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フェルメール論 増補新装版: 神話解体の試み 単行本 – 2008/7/1
小林 頼子
(著)
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- 本の長さ366ページ
- 言語日本語
- 出版社八坂書房
- 発売日2008/7/1
- ISBN-104896949137
- ISBN-13978-4896949131
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登録情報
- 出版社 : 八坂書房 (2008/7/1)
- 発売日 : 2008/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 366ページ
- ISBN-10 : 4896949137
- ISBN-13 : 978-4896949131
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,027,547位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,622位外国人画家の本
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フェルメール展で間近にその作品を見る機会を得たことにより、作者と作品双方に関心を持ち始め、約30冊目に本書を選び、作品をカラーで掲載している他のビジュアルな関連書と同時並行して読み進めています。本書の前後に、本書の縮刷版ともいうべき2種類の角川文庫を読む機会がありました。初めての方は、こちらからお読みになることをお勧めします。本書は第一級の研究書で、著者の長年の集大成として出版されたもので、フェルメールに関する詳細な情報と海外の研究成果を知ることができます。他の類書と併せて読むことにより、関連古文書、財産目録等の貴重な資料、未だ確定していない作品の真筆性に関する興味深い知識も得られますので、知的刺激を大いに受けること間違い無しの書物です。著者の小林頼子先生の、他の多くのフェルメールに関する本を読み続けているうちに辿り着いた名著です。是非御一読をお勧めします。
2021年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者が言う解体すべき神話とは、1)フェルメールは17-8世紀には忘れられていた、それを再発見したのはT. ビュルガーだし、広めたのはプルーストだ、2)a, フェルメールは、同時代の流行とは隔絶した天才で、b, 全てが珠玉の傑作だ、の2点だろう。いずれも説得的に論駁されていると言う印象を持った。1)に関しては、T. ビュルガーの画商としての話題つくりの側面が大きく、著者は17-8世紀の記録に残るフェルメール作品の競売価格を他の画家のそれと比較し、一定の評価を受けていたことを示す。2)に関しては、牛乳を注ぐ女以前の作品と後期(地理学者のあたりから始まった、描写の単純化と寓意の強調)作品のほとんどは、質が落ちると言っている。これは、専門家でなくても虚心坦懐に作品を比較しつつ鑑賞すれば、誰でも納得できるだろう。ちなみにカラバッジオ風の影響が残る初期の作では、牛乳を注ぐ女が飛び抜けているとされる。強い明暗描写が柔らかい光に変わった時期の、室内での単独女性を描いた4作品が彼の傑作とされる。これは賛成する方が多い判断だろう(評者も賛成派であるが、その中でもベルリンの真珠の首飾りがさらに群を抜いていると考えている、水差しを持つ女は顔の描写が少し自然でない気がするし、天秤を持つ女は画像では良いのだが実見すると画面全体が暗すぎる、青衣の女は実見していないからわからない)。後期には、フェルメールの様式が変化してくるが、奇跡的に各種の要素が調和して傑作となっているのが、レースを編む女である。著者が言うには、この作品が小さいことが欠点を隠しているそうだ。日本で人気が高い真珠の耳飾りのトローニーには、この本ではほとんど言及されていないのも、著者を始めほとんどの美術史家の持つフェルメールの評価軸からすれば当然だ(しかし版元の要請だろうが、表紙はそのトローニーである)。