近年でこそ国家トップの異常行動で注目されるようになった
韓国人の屈折ぶりだが、「1000年以上にわたり一度も独立
したことがなく、ひたすら卑屈と事大を貫いてきた属国根性
にその原因がある」という趣旨の本はずいぶん前からあった
ようだ。この本は代表的な1件だろう。
国を挙げて、自分も含めてワールドカップだ韓流だとのぼせ
ていた時期にも、鋭く隣国を喝破していた人が多くいたとい
うことだ。
この本は特に文献の参照も多くインデックスとしても有用だ。
慰安婦だ徴用工だ仏像奪回だと、通常の日本人ではもはや
まともに相手のしようのない国であり、外交面では異星人と
してプロフェッショナルがうまく捌いていただきたいと思う
のみだが、国内問題としては、隣の異星人に過度に気を使わず
日本人の歴史認識はこう、と確固たるものを持ち、子弟に
科学的で偏らない教育をすることだろう。
しかし、厳しい歴史にも屈折せず誇り高く保ってきた民族も
世界にはあるのではないか。必ずしも皆が韓国人のように
屈折してはいないのではないか、というのが次に思ったこと。
その事実に学んで韓国人教化に応用できることはないのか、
ということに興味を持った。
「日本の悪かった点は戦争に負けたことだ」という最終章の
言葉がこの本のハイライトだと思う。
もう少し長く強化してやれれば韓国人でももう少し何とか
してやれたのだろう。実際、半島から優秀な「日本人」も
日帝の頃には出てきた訳だから。
また、「朝鮮は南北分断している方が幸せ。統一されたらまた
四分五裂して党派争いの殺し合いが起こるだけだ」というのは
著者オリジナルの鋭い指摘で、実にうなづける。
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