最終章を読み終わり、
あとがきがあるかと、
ページを1枚めくったときに、
はじめてフィクションだと知った。
それくらい、
登場人物に生命力が宿り、
リアリティを帯びていたのだ。
表紙のセンセーショナルな
ヌード写真とは裏腹に、
実に骨太な作品であった。
主宰している劇団の
芝居を観たくなってしまった。
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股間 単行本 – 2006/7/29
江本 純子
(著)
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映画化決定!
江本純子初監督作品
映画『過激派オペラ』
2016年10月1日(土)テアトル新宿にて公開
〈以降全国順次公開〉
主演:早織 中村有沙
原作:江本純子・著『股間』
* * * * *
圧倒的エネルギーと、猥雑かつ過剰な世界観で、世間を揺るがすテロエロ歌劇団「毛皮族」。
主宰・江本純子、衝撃の処女小説、遂に刊行!
とにかく漠然と、演劇をやることを志していた――。
大学に入学した重信ジュリが、演劇サークルの部室のドアを叩くところから物語は始まります。
芝居の魅力にとりつかれていくジュリ。そこで出会う劇団の女の子たちとの恋愛模様。
やがてジュリは恋人ヒデコと劇団「毛布教」を旗揚げ。
“演劇"と“恋愛"の狭間に揺れながら、演劇人生を邁進していく…。
全編を通して著者自身の姿が重なる、「半分冗談私小説(笑)」(江本純子談)
江本純子は、「毛皮族」すべての公演の作・演出を手掛け、
今では、1公演に4000人をも動員する程の、熱狂的ファンを獲得するに至りました。
同世代で同じく劇団を主宰する本谷有希子が、第135回芥川賞候補にノミネートされるなど、
演劇を本業としながら、新たな表現手段として小説を書くことが、大きな注目を集めています。
江本純子は今後、多方面にわたる活躍がもっとも期待される表現者のひとりです。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社リトルモア
- 発売日2006/7/29
- ISBN-104898151825
- ISBN-13978-4898151822
商品の説明
出版社からのコメント
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映画化決定!
江本純子初監督作品
映画『過激派オペラ』
2016年10月1日(土)テアトル新宿にて公開
〈以降全国順次公開〉
主演:早織 中村有沙
原作:江本純子・著『股間』
公式サイト→ http://kagekihaopera.com/
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著者について
江本純子(えもと じゅんこ)
1978年生まれ、千葉県出身。
2000年立教大学在学中に劇団「毛皮族」を旗揚げし、以後全公演の作・演出を手掛ける。
俳優としてTV、映画で活動する他、CDリリース、コラム執筆、ワークショップ講師など
多岐に渡って活動中。
1978年生まれ、千葉県出身。
2000年立教大学在学中に劇団「毛皮族」を旗揚げし、以後全公演の作・演出を手掛ける。
俳優としてTV、映画で活動する他、CDリリース、コラム執筆、ワークショップ講師など
多岐に渡って活動中。
登録情報
- 出版社 : リトルモア (2006/7/29)
- 発売日 : 2006/7/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 288ページ
- ISBN-10 : 4898151825
- ISBN-13 : 978-4898151822
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,285,726位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 29,855位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
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2009年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年7月27日に日本でレビュー済み
