翻訳者の小鹿原健二氏、解説 萬年甫氏そして編者の後藤素規氏のご苦心が伝わる名著です。
地元の公立図書館及び大学の図書館を探しましたが入手できなかった名著が今、
手元にあることに喜びに耐えません。(上京の際に国会図書館で閲覧するつもりでした。)
第1章~第27章まで何度も繰り返して読み返しました。
330ページの「訳者に代わり」に後藤氏が引き継いだラモン・イ・カハルへの凝縮された想いが
込められています。
医学の道を志す人たちのみならず一見「手に負えないような子どもたち」を抱える
保護者の方々にも一読して欲しい本です。
以下、補足までに(Advice for a Young Investigator) (Recollections of My Life) (New Ideas on the Structure of the Nervous System in Man and Vertebrates)の英訳書がamazonとThe MIT pressで入手できます。
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脳科学者ラモン・イ・カハル自伝: 悪童から探求者へ 単行本 – 2009/3/1
- 本の長さ335ページ
- 言語日本語
- 出版社里文出版
- 発売日2009/3/1
- ISBN-104898063179
- ISBN-13978-4898063170
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登録情報
- 出版社 : 里文出版 (2009/3/1)
- 発売日 : 2009/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 335ページ
- ISBN-10 : 4898063179
- ISBN-13 : 978-4898063170
- Amazon 売れ筋ランキング: - 951,987位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 434位科学史・科学者
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年4月11日に日本でレビュー済み
1906年にノーベル医学賞を受賞したラモン・イ・カハルは,フランス国境に近いスペインの山村生まれである。受賞をめぐる経緯はともかく,彼が提唱したニューロン説が,現在の神経科学の基礎をなしていることは,確かなことだと思う。彼は,米西戦争の敗北を受けて,国からの要請により,この本を執筆したという。
背景はそれとして。
この本から伝わってくるものは,カハルの鋭い観察眼,そして,カハルがみたままに,読者の脳裏に浮かぶようなことばに移し替えるという,彼の卓越した能力だと思う。ある天才が,その視野を我々のような凡人に伝える能力を持つときに,どのような広がりを我々にもたらすかの好例が,本書だと思う。序文で現スペイン大使が,同国出身のピカソやダリになぞらえるのも,理解できることと私には思える。
幼少期から画家を目指し,医学者として大成したカハルの自伝は,芸術と科学のはざまにいる人たちにとって,良質な刺激を与えるものと思う。
背景はそれとして。
この本から伝わってくるものは,カハルの鋭い観察眼,そして,カハルがみたままに,読者の脳裏に浮かぶようなことばに移し替えるという,彼の卓越した能力だと思う。ある天才が,その視野を我々のような凡人に伝える能力を持つときに,どのような広がりを我々にもたらすかの好例が,本書だと思う。序文で現スペイン大使が,同国出身のピカソやダリになぞらえるのも,理解できることと私には思える。
幼少期から画家を目指し,医学者として大成したカハルの自伝は,芸術と科学のはざまにいる人たちにとって,良質な刺激を与えるものと思う。