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きわめてよいふうけい: SHORT HOPE中平卓馬 単行本 – 2004/6/1
ホンマ タカシ
(著)
ホンマタカシが
写真家・中平卓馬を凝視する。
「映画がゴタールを持ったとすれば、
写真は中平卓馬を持った。――浅田彰」
写真を撮る、日記を書く、自転車を漕ぐ、海辺に佇む……。
中平の暮らす横浜の風景を織りまぜ、
彼の日常を穏やかに切り取った、ホンマタカシの意欲作。
1970年代初頭、中平卓馬は、先鋭的な言葉と写真によって、既存の写真表現を否定した。
“アレ、ブレ、ボケ”を特徴とした新しい写真表現を提唱。
時代を挑発すると同時に、牽引し続けた。
1977年9月11日未明。
多量のアルコール摂取により、昏睡状態に陥る。
その後意識が回復したとき、記憶のほとんどを失っていた。
そして、中平は再び写真を撮りはじめ、1983年に『新たなる凝視』を刊行。
時を経て、2003年、横浜美術館にて、初の本格的な個展「原点復帰ー横浜」を開催するに至る。
本書は、ホンマタカシが1999年から5年にわたって、
中平卓馬の日常を追いかけ、撮り下ろした最新写真集。
写真家・中平卓馬を凝視する。
「映画がゴタールを持ったとすれば、
写真は中平卓馬を持った。――浅田彰」
写真を撮る、日記を書く、自転車を漕ぐ、海辺に佇む……。
中平の暮らす横浜の風景を織りまぜ、
彼の日常を穏やかに切り取った、ホンマタカシの意欲作。
1970年代初頭、中平卓馬は、先鋭的な言葉と写真によって、既存の写真表現を否定した。
“アレ、ブレ、ボケ”を特徴とした新しい写真表現を提唱。
時代を挑発すると同時に、牽引し続けた。
1977年9月11日未明。
多量のアルコール摂取により、昏睡状態に陥る。
その後意識が回復したとき、記憶のほとんどを失っていた。
そして、中平は再び写真を撮りはじめ、1983年に『新たなる凝視』を刊行。
時を経て、2003年、横浜美術館にて、初の本格的な個展「原点復帰ー横浜」を開催するに至る。
本書は、ホンマタカシが1999年から5年にわたって、
中平卓馬の日常を追いかけ、撮り下ろした最新写真集。
- 言語日本語
- 出版社リトル・モア
- 発売日2004/6/1
- ISBN-10489815123X
- ISBN-13978-4898151235
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
映画がゴダールを持ったとすれば、写真は中平卓馬を持った…。ホンマタカシが撮った、伝説の写真家・中平卓馬の日常を綴った写真集。
登録情報
- 出版社 : リトル・モア (2004/6/1)
- 発売日 : 2004/6/1
- 言語 : 日本語
- ISBN-10 : 489815123X
- ISBN-13 : 978-4898151235
- Amazon 売れ筋ランキング: - 622,405位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を単独で見ても中平卓馬さんの良さが分かるのだが映画の方を観てそのあとに見るとジワジワとさらに何ともいえない素晴らしさ、人間性的なのが感じ取られた。感想を一言でまとめると、『きわめてよいほん』というのが一番相応しい。 H
2014年12月1日に日本でレビュー済み
ついに彼の最高傑作とよべる作品が完成したと思います。いつもどこか優しさの感じられるホンマさんの作品ですが、当作品はその優しさの背後にあった彼の残酷さが痛いくらいに表現されているからだと思います。本当にページをめくるたびに鳥肌が立ちました。最後のページをめくり終えたとき、涙があふれていました。残酷と優しさが常にループするワールド。写真史に残る傑作です。
2010年12月7日に日本でレビュー済み
70年代にアルコール中毒が原因で記憶障害を患って以降も、中平卓馬氏は日々写真を撮り続けてきたという。彼自身は倒れる直前に「なぜ、植物図鑑か」(73年)で理論的転回を見せ、自分の初期の作品のフィルムやプリントを燃やしてしまうのだが、実際は「撮ること」自体を問題に据えて「写真家の意図」や写真が否応なく担ってしまう「文脈」をどれだけ削ぎ落として自由になるかという点で、問題意識自体は首尾一貫してたりする。つまり、何を写しても常に不思議な喪失感が漂うホンマタカシ氏の写真術とは本来対照的な作家なのだが、ホンマ氏自身はこの伝説の全身写真家に引き寄せられるように彼の日常を写している。
それだけの企画といえばそれだけだし、そもそも中平氏側には写される必然性なんて何もなかっただろう。しかし、自転車に乗りながら近所の風景を淡々と撮影し続ける老作家の姿を通して、カメラを撮る素朴な喜びを再確認しているような写真群からは、大先輩へのリスペクトと愛情が溢れているのが確かに感じられる。
それだけの企画といえばそれだけだし、そもそも中平氏側には写される必然性なんて何もなかっただろう。しかし、自転車に乗りながら近所の風景を淡々と撮影し続ける老作家の姿を通して、カメラを撮る素朴な喜びを再確認しているような写真群からは、大先輩へのリスペクトと愛情が溢れているのが確かに感じられる。
2005年1月10日に日本でレビュー済み
本作は、彼自身がリスペクトする写真家 中平卓馬の日常を通して、写真を撮るという事を再度自問するかのような、彼にとって、そして写真を見る僕らにとって重要な作品となっているような気がします。
等身大の写真家。僕はホンマタカシさんの写真をそう感じます。写真って、高い芸術性とメッセージ性を求められるばかりに、作品は時に歪曲され、写真家の意思からかけ離れ、そこにあったはずのメッセージは空に消える。そんな写真が氾濫する中で、ホンマタカシさんの写真は、どこまでもストレートで、どこまでもピースフルです。
写真を撮ること、観ること。こんなに心休まるもんなんですよ。
等身大の写真家。僕はホンマタカシさんの写真をそう感じます。写真って、高い芸術性とメッセージ性を求められるばかりに、作品は時に歪曲され、写真家の意思からかけ離れ、そこにあったはずのメッセージは空に消える。そんな写真が氾濫する中で、ホンマタカシさんの写真は、どこまでもストレートで、どこまでもピースフルです。
写真を撮ること、観ること。こんなに心休まるもんなんですよ。