分子生物学者の著者が原始仏教経典を読んで発見した本来の仏教を記したもの。
ということなのだが、スッタニパータを教えの内容から二つの時期に分けダンマパダがそれに続く時期に作られたとする説は、根拠がよく分からず納得がいかない。
また、最後には釈尊の教えを現代にあわせて変えるべきという話になり、仏教の源流というタイトルからは大きくそれてしまったと思う。
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仏教の源流: その知と信 (目の眼ライブラリー E 3) 新書 – 2002/9/1
山崎 勇夫
(著)
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社里文出版
- 発売日2002/9/1
- ISBN-104898061796
- ISBN-13978-4898061794
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
生命科学の研究者が、釈迦が直接語った言葉として伝えられる最古の経典「スッタニパータ」を読み解き、その解釈を同じく最古の経典とされている「ダンマパダ」にも広げ、両者の関係を比較検討し、宗教と科学の接点を探る。
登録情報
- 出版社 : 里文出版 (2002/9/1)
- 発売日 : 2002/9/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 222ページ
- ISBN-10 : 4898061796
- ISBN-13 : 978-4898061794
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,301,369位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年11月11日に日本でレビュー済み
宮崎哲弥が書評で絶賛(ととれるコメント)をしていたので早速読んでみた。んー、確かに仏教学者でないことが幸いして通説にとらわれず、大胆にスッタニパータの内部矛盾をつぶさに解剖していてその点では評価できる。でも、終盤の'W章「宗教と科学」と'X章「知と信の調和」は陳腐な現代批判に説教っぽいボヤキをくわえた物で「ここで全てぶち壊しだな」と感じられた。
一言で言えばスッタニパータ(中村元訳『ブッダのことば』岩波文庫)を読む際に念頭に置くべき注釈って所だな。まずはスッタニパータそのものを読んでないと話しにならないと感じました。因みに私は高校時代から読もう読もうと思いつつ未だにスッタニパータは読んでいません。
一言で言えばスッタニパータ(中村元訳『ブッダのことば』岩波文庫)を読む際に念頭に置くべき注釈って所だな。まずはスッタニパータそのものを読んでないと話しにならないと感じました。因みに私は高校時代から読もう読もうと思いつつ未だにスッタニパータは読んでいません。
2014年5月4日に日本でレビュー済み
経典の解釈に賛否があって当然だが著者の説に説得力はある
現在の日本仏教に違和感を感じる人、初期仏教を学ぶ人の必読書だ
単純にスッタニパータやダンマパダを釈迦の言葉と捉え書かれた書籍が多く
内容に違和感があったが解消した
「釈迦は筋を通し語り実証出来ないことについて語らなかった」 と言うのは正しいと思う
後半部は釈迦の言葉の探究からは外れるが著者の現在仏教への憤りからのメッセージだと理解出来る
原始仏教、初期仏教に感心ある人にはぜひ読んでいただきたい
現在の日本仏教に違和感を感じる人、初期仏教を学ぶ人の必読書だ
単純にスッタニパータやダンマパダを釈迦の言葉と捉え書かれた書籍が多く
内容に違和感があったが解消した
「釈迦は筋を通し語り実証出来ないことについて語らなかった」 と言うのは正しいと思う
後半部は釈迦の言葉の探究からは外れるが著者の現在仏教への憤りからのメッセージだと理解出来る
原始仏教、初期仏教に感心ある人にはぜひ読んでいただきたい