ただ、著者はフリック所蔵の女と召使いをあまり評価していないようだし、さらに多くの評論家の言を引用して髪と手の部分が未完成であるとも記している。しかし評者はこの絵はかなり良いと思う、光が前面左から来ていて(水差し表面への写り込みから考えるとおそらく窓だと思うが)、画面の背景は真っ暗、明暗も強く初期のカラバッジオの影響が舞い戻っているようだが、その点もこの作品が大きい事とも相まって良い効果を生んでいると思うのだが、どうだろうか。また。同時代から隔絶していた天才というのも全く事実に反していて、同時代のピーテル・デ・ホーホやテル・ボルフの画題や構図を参考にしていたし、実際に彼らと交流もあったことが多くの証拠を持って記述されている(ちなみに評者は、ピーテル・デ・ホーホはフェルメールと違って生活のために多作していたから、質の劣る作品も多いが、彼の最良の作品は十分フェルメール作品に匹敵すると考えている、例えばベルリンで外の光を見る少女の背中が描かれた作品や、一連の中庭やレンガの壁を背景にした内庭で語らう男女を描いた作品)。
著者が固持したい神話は、カメラ・オブスキュラの使用を極力否定し、フェルメールの独自性を際立たせたいというものだ。一応フェルメールのカメラ・オブスキュラ使用を肯定する美術史家の説を紹介したあとに否定説を紹介し、カメラ・オブスキュラの使用はフェルメール作品に決定的な影響を与えていないという事で決着を見たと書く。しかし、画面で前の方にある物体がピンボケし、さらに物体の縁に光の粒がきらめく描写が可能になったのは、カメラ・オブスキュラの使用により促されたからだ、というのは事実だと評者は思う。レンズを通して見た世界は、肉眼で見た世界とは全く違うことは多くの方が経験している事だろう。カメラ画像をなぞったとまでいう人もいるが、自分はそこまでとは思わない。また付言すれば、著者は断定的な物言いが多いと感じた。デ・ホーホのある絵の人物が、フェルメール夫妻ではないかとの説には、なんの論評もせずに妄言である、というし、いくらフルートを持つ女や赤い帽子の女の様式が典型的ではないとはいえ、何人かの美術史家は真筆であると言っているのだから、なぜ著者は真筆ではないか、を説明する義務があるように思うが、全くないのもこの姿勢によると思う。
文句をたくさん書いてしまったが、結論としては、他では読めない資料も多くつけられているし、まさに包括的な大部の著作であって、ぜひ読む価値があると思う。
著者が固持したい神話は、カメラ・オブスキュラの使用を極力否定し、フェルメールの独自性を際立たせたいというものだ。一応フェルメールのカメラ・オブスキュラ使用を肯定する美術史家の説を紹介したあとに否定説を紹介し、カメラ・オブスキュラの使用はフェルメール作品に決定的な影響を与えていないという事で決着を見たと書く。しかし、画面で前の方にある物体がピンボケし、さらに物体の縁に光の粒がきらめく描写が可能になったのは、カメラ・オブスキュラの使用により促されたからだ、というのは事実だと評者は思う。レンズを通して見た世界は、肉眼で見た世界とは全く違うことは多くの方が経験している事だろう。カメラ画像をなぞったとまでいう人もいるが、自分はそこまでとは思わない。また付言すれば、著者は断定的な物言いが多いと感じた。デ・ホーホのある絵の人物が、フェルメール夫妻ではないかとの説には、なんの論評もせずに妄言である、というし、いくらフルートを持つ女や赤い帽子の女の様式が典型的ではないとはいえ、何人かの美術史家は真筆であると言っているのだから、なぜ著者は真筆ではないか、を説明する義務があるように思うが、全くないのもこの姿勢によると思う。
文句をたくさん書いてしまったが、結論としては、他では読めない資料も多くつけられているし、まさに包括的な大部の著作であって、ぜひ読む価値があると思う。
2008年11月9日に日本でレビュー済み
フェルメールの権威とも言える小林頼子さんの学識に裏付けられた詳細な解説の素晴らしさに息をのむ思いです。同時代のオランダに花開いた風俗絵画の到達点にフェルメールが存在しているという絵画史の俯瞰の中で位置づけられているのが理解でき、素晴らしい業績だと思います。
第3章では、17世紀前半のオランダ絵画やフェルメールの活動の中心であるデルフトの社会、同時代の画家の活躍まで話が展開されます。オランダ社会における市民の台頭によって、このような素晴らしい画家を輩出した素地が形成されたのです。興味が尽きず、示唆に富んだ解説が盛り沢山に掲載されています。
