西尾幹二の人生論の代表作。
こういう本があってくれてよかったと思うくらい、人生で肝心なことについて触れている。著者はドイツ文学の専門家であり、文学的・哲学的思索をとおして物事を追求している。読めば、それまでの自分の行動が一変するような深い思索である。
比較的読みやすい文章で書かれているが、読了には時間がかかるかもしれない。扱う問題が、容易に答えの出ない性質のものであるからだ。僕は、さらっとは読めなかった。自分の場合はどうだったか考えながら立ち止まりながら、一章一章読んでいった。
本書の前身は、「人生論ノート」と「人生に関する8つの考察」である。本書が完本という位置づけになる。また、人生論を扱った著者の本は他に、「人生の価値について」と「男子、一生の問題」がある。さらに詳しい事情は著者覚書で述べられている。解説は小浜逸郎氏。
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人生の深淵について 単行本 – 2005/3/1
西尾 幹二
(著)
- 本の長さ250ページ
- 言語日本語
- 出版社洋泉社
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104896919041
- ISBN-13978-4896919042
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登録情報
- 出版社 : 洋泉社 (2005/3/1)
- 発売日 : 2005/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 250ページ
- ISBN-10 : 4896919041
- ISBN-13 : 978-4896919042
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,027,804位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 798位死生観
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2020年1月19日に日本でレビュー済み
自分が気に入っているのは、人間にとって、最も難しいことは、率直、自然であること、という一節です。
2005年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
保守派の知識人として果敢な言論を展開する西尾氏の人生論。氏の人生論はこの他に新潮選書の「人生の価値について」等がある。ニーチェやハイデガー、ドストエフスキーなどの言葉を引用し、自身の体験も交えながら易しい文体で人生を語っている。
この本が解き明かしているのは、人生の様々な問題の結論や解決では決してない。生きることのどうにもならない理不尽さ、生きる意味を知らない苦しみ、死の恐怖・・・軽薄な励ましに満ちた人生論が多い中、本書の人生を誠実に見つめる姿勢に深い共感を覚えた。
私は大学時代西尾教授より独語を教わったが、こんな素晴らしい先生とは知らなかった。あのとき知っていれば・・・若いときに巡り会いたい一冊。
この本が解き明かしているのは、人生の様々な問題の結論や解決では決してない。生きることのどうにもならない理不尽さ、生きる意味を知らない苦しみ、死の恐怖・・・軽薄な励ましに満ちた人生論が多い中、本書の人生を誠実に見つめる姿勢に深い共感を覚えた。
私は大学時代西尾教授より独語を教わったが、こんな素晴らしい先生とは知らなかった。あのとき知っていれば・・・若いときに巡り会いたい一冊。
2021年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
というタイトルの新潮文庫と
全く同じです。
後書きや解説が異なります。
内容そのものは
素晴らしいの一語に
尽きます。
全く同じです。
後書きや解説が異なります。
内容そのものは
素晴らしいの一語に
尽きます。