日本中歩き回って撮り貯めた「バス停」の写真集。モデルがアイドルでもなく美しい風景という訳でもなく「バス停」というのが面白い。なんとなく、案山子の様に我慢強くじっと立ち尽くしている様にも見え、少し擬人化しても見える。
出てくるのは、バス停をめぐるありきたりの日常風景。普段の生活ではわざわざ注目するほどの意味もない風景なのだが、バス停の前で挨拶を交わす近所人達、のんびりバスを待つ老人、仲良し姉妹、犬、など日常生活の中で見過ごしがちな温かいシーンをひとつづつ丁寧に切り取っては集めた、と言う感じだ。
そして写真集全体に漂うのは、少し小気味良い感じの孤独感。一人旅の旅人独特の目線。
旅人になってみると、普段のなにげない自分の生活が実は温かさに包まれ、ほっこりとした幸せを醸し出すものだという事を再確認できる。
¥4,398¥4,398 税込
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バス停留所 ペーパーバック – 2010/4/20
英語版
柴田 秀一郎
(写真)
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購入オプションとあわせ買い
47都道府県すべてをめぐる。この不思議な形をさがして。
本書には写真家が12 年に渡り、日本中のバス停を探し歩き撮られた、
188ヶ所の「バス停留所」が収録されています。
工場、廃墟、団地につづく、どこか懐かしく、私た
ちの心を捉える新ジャンルの誕生です。
ーーーーーーーーーーー
よくぞこれだけのバス停の写真を撮ったと感嘆する。
田舎道にぽつんと立つバス停は地蔵のようにも灯台のようにも見える。
懐かしい詩情が逆にいま実に新鮮だ。旅に出たくなる。
――川本三郎(評論家 / 帯より)
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本書には写真家が12 年に渡り、日本中のバス停を探し歩き撮られた、
188ヶ所の「バス停留所」が収録されています。
工場、廃墟、団地につづく、どこか懐かしく、私た
ちの心を捉える新ジャンルの誕生です。
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よくぞこれだけのバス停の写真を撮ったと感嘆する。
田舎道にぽつんと立つバス停は地蔵のようにも灯台のようにも見える。
懐かしい詩情が逆にいま実に新鮮だ。旅に出たくなる。
――川本三郎(評論家 / 帯より)
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- 本の長さ196ページ
- 言語日本語, 英語
- 出版社リトル・モア
- 発売日2010/4/20
- 寸法22.6 x 1.7 x 15 cm
- ISBN-104898152864
- ISBN-13978-4898152867
商品の説明
著者について
柴田秀一郎 (しばた しゅういちろう)
1963 年東京都杉並区生まれ。
「標(しるべ)~バス停にて~」で第11 回酒田市土門拳文化賞・奨励賞受賞(2005年)を受賞。
1963 年東京都杉並区生まれ。
「標(しるべ)~バス停にて~」で第11 回酒田市土門拳文化賞・奨励賞受賞(2005年)を受賞。
登録情報
- 出版社 : リトル・モア (2010/4/20)
- 発売日 : 2010/4/20
- 言語 : 日本語, 英語
- ペーパーバック : 196ページ
- ISBN-10 : 4898152864
- ISBN-13 : 978-4898152867
- 寸法 : 22.6 x 1.7 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 935,984位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年8月9日に日本でレビュー済み
十一年前に友人・柴田秀一郎氏の作品展を訪れ、本書を買ひ求めました。以来ずっと私の手許に本書はあったわけですが、漸くにしてすべての写真を今日見終りました。パラパラと何度かはめくった事はあったものの、冷やかし程度にしか見てゐなかっのです。本書は、日本全国四十七都道府県をすべて網羅したバス停写真集です。ローカルな雰囲氣が全巻に満ち満ち、少し色褪せた町の姿、人の姿を感じられる郷愁をそそるやうな本 であります。過疎化の進んだ日本の断面を捉へてゐるやうでもあります。もう発刊から十年以上経過してしまってゐますから撮られた被写体の方は、今は大分変はってしまってゐるかも知れません。それにしても、人の写ってゐます作品には、何とも言へぬ温かみが感じられ、様々な人の背後に息づく生活の姿を想像させてくれるのは本書の魅力であります。又、地方の風物を垣間見させてくれるのはよきロマンでもあります。私は時々この写真集を開いて平成の中頃の日本を感じてみたいと思ひます。そして、著者の柴田氏の労苦には心からの感謝をしたく存じます。
2020年9月5日に日本でレビュー済み
アマチュアのいい加減な写真集。
構図もテーマも雑の一言
構図もテーマも雑の一言
2010年5月22日に日本でレビュー済み
見たことも行ったこともない場所にじっとたたずむバス停を見て懐かしさを憶えるのはなぜだろう。
ベッヒャー夫妻のように同じ題材をひたすら撮り続ける写真家もいるけれどそれらのような記録写真のコラージュ的な要素は柴田氏の場合にはない。
もっとストーリー性を感じさせる。
バス停が「はかない」からなのだろうか。
過疎の村の赤字路線のように生活の拠点になろうとしてなりきれない、もがき が垣間みれるからなのだろうか。
見た後に暖かい気持ちと、切ない気持ちと両方がこみ上げる写真集です。
ベッヒャー夫妻のように同じ題材をひたすら撮り続ける写真家もいるけれどそれらのような記録写真のコラージュ的な要素は柴田氏の場合にはない。
もっとストーリー性を感じさせる。
バス停が「はかない」からなのだろうか。
過疎の村の赤字路線のように生活の拠点になろうとしてなりきれない、もがき が垣間みれるからなのだろうか。
見た後に暖かい気持ちと、切ない気持ちと両方がこみ上げる写真集です。