本書は、映画界において光り輝く
名作・名匠の影に埋もれし不遇の映画・映画人にスポットライトを当てております。
私たちは「歴史は勝者によって作られる」と思いこんでしまいがちですが
敗者もまた、歴史を作る重要な要素なのではないでしょうか?
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映画秘宝 エド・ウッドとサイテー映画の世界 単行本 – 1995/6/1
映画秘宝編集部
(編集)
ダブルポイント 詳細
- 本の長さ287ページ
- 言語日本語
- 出版社洋泉社
- 発売日1995/6/1
- ISBN-104896911695
- ISBN-13978-4896911695
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
史上最低の映画監督エド・ウッドと、それよりヒドいキワモノ見世物映画のすべてを網羅した日本最初のガラクタ映画大全。
登録情報
- 出版社 : 洋泉社 (1995/6/1)
- 発売日 : 1995/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 287ページ
- ISBN-10 : 4896911695
- ISBN-13 : 978-4896911695
- Amazon 売れ筋ランキング: - 292,328位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年12月13日に日本でレビュー済み
他のレビュワーの方がこの本の面白さ、マニアックさは充分に紹介して下さっていますが、とにかく私にはここでのエド・ウッド論が感動的。
エド・ウッドという人は才能は全くなかったかもしれない。でも映画作りへの情熱は有り余るほどあった。失敗を繰り返し、周囲に迷惑をかけたかもしれないけど、それでも自分の信念とスタイルを貫いた。もちろん充分いかがわしい人だったのかもしれないけど、同時に映画に対しては純粋な人でもあった。本書のエド・ウッド論で引用されている、ティム・バートンの言葉が素晴らしい。
「エドは自分に忠実であろうとした。それはとても尊重すべきことだ。エドは女の服を着たいと思って、実際着た。映画を作りたいという情熱を持っていて、実際作り上げた。」
「あの人たち(エド・ウッドと彼の周囲の人たち)は、皆悲劇的で、とても悲しい存在だ。滑稽でいて哀しい。」
「僕は彼らにすごく近いものを感じる。成功と失敗の間、才能と無能の間には、ほんのわすかな差しかないんだから。そのどちらに転ぶかは、みんなが思っているよりずっとわずかな差なんだ。」
これを何か失敗した時や、自分の才能の無さや非力さを実感した時に読むと、ほんとうに心から励まされます。マジで。
エド・ウッドという人は才能は全くなかったかもしれない。でも映画作りへの情熱は有り余るほどあった。失敗を繰り返し、周囲に迷惑をかけたかもしれないけど、それでも自分の信念とスタイルを貫いた。もちろん充分いかがわしい人だったのかもしれないけど、同時に映画に対しては純粋な人でもあった。本書のエド・ウッド論で引用されている、ティム・バートンの言葉が素晴らしい。
「エドは自分に忠実であろうとした。それはとても尊重すべきことだ。エドは女の服を着たいと思って、実際着た。映画を作りたいという情熱を持っていて、実際作り上げた。」
「あの人たち(エド・ウッドと彼の周囲の人たち)は、皆悲劇的で、とても悲しい存在だ。滑稽でいて哀しい。」
「僕は彼らにすごく近いものを感じる。成功と失敗の間、才能と無能の間には、ほんのわすかな差しかないんだから。そのどちらに転ぶかは、みんなが思っているよりずっとわずかな差なんだ。」
これを何か失敗した時や、自分の才能の無さや非力さを実感した時に読むと、ほんとうに心から励まされます。マジで。
2010年10月16日に日本でレビュー済み
映画好きというものは、どんなゴミ映画、といってもそれなりに見るところを見つけて、見るものです(笑)
私も学生時代には、名画座で毎週洋画2本、邦画2本、計4本ずつほとんど毎週見ていたので、時にはこれは???と思うような粗製乱造映画もありました。
洋画はそのような映画がアメリカなどでは山のように作られているみたいですが、さすがに日本にやってくるのはそのなかでもまだ選ばれたもの、といえるでしょう。
それにしても、何なんだろう、これは?!!!と思えるような・・・つまり奇をてらってお金をもうけるだけの映画はたくさんあり、エロいもの、残酷の奇をてらったもの、何でこうなるの?というような宇宙と吸血鬼を組み合わせたもの・・・などなど、いくらでもあります。
日本にも、そういう映画を丹念に見続けて、少しでも見所を見つけてコメントしている人たちが居て、そういう本当に映画を広い心で!愛している人たちが見た、映画や人類をひろーい心で受け入れている、底辺に向けられた真心、といいましょうか、そういうものを、この本によって知ることが出来ます。
詳しい、ということでは、ほんとうに読んでいて脱帽したくなるほど、気合の入ったマニアな本です。
私が知っていた、業界の秘密まで、ちゃんと暴かれており!私は当時その関連で働いていたのですが、会社もつぶれて当時の記録が何も無く、勤務していた証拠を最近社保庁に見せるのに、この本を見せたろか!!!と思うほど、綿密な調査の成果が載っておりました!(それに引き換え、保険料だけとって、なんといい加減な社保庁!!!ぷんぷん!!!)
