クォリティ・オヴ・ライフは最近あちらこちらで目にする
言葉であるが、本書は世界開発経済研究所のシンポジウム
の記録である。この翻訳は臨床死生学に所属する人のため
に出された、と監修者は記している。そのために第一部の
みの抄訳となっていることは極めて残念と言う他はない。
とくに第二部は規範諸的な諸哲学にとって価値のある論考が
集められており、なかでもマーサ・ヌスバウムやチャールズ・
テイラーの論文は彼らを理解するたの必読文献であるように
思われる(テイラーの論文は彼の論文集Philosophical
Argumentsに収録されているが)。それ以外にもパトナム、
ウォルツァー、スキャンロンらの論文が原書には収録されて
おり、日本に紹介する価値は十二分にあったはずなのに・・。
購入の際にはくれぐれも第一部のみの抄訳であることに注意
されたい。
わかりやすくしようという翻訳姿勢が窺われるので星を一つ
追加しました。

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クオリティ-・オブ・ライフ: 豊かさの本質とは 単行本 – 2006/3/1
- 本の長さ237ページ
- 言語日本語
- 出版社里文出版
- 発売日2006/3/1
- ISBN-104898062466
- ISBN-13978-4898062463
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