学術書であり、啓蒙書でもありました。フェルメール愛好家か、もしくはある程度その時代の絵画に通じているほうが小林さんの主張の展開を深く理解できると思います。勿論、本書でその素晴らしい画業と作品の良さを知ってもらうことで新たなフェルメール・ファンが生まれることでしょうが。
資料編のフェルメール作品一覧、作品来歴一覧、関連古文書、家系図、主要参照文献一覧、掲載図版一覧、人名索引、事項索引、フェルメール作品一覧は、どれも貴重なもので労作に値いします。いずれも研究者の利便性を高めるのは間違いありません。
ご参考までに、各章は、フェルメール忘却神話の真相、古文書が語る生涯の軌跡、一七世紀前半のオランダ絵画とフェルメールの選択、自己の発見―独自様式の確立に向けて、洗練・完成・そして停滞、フェルメールの制作法を探る、風俗画の語るもの―意味と無意味の狭間で、寓意の図像、エピローグに代えて―デルフトを描く、となっています。
増補新装版です。巻末に「1996年以降のフェルメール」という13ページの解説がありますので、より進化した著作になっています。
第3章では、17世紀前半のオランダ絵画やフェルメールの活動の中心であるデルフトの社会、同時代の画家の活躍まで話が展開されます。オランダ社会における市民の台頭によって、このような素晴らしい画家を輩出した素地が形成されたのです。興味が尽きず、示唆に富んだ解説が盛り沢山に掲載されています。
学術書であり、啓蒙書でもありました。フェルメール愛好家か、もしくはある程度その時代の絵画に通じているほうが小林さんの主張の展開を深く理解できると思います。勿論、本書でその素晴らしい画業と作品の良さを知ってもらうことで新たなフェルメール・ファンが生まれることでしょうが。
資料編のフェルメール作品一覧、作品来歴一覧、関連古文書、家系図、主要参照文献一覧、掲載図版一覧、人名索引、事項索引、フェルメール作品一覧は、どれも貴重なもので労作に値いします。いずれも研究者の利便性を高めるのは間違いありません。
ご参考までに、各章は、フェルメール忘却神話の真相、古文書が語る生涯の軌跡、一七世紀前半のオランダ絵画とフェルメールの選択、自己の発見―独自様式の確立に向けて、洗練・完成・そして停滞、フェルメールの制作法を探る、風俗画の語るもの―意味と無意味の狭間で、寓意の図像、エピローグに代えて―デルフトを描く、となっています。
増補新装版です。巻末に「1996年以降のフェルメール」という13ページの解説がありますので、より進化した著作になっています。
2012年8月30日に日本でレビュー済み
「現状写真との比較は、新教会の塔がやや低めに抑えられていることを示している。」(p240) とあるが写真一枚と比較して遠くの建物を低く描いたとは言えないはずだ。観察する位置が同じと言えなければ何の意味もないのである。著者は遠近の見え方を根本的に分かってないか写真を撮ったり絵を描いたりしたことがないのかもしれない。 じっさい著者が引用しているラーデマーケルの挿図(p239)ではフェルメールより新教会は更に低く描かれている・・・。
「ロッテルダム門が・・・水面上に迫り出してきていたなら、水面は現状の三分の一ほどに縮小され・・・」 (p240) このあたりの論拠も不明である。遠近法の計算は数学に堪能でないとかなり難しい(著者は計算した上で1/3と言っているのだろうか?)ので「スヒーダム門付近の再現図(ウェーフェによる)」を拡大コピーして平らに保ったまま星印の辺りに目を近づけてのぞいてみると良い。フェルメールは著者の言うように視線を動かしたりしておらず見たまま描いているのが分かると思う。
著者が言う水平方向性はフェルメールがそのような効果を生む視線の高さを選んだと説明すべきであろう。
「ロッテルダム門が・・・水面上に迫り出してきていたなら、水面は現状の三分の一ほどに縮小され・・・」 (p240) このあたりの論拠も不明である。遠近法の計算は数学に堪能でないとかなり難しい(著者は計算した上で1/3と言っているのだろうか?)ので「スヒーダム門付近の再現図(ウェーフェによる)」を拡大コピーして平らに保ったまま星印の辺りに目を近づけてのぞいてみると良い。フェルメールは著者の言うように視線を動かしたりしておらず見たまま描いているのが分かると思う。
著者が言う水平方向性はフェルメールがそのような効果を生む視線の高さを選んだと説明すべきであろう。
