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ファスト風土化する日本: 郊外化とその病理 (新書y 119) 新書 – 2004/9/1

3.8 5つ星のうち3.8 38個の評価

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商品の説明

著者からのコメント

この新書のおかげで、最近は東北から九州まで、そして東京でも、自治体、商店会などから講演の依頼が来ています。ファスト風土化があまりに急激にすすんでいることへの不満と不安が拡大していることは明らかです。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 洋泉社 (2004/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 221ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4896918479
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4896918472
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 38個の評価

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三浦 展
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三浦さんの本は『下流社会』が大ヒットしましたが、

私は、それよりもこの本の方が興味深く読めました。

長崎の小学生刺殺事件も、母親はジャスコで働いていて、

連休も休みは無かったに違いない、など、、、地方で

起きている事件の背後に、郊外化の問題があるという

ことを具体的に、説得力をもって描いています。

「郊外化」というと、宮台真司氏を思い出しますが、

宮台氏の議論にはなかった視点がここにはあります。

ただ、ジャスコを一方的に悪者に仕立てるのは適切

さを欠くように思います。変化が持っている肯定的

側面、必然的側面を考慮しないと、解決策はでて

こないでしょう。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年10月28日に日本でレビュー済み
犯罪機会論に関する本や、高層ビルの凄さに関する本と並行して読むと令和の今読んでもかなりオススメです。

都会より何故田舎こそ大きな事件が増加したのか、そして何故増税や地方交付税や汚職が起きた原因や原理メカニズムにも気づけますので。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファスト風土とは、「記憶(歴史)喪失の風土」を指す。

郊外化のもたらす問題を、「故郷喪失」「共同性の欠如」「均質性」とし、その弊害を指摘しつつ、新しいコミュニティの形成を提案する。

都市を「買う」「消費する」「所有する」のではなく、都市を「使う」「利用する」、そして都市に「関与する」ことが魅力となる時代になっているのである。

都市の魅力を分析し、かつての「消費」「所有」という原理に、「関係(コミュニケーション)」、「関与(コミットメント)」を新しいコミュニティの原理として加える。他にも、「多様性」「個人性」「歴史性」などの鍵語を挙げつつ、ファスト風土化した郊外を如何にスロー風土化すればよいかを説く。

ジャスコがピンポイント攻撃されているのは若干気の毒に思いつつ。。。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年8月7日に日本でレビュー済み
 最近雑誌に紹介されていたので読んでみたが、2004年時点で書かれた本書は古びるどころか、ますます現在の日本に対する痛烈な指摘及び都市づくりへの提起になっていると思う。著者の先見に感服。
 実際、地方出張すると本書に取り上げられている状況はさらに悪化している感が強い。郊外に建てられたショッピングセンターは時を経てテナントの交代が発生、キーテナントのスーパー以外はパチンコ、中古書店、中古ゲームショップなどに変化している物件も九州、東北などでは良く見かける。中に入ると、平日の昼間は人影もまばらで荒んだ雰囲気が漂う。逆に少し離れた場所に新規オープンしたショッピングセンターは盛況。短期サイクルで食い荒らされる郊外に慄然とする。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『脱ファスト風土宣言』、『下流社会』、『下流同盟』の原点となる作品。久しぶりに読み返してみた。

「ファスト風土」とは、「ファストフード」をもじった三浦氏の造語である。
いまや地方都市の幹線道路を走ると、旧市街の外れに現れる、巨大ショッピングセンター、ファストフード店、紳士服、サラ金、パチンコ、カラオケ、ファミレス、ラブホ、果ては温泉まで・・・。
本当に、ファストフードの全国一律のサービスみたく、同じような風景が青森でも栃木でも高知でも見られる。
(私は自転車であちこち走ってきたが、これでは何のために旅してるか分からなくなってくるほどだ。今では、出来る限り、旧道を走るようにしている。)

それに引き換え、古くからあった個人経営主体の商店街は壊滅状態に。地域コミュニティは崩され、家族も専ら消費共同体に変貌し、若者の無気力にもつながったという。のどかな地方では考えられないような犯罪の多発についても言及されている。

