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ドングリの戦略: 森の生き物たちをあやつる樹木 単行本 – 2010/7/1

4.7 5つ星のうち4.7 2個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 八坂書房 (2010/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 255ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4896949609
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4896949605
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 2個の評価

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森広, 信子
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年1月9日に日本でレビュー済み
東京西部に広がる山林地帯、奥多摩におけるドングリの結実量の変動を、1992年から2008年の17年間にわたって調査し、それに基づいて山林の木々がどのような戦略・戦術を用いて繁殖しようとしているかを分析・考察した労作である。
この調査は、奥多摩に住むツキノワグマの餌の量について調査協力を求められたことに端を発している。その流れから、奥多摩の優勢種となっているブナ科植物の実である、ドングリの結実量の変動を調査することになったという。

著者は自身の調査データと多くの先行研究から、ブナ科植物の繁殖に影響を与える要素を多岐にわたって取り上げる。例えば同じミズナラどうしの関係、「ミズナラとコナラ」などブナ科植物どうしの関係、クマやシカ、リス、ネズミ、鳥といった山林に暮らす動物が餌を得るために起こす行動などなど…。

そこから浮かび上がるのは、あまりに多様な要素がからんでいるために、因果関係の決めつけは厳禁だということ。著者は話を単純化したくなる誘惑を抑え、一つ一つの可能性を丁寧に検証し、自制しつつ判断を重ねているため、読む側はある程度の集中力を求められる。
またいきおい、文中には「だろうか?」「かもしれない」という言い回しが頻出する。「煮え切らない・言いっぱなし」と感じるか、「慎重・誠実」と感じるか、読者によって受け止め方に幅がありそうだ。

本書の主な題材は「奥多摩のドングリ」であるが、地球上に分布する多様なブナ科植物や、全国各地で調査されたドングリの結実量の変動データ、調査の苦労話なども紹介している。植物が子孫を広範囲に拡散させる方法についても紙数を割いている。「奥多摩のドングリ」にとどまらず、植物の繁殖というところまでテーマが広がっており、読後の満足度は高い。

全体としては、国語の教科書に載っているノンフィクション文学のような、読者を選ばない文調で書かれている。随所に図解や写真を挿入し、植物の分類法などイロハにあたる知識についてもコラムを設けるといった配慮のおかげで、高校生以上なら十分内容についていけると思われる。

ただし、海外の先行研究について「smithさんの研究では」と欧文だけで名前を書いていたり、「標準偏差」(データの散らばり具合を表す数値で、それぞれの計測値と平均値の差から求める。数が小さいほど散らばり具合が少ない)、「花序」(複数の花が集団をなしているもの。また、茎への花のつき方)、「二次林」(破壊された原生林が自然または人工的に再生した林)、「照葉樹林」(常緑樹の林)など、学術用語がぽつぽつと登場する。巻末の参考文献リストを見ると、学術論文がずらりと並んでいる。
易しそうな印象の裏には、学術的な研究を一般人向けに噛み砕いて伝えるための、相当な努力があったことと思う。
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