槇原氏の愛の歌は実は男→男への想いが溢れている、
というのは今や多くの人が知るところでしょう。
でも、その表現について男女とも共感している人が多いのではないでしょうか。
それはすなわち、そこに普遍的な愛についての表現を見出せるからなのでしょう。
演劇界の革命児、天才、…著者はそれらの名声に対応するような実績を、舞台や映像などに数多く残してきたはずです。
だから、演劇人が演劇を中心として綴った、魅力満載のドラマと思って読むと…
一言でいうと、この本のテーマは「性愛」です。しかも、女→女の愛。
いかに好きな女を自分のものにし、いかに肉体的に愛するに至るか…
誇張ではなく、どの女と、どんなセックスをしたか、それに尽きます。
嫌悪感とかは感じませんでしたが、あまりに一本調子。特に後半はそればっかり。
まるで小学生の日記みたいに似たような内容の繰り返しで、途中で飽きました。
「自己表現」に長けた人の作品の割には、自己満足/自分勝手/手前味噌しか見えてこない。
きつく言えば、こんな文章、ブログでいくらでも転がってる。
Patti Smithが“Gloria”で“make her mine!”と絶唱リフレインするのがカッコいいように、
表現の仕方ひとつで、アートか一人よがりかが分かれると思う。
残念ながら、この本は後者。
正直、1公演で数千人を集める劇団主宰なら、もっと観客(=読者)を楽しませてよ、と思った。
というのは今や多くの人が知るところでしょう。
でも、その表現について男女とも共感している人が多いのではないでしょうか。
それはすなわち、そこに普遍的な愛についての表現を見出せるからなのでしょう。
演劇界の革命児、天才、…著者はそれらの名声に対応するような実績を、舞台や映像などに数多く残してきたはずです。
だから、演劇人が演劇を中心として綴った、魅力満載のドラマと思って読むと…
一言でいうと、この本のテーマは「性愛」です。しかも、女→女の愛。
いかに好きな女を自分のものにし、いかに肉体的に愛するに至るか…
誇張ではなく、どの女と、どんなセックスをしたか、それに尽きます。
嫌悪感とかは感じませんでしたが、あまりに一本調子。特に後半はそればっかり。
まるで小学生の日記みたいに似たような内容の繰り返しで、途中で飽きました。
「自己表現」に長けた人の作品の割には、自己満足/自分勝手/手前味噌しか見えてこない。
きつく言えば、こんな文章、ブログでいくらでも転がってる。
Patti Smithが“Gloria”で“make her mine!”と絶唱リフレインするのがカッコいいように、
表現の仕方ひとつで、アートか一人よがりかが分かれると思う。
残念ながら、この本は後者。
正直、1公演で数千人を集める劇団主宰なら、もっと観客(=読者)を楽しませてよ、と思った。
2007年7月16日に日本でレビュー済み
著者は「毛皮族」という劇団の主宰者、演出、女優。
小説の主人公は著者がモデルで、やはり容易にモデルが推察できる登場人物(劇団関係者など)とのめくるめくレズビアンの物語が続く。
「ヒャー! どこまで本当なの!?」
私は今月初めて毛皮族を観だして、すっかりハマってしまったのだが、ますます江本純子に魅了された。
もちろん小説はレズ話だけではなく、平行して表現者としての苦悩と成長が描かれている。
(女子プロレスラーにもこういう物語を書いてほしい。ムリだ)。
とても読みやすく、一気に読めた。難しい言葉や漢字を一切使わず、文法的にもおそらく間違いがなく、突っかかるところがまったくない。
エモヤン、天才だよ。
小説の主人公は著者がモデルで、やはり容易にモデルが推察できる登場人物(劇団関係者など)とのめくるめくレズビアンの物語が続く。
「ヒャー! どこまで本当なの!?」
私は今月初めて毛皮族を観だして、すっかりハマってしまったのだが、ますます江本純子に魅了された。
もちろん小説はレズ話だけではなく、平行して表現者としての苦悩と成長が描かれている。
(女子プロレスラーにもこういう物語を書いてほしい。ムリだ)。
とても読みやすく、一気に読めた。難しい言葉や漢字を一切使わず、文法的にもおそらく間違いがなく、突っかかるところがまったくない。
エモヤン、天才だよ。
2006年11月6日に日本でレビュー済み
とにかく『盛り沢山』だなぁ、と。飽きないどころか、ずっとこの小説が続けばいいのに…と思いました。一個一個のセリフが異常に好きです。どこまでフィクションなのかわからないけど、毛皮族のDVD『毛皮族』を見てから読むとリアルで10倍オモシロぃです。