくるはずがないと考える王。そして王は、メロスが3日後の日没に少しでも遅れてくれば、メロスの命は助けてやるとまで言う。果たしてメロスは約束通り処刑されるために戻ってきて、親友を救うことができるのか―。
友情とは何か、誠実とは何か、人を信頼するとはどういうことか。この物語を読めば、その答えが分かる。もちろん、実際にはここに書かれているようにはいかない。それでも、思春期にこの作品を読むことは、その後の人生に大きなインパクトを与えるだろう。この小説にはそれだけの力があると思うのだ。
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スピードを計るなど、速く読むように心がけましょう(たとえば TOEIC(R)テストの音声スピードはおよそ1分間に150語です)。そして1語ずつ訳すのではなく、英語を英語のまま理解するくせをつけるようにします。こうして読み続けるうちに語感がついてきて、だんだんと英語が理解できるようになるのです。まずは、ラダーシリーズの中からあなたのレベルに合った本を選び、少しずつ英文に慣れ親しんでください。たくさんの本を手にとるうちに、英文書がすらすら読めるようになってくるはずです。
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