もちろん、サイテー映画に目を向ける火付け役になったエド・ウッドの実態についても、特集されています。
映画の世界に興味があれば、このような世界があるのだ、ということは、知るに値する、と言えると思います。
私も学生時代には、名画座で毎週洋画2本、邦画2本、計4本ずつほとんど毎週見ていたので、時にはこれは???と思うような粗製乱造映画もありました。
洋画はそのような映画がアメリカなどでは山のように作られているみたいですが、さすがに日本にやってくるのはそのなかでもまだ選ばれたもの、といえるでしょう。
それにしても、何なんだろう、これは?!!!と思えるような・・・つまり奇をてらってお金をもうけるだけの映画はたくさんあり、エロいもの、残酷の奇をてらったもの、何でこうなるの?というような宇宙と吸血鬼を組み合わせたもの・・・などなど、いくらでもあります。
日本にも、そういう映画を丹念に見続けて、少しでも見所を見つけてコメントしている人たちが居て、そういう本当に映画を広い心で!愛している人たちが見た、映画や人類をひろーい心で受け入れている、底辺に向けられた真心、といいましょうか、そういうものを、この本によって知ることが出来ます。
詳しい、ということでは、ほんとうに読んでいて脱帽したくなるほど、気合の入ったマニアな本です。
私が知っていた、業界の秘密まで、ちゃんと暴かれており!私は当時その関連で働いていたのですが、会社もつぶれて当時の記録が何も無く、勤務していた証拠を最近社保庁に見せるのに、この本を見せたろか!!!と思うほど、綿密な調査の成果が載っておりました!(それに引き換え、保険料だけとって、なんといい加減な社保庁!!!ぷんぷん!!!)
もちろん、サイテー映画に目を向ける火付け役になったエド・ウッドの実態についても、特集されています。
映画の世界に興味があれば、このような世界があるのだ、ということは、知るに値する、と言えると思います。
2013年11月20日に日本でレビュー済み
今や、マニアックな映画書籍で飛ぶ鳥落とす勢いの洋泉社映画秘宝シリーズ。本書はその原典です。時は1995年、何だかへんな本が…。町山智治氏の前書きに頭を金槌で殴られた様なショック!《この百年間に全世界で作らた映画の99.9%はサイテー映画なのだ。映画好きの殆どが、最上段のイイ映画しか見ていない。丘の上の名所しか見ない観光客と同じだ。眼下に広がる巨大なスラムを見てから言え!*多少文章を変えて抜粋して居ります。》何かに取り付かれた様に、購入したのは言うまでも有りません。頁をめくれば、密度の濃さ、文章の面白さ等々、オモチャ箱をぶちまけた様です。ギミックの帝王、ウィリアム・キャッスルを此だけ詳細に掲載されて居るのは他には知りません。この監督さんは、元祖観客参加方式で有名(?)極めつけは、既に《デルモンテ平山のゴミ映画ビデオ150選》としてゴミビデオを紹介して居るのですが、タイトル、解説文共、もうイッチャッてます。《原題とかわからないんですよ。ハダカでも中身を見ればわかるハズなんですけどね。平山さん、メモってないしビデオも、(ギルガメッシュないと)、とか録って潰しちゃってるし、困ったもんですね。(M)》殺人パン屋いらっしゃい、最後の決断・最初はブー!、ダーティーキッズぶきみくん、彼が彼女に着替えたら、彼女がトカゲに喰われたら、死刑執行ウルトラクイズ\おだぶつTV…ふぅ、こんなモンが150本紹介されとる訳です。この様に本書は、イイ意味でやりたい放題、トンコツ背脂ギトギトラーメン。最新刊群は、アッサリトリガラスープラーメンとでもいいましょうか(?)勿論、お好みが有りますし、本書だけではカバーしきれなかった物を出し続けて居るかと思います。未読で興味を持たれた方、たまにはコッテリ味などは如何でしょうか…。