郊外化の進展により、地域が均質化、画一化、匿名化、流動化がしてしまい、単なるモノの消費に頼る生活を続けるリアリティの欠如こそが、ファスト風土化の真髄だと思う。人間味を欠いた機械のような空間やライフスタイルを強いられるのが豊かな社会だとは到底思えない。
そういう意味では、歴史や風土、人々の生活から乖離した薄っぺらい社会に落ちぶれたと感じざるを得ない。街には、もっといろんな意味、要素があったはずだ。

しかし、この問題のややこしくしているのは、実際にファスト風土を享受している地域住民の意識だろう。「クルマ利用に便利で、値段も安くていいことばかりだ」と言う意見も多く聞かれる。それを否定はしないが、要するにそういう人は、郊外ライフスタイルを謳歌しているつもりが実は、「ファスト風土に利用され搾取されている」と思う。
それは、漫画「ドラゴン桜」ともつながってくる箇所が多いように思える。
”働かずに金を得ることを当然視する退廃的な価値観の蔓延だ。生きる意味の喪失だ。”
”彼らはもう働く意欲がない。楽をして、適当に生きることしか考えない。”(p178より)
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年9月7日に日本でレビュー済み
日本の地方都市の郊外は恐ろしいほどに風景が似ている。
どこの都市に行っても幹線道路沿いに家電量販店、紳士服量販店、巨大ショッピングセンター、ファミレス、リサイクル店、カーディーラー、パチンコ店、新古書店などが立ち並び伝統、個性、地域性からかけ離れた街並みが続く。
著者は神戸の連続児童殺傷事件、長崎・佐世保の小六女子同級生殺人事件など昨今、勃発する旧来の常識では捕らえにくい犯罪の多くが郊外のニュータウン地域で起きていることを指摘し、郊外型生活の問題点を指摘。
車中心の生活を送る地方在住者に読んでもらいたい一冊。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年7月4日に日本でレビュー済み
~著者はバブル期に一部でたいへん評判の良かった雑誌「アクロス」の編集長だった。ある意味、バブルを牽引した一人と言える。余談だがバブル真っ盛りに上京して就職した私はアクロス読んでました。勉強のために。いま考えると笑える。
で、バブル破壊後10年以上経って、どうにもならないほど荒涼とした日本の風土を「発見」して嘆いたのが本書。たしかに僕の~~故郷も含めて、なんだか田舎が荒れてる感じがするのはみんなの共通理解だと思う。ロードサイドの大規模スーパーとユニクロ、洋服の青山、マクド、なんとか国際大学。この気持ち悪さをはっきりと記したのは偉いと思う。
しかし本書には、どうにも拭いがたい悪感触がつきまとう。例えるなら、プレゼンはすごく上手いけど言葉に実のない広告代理店営業みたい~~な。
地方をファスト風土化したのはバブルの延長上にしかない消費経済である。わかったよ、で、その元凶は何なの? バブルのとき文化を商品戦略に用いたのはパルコとかセゾンだったよね、その責任は? 大所高所から結果だけを語る気なの?
私は、同じ地方出身者でバブルの洗礼を浴びたというだけで、著者に親近感を覚える。そして、バブル後の苦境に苦し~~む若い人を見ると、後ろめたい。バブルを演出した代理店文化、マーケティング至上主義は大嫌いだけど、今の代理店の現場の若い人はバブルなんて知らない苦労人ばかりだ。それだけに、同じバブル経験世代として、著者に望みたい。
問題提起はわかりました。で、あなたはどうやってけじめをつけるのですか、と。ぼくたちバブル世代は、後進の美味しいとこも食~~い荒らしてしまった責任があるんじゃないですか。今度はそれを読ませてください。期待を込めて★5つ。~
72人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年7月6日に日本でレビュー済み
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「郊外化」を都市計画や建築の問題としてとらえる松原隆一郎のような論者と,それを人間や社会の問題としてとらえる宮台真司のような論者がいるなかで,両者をつなぐ議論を展開し,郊外化を単に都市周辺の問題でなく日本全体の問題 (「総郊外化」) としてとらえているのが本書の著者である.

「街をつくらない」ジャスコや他の大型店の地方進出によって享楽的・退廃的な消費社会がつくられたと主張する,その危機感には迫力がある.一方で吉祥寺,下北沢,高円寺などの東京の都市には「新たな原理」をみている.主張の根拠は十分ではないが,それは読者に課せられた課題とかんがえることができる.
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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