2014年3月30日に日本でレビュー済み
解説書というより、研究書に該当するのでしょうが、平易に書かれており、興味を持たれたならば、数多く出版され、これからも出版されるであろう入門書ではなく、本書から読んでも良いと思います。
フェルメールの作風が、時代の社会情勢、風俗という環境の中で、同時代の作品からも影響を受け、また、そこから飛躍することによって生まれたことが理解できます。
多数収録された図版・挿図の作品は、モノクロの小さいものですが、ほとんどがネット上で、大きめのカラー画面を通じて鑑賞することができます。
これら作品を通じて、テル・ボルフ、メツー、デ・ホーホ等の同時代の画家に興味を持つようになり、この時代のオランダ絵画がいかに豊かであったことが実感できました。
とはいえ、レンブラント・フェルメール以外は、日本語解説書が、ほとんど入手できないのが、残念です。
近年のフェルメール人気は、非常に高い(正直、過ぎるようにも感じます。)ですが、より理解を深めるためにも、周辺の画家達にも、関心を寄せて欲しいと思います。
絵画研究とて、市場原理を免れることはできず、関心が高まらないと、周辺画家に関する優れた著作は出版されません。
巻末に掲載された掲載図版一覧が、日本語表記のみのため、ネット検索がやや不便でした。
この種の本では、統一されていない作品名はともかく、画家名と所蔵場所の欧文での併記が望まれます。(本書でも、欧文表記が判らず、検索できなかった画家もありました。)
フェルメールの作風が、時代の社会情勢、風俗という環境の中で、同時代の作品からも影響を受け、また、そこから飛躍することによって生まれたことが理解できます。
多数収録された図版・挿図の作品は、モノクロの小さいものですが、ほとんどがネット上で、大きめのカラー画面を通じて鑑賞することができます。
これら作品を通じて、テル・ボルフ、メツー、デ・ホーホ等の同時代の画家に興味を持つようになり、この時代のオランダ絵画がいかに豊かであったことが実感できました。
とはいえ、レンブラント・フェルメール以外は、日本語解説書が、ほとんど入手できないのが、残念です。
近年のフェルメール人気は、非常に高い(正直、過ぎるようにも感じます。)ですが、より理解を深めるためにも、周辺の画家達にも、関心を寄せて欲しいと思います。
絵画研究とて、市場原理を免れることはできず、関心が高まらないと、周辺画家に関する優れた著作は出版されません。
巻末に掲載された掲載図版一覧が、日本語表記のみのため、ネット検索がやや不便でした。
この種の本では、統一されていない作品名はともかく、画家名と所蔵場所の欧文での併記が望まれます。(本書でも、欧文表記が判らず、検索できなかった画家もありました。)
2008年9月17日に日本でレビュー済み
この本を一般の読者に薦めるべきかどうかは大いに悩ましい。しかし、フェルメールについて知りたいと思う読者は迷わず本書を手に取るべきだろう。真贋の弁別、制作年代の特定、それに沿って解題される作品解説。それらが、綿密な調査に裏付けられた客観的事実と、著者自身の鋭い感性によって、実証的に積み重ねられていく。その迫力に圧倒される。それほど凄まじい情熱を感じる。ただし思いいれの強い熱い情熱ではなく、真実を解き明かしたいという、学者としての知的でクールな情熱である。その迫力にひきつけられるようにして本書を読了した後には心地よい疲労感を味わうことになるであろう。フェルメールについては色々な書物が出ているし、テレビでも度々放映されている。しかし、フェルメールとその作品について、くっきりとしたイメージを与えてくれたのは本書をおいて他にない。それほど、読んでよかったと深い満足感を味わえる一冊だった。
なお、本書は増補した新装版が出版されているようである。そちらのほうが値段的にも安いようなので、今買うとすればそちらのほうが良いと思われる。
なお、本書は増補した新装版が出版されているようである。そちらのほうが値段的にも安いようなので、今買うとすればそちらのほうが良いと思われる。
2001年9月22日に日本でレビュー済み
内容的には中級者以上向けか。内容はいうまでもなく、特に巻末の史・資料、文献リストの充実度は脅威的。読了後のさらに一歩も迷うことなく踏み出せると思われる。著者の「客観性」を重視したフェルメール解明も素晴らしい。まさに座右の書と言うにふさわしいのでは。