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ゆとり教育が日本を滅ぼす (WAC BUNKO 28) 単行本 – 2005/2/1
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社ワック
- 発売日2005/2/1
- ISBN-104898315283
- ISBN-13978-4898315286
登録情報
- 出版社 : ワック (2005/2/1)
- 発売日 : 2005/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 203ページ
- ISBN-10 : 4898315283
- ISBN-13 : 978-4898315286
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,872,902位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,629位教育学 (本)
- - 42,236位教育学一般関連書籍
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- カスタマーレビュー:
著者について
ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、アジア新聞財団「DEPTH NEWS」記者、同東京支局長、日本テレビ・ニュースキャスターを経て、現在はフリー・ジャーナリスト。1995年に『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で第26回大宅壮一ノンフィクション賞、98年には『日本の危機』(新潮文庫)などで第46回菊池寛賞を受賞。2007年 12月「国家基本問題研究所」を設立し理事長に就任(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 日本を愛すればこそ、警鐘を鳴らす―論戦2010 (ISBN-13: 978-4478013793 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
財団法人国語作文教育研究所 所長
作家・教育評論家・表現教育者としても活躍する作文表現教育の第一人者。
三十五年におよび青少年の作文・表現教育活動を実践し、指導対象は二百万人を越える。学校教育の枠を越え、人間そのものの分析・育成に向かう総合化の最前線に位置している。また400を超す大手企業、自治体の構成員の論作文などの分析に赴き、人材不況・教育不在の今日、人事政策支援など言語政策・国語政策を軸に積極的な教育顧問活動を推進している。
大学の教授・副学長・政府関係委員など歴任。数々の中学・高等学校の再生に従事し、さらには学校教育の枠を越えたプロジェクトを主導する。
その一環として、表現主導の地域興しを図った子ども文芸大賞を始動。2005年に静岡県富士市で開催し、続いて東京都武蔵野市、神奈川県大和市でも開催。
他に「十二歳の文学賞」「わんぱく宣言 全国こども 作文・スピーチコンテスト」「学校自慢エコ大賞」「ドラえもん大賞 全国作文コンクール」などの監修や実行委員長、顧問なども務めている。
NHKテレビ・ラジオのコラムを担当の後、テレビキャスターを経て評論家・寓話作家としても知られ、テレビへの出演や新聞への連載・寄稿も多数。
毎日小学生新聞毎週土曜日の「とっちゃまんのスーパー読解特講」、季刊現代警察「表現教育の現場から」など連載多数。
少年犯罪や親子問題など著作も百三十冊を越え、常に時代の先端を切り拓いている。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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日本で一般的に語られているゆとり教育の問題については網羅されている。
ただ、特別な論理構成もなく進められる「座談録」的な本なので、
後々、役に立つ本としては少し物足りない。
色眼鏡なしに読むべき。
◆ わたしは理3合格後、生活費のために予備校でしばらくバイトをしましたが、そのとき実感したのは、学生は熱心で頭もいいのに
高校の正規課程で教科書の中身を十分に教えてもらっていないための浪人が、実に多かったことです。
一番肝心なところが自習だったとか、そういう浪人生がたくさんいました。その全員が県立高校出身者。
当時はなぜかなあと漠然と思っていました。灘とか開成に比べるとたしかに教育の質は落ちるかもしれないが、普通に授業は
されているはずなのだがと思っていました。
しかし、ゆとり教育というのは、じつは、公立の中学高校の現場の教師をなまけさせ・能力のない教師を正当化し・生徒を
ところてん式に押し出す・そういう口実に使われていたのではないかと、この本を読んでから強く考えさせられます。
生徒は勉強したいのに、ゆとりの口実を与えられた「教える立場の人間」が、とくに公立校の教育を劣化させたと思われます。
たとえば数学や物理を正確に教えてもらっていない・教科書を全部終わらせてもらっていないなど、ごく普通でしたね。
基本的な実験もしていないのでわかるわけない。ところが検定教科書には実験がある。だから混乱する。その繰り返しでついに浪人とか
かわいそうすぎます。
国立理系を受験するのに、数3を授業で終わっていない浪人さんとかザラにいました。微積がまったくわからないとかたくさんいました。
こういう極端な授業をしている公立高校多数。センター試験レベルしか教えない。これだと大学で理系の講義についていけません。
この本を読んで、なぜこれほど教育が劣化したのか、理解するヒントをもらいました。
しかも当時の文部官僚や教育評論家らは、これほどの重大な教育の劣化を結果しながら、その社会的責任を取っていない。
◆ 一読を勧めます。教育だけではなく学歴主義競争力日本社会の構造などまでさかのぼる鋭い論理の口調で、賛成する人も反対する人も、
こういう議論がありうるということを知るべきでしょう。とくにゆとり教育は「その場限りの」学歴(力)主義を生み出すという意見には
自分の来た道を振り返るとき、全面的に賛成します。