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世界史のなかの満洲帝国と日本 (WAC BUNKO) 単行本 – 2010/10/28
宮脇 淳子
(著)
- ISBN-104898316352
- ISBN-13978-4898316351
- 出版社ワック
- 発売日2010/10/28
- 言語日本語
- 本の長さ280ページ
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登録情報
- 出版社 : ワック (2010/10/28)
- 発売日 : 2010/10/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 280ページ
- ISBN-10 : 4898316352
- ISBN-13 : 978-4898316351
- Amazon 売れ筋ランキング: - 763,083位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 47,533位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国東北部参照(旧満州)の地政史が本当に客観的に記述されています。
ただあまりにも客観的過ぎて年表を文章に書き起こしたのではと思える位です。
多少著者の主観が入った方が読みやすいと感じました。
ただあまりにも客観的過ぎて年表を文章に書き起こしたのではと思える位です。
多少著者の主観が入った方が読みやすいと感じました。
2011年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
満州国について我々は一体何を知っているだろう。リットン調査団、傀儡国、ラストエンペラー溥儀、そして、関東軍。満蒙植民団。そんなイメージだ。
だが、知らなくて本当に良いのだろうか?ここで、いったい何が起きたのか。何故、これほどまでに否定されているのか。戦争に負けた原因として語られる満州は確かに後悔の対象だろう。満州の権益を手放せなかったからハル・ノートを受け入れられなかった。それほどまでに戦前の日本人が愛した満州はどのような土地だったのか。五族協和は体裁だけの嘘だったのか。本当に経済的な利益だけを求めて進出したのか。
検証する必要はないのか。あの歴史的情勢での満州進出を悪だと断じて後悔しないか。確かに、この本を読んでも或いは満州での事の全ては分からない。余りにも多くの知らない地名、人名、事件名にあふれ、日本やソ連、西洋諸国、中国の政治勢力の思惑が乱れ飛ぶ。そんな混乱の大地を救ったのは誰だったのか。それは否定されるべき事だったのか。良くは分からないけれど、傀儡政権の一言で否定できるほど単純な問題ではない事は分かる。そんな本だ。著者は歴史に善悪を持ち込むべきではないとするから満州国を肯定も否定もしない。だから、この本をガイドとしてもっと細かく細部を調べて行けば戦前の日本人が描いた夢を知る事が出来るだろう。そして、その夢が果たして実現させる値打ちのあるものだったかどうかの判断も出来るかもしれない。
誰かのプロパガンダに騙されることなく、自分の頭で理解する事こそが残された我々の責務ではないのか、と強く思う。
だが、知らなくて本当に良いのだろうか?ここで、いったい何が起きたのか。何故、これほどまでに否定されているのか。戦争に負けた原因として語られる満州は確かに後悔の対象だろう。満州の権益を手放せなかったからハル・ノートを受け入れられなかった。それほどまでに戦前の日本人が愛した満州はどのような土地だったのか。五族協和は体裁だけの嘘だったのか。本当に経済的な利益だけを求めて進出したのか。
検証する必要はないのか。あの歴史的情勢での満州進出を悪だと断じて後悔しないか。確かに、この本を読んでも或いは満州での事の全ては分からない。余りにも多くの知らない地名、人名、事件名にあふれ、日本やソ連、西洋諸国、中国の政治勢力の思惑が乱れ飛ぶ。そんな混乱の大地を救ったのは誰だったのか。それは否定されるべき事だったのか。良くは分からないけれど、傀儡政権の一言で否定できるほど単純な問題ではない事は分かる。そんな本だ。著者は歴史に善悪を持ち込むべきではないとするから満州国を肯定も否定もしない。だから、この本をガイドとしてもっと細かく細部を調べて行けば戦前の日本人が描いた夢を知る事が出来るだろう。そして、その夢が果たして実現させる値打ちのあるものだったかどうかの判断も出来るかもしれない。
誰かのプロパガンダに騙されることなく、自分の頭で理解する事こそが残された我々の責務ではないのか、と強く思う。
2019年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
満州帝国の史実を知ることで、日本が理解できると感じる絶対おすすめの教科書です。
2015年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
”中国の歴史”を読んでいたのでさらに面白く読むことができました。
日本は規律正しく強い軍隊をもっていたのがよくわかります。
満州が地名だとばかり思っていたが、種族名だったとは驚きです。
正しい歴史解釈をするには、それなりの本を読まないとだめだと言うことがよくわかりました。
日本は規律正しく強い軍隊をもっていたのがよくわかります。
満州が地名だとばかり思っていたが、種族名だったとは驚きです。
正しい歴史解釈をするには、それなりの本を読まないとだめだと言うことがよくわかりました。
2012年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本列島の外に出て行った日本人はみな悪いことをした。私たちはそう教えられた。だが本書著者は言う。中国人や朝鮮人はみな良い人で、日本人は全部悪かったなんて、少し考えれば変だとわかる。歴史に道徳を持ち込んではいけない。歴史は法廷ではない、と。では、なぜ日本人が大挙して満洲に出ていくことになったのか。その背景を理解するために、満洲の地理、民族、隣国との関係を、歴史のはじまりから説き起こす。
清朝は、満洲人が蒙古人と連合して漢人を統治し、西蔵と回族を保護する五族同君連合だった。乾隆帝の時に最大版図となるが、北からはロシアが浸食する。まず黒龍江北岸と沿海州を奪われ、日清戦争、三国干渉を経て、旅順、大連が租借地となり、東清鉄道敷設権もロシアのものとなる。義和団事件を機にロシアは住民を多数虐殺しながら満洲に侵入。そのまま居座る。朝鮮をめぐり日露戦争が勃発。日本が負ければ、満洲と朝鮮はロシア領になっていた。
清朝が倒れて中国は軍閥割拠となる。ロシア革命後、コミンテルン主導の排日運動が始まる。国民党政府には満蒙を支配する力がなかった。何の貢献もせずに、日本が多大な犠牲を払って得た正当な権益を攻撃し、無償で返せと言う。それは許せない。当時の日本人はそう考えた。こうして満州事変を経て満州国建国に至る。国策により沢山の人が移り住んだ。終戦時、満洲には約二百二十万人の日本人がいた。開拓移民の女性と子ども一万人以上がソ連侵攻で殺され、収容所生活で十三万人が亡くなり、シベリア抑留の六十万人のうち六万人が死亡。
ソ連は日本軍の武器弾薬を接収して共産党軍に供与。国民党軍は遅れて進軍。満洲各地で国共両軍が激突した。一時は国民党側が優勢だったが、一九四八年、ついに吉林(きつりん)を失い、やがて共産党軍が満洲全土を支配。翌年、中華人民共和国が成立する。毛沢東は、全根拠地を失っても、東北さえあれば社会主義革命は成功すると語り、実際その通りとなった。だが、いまの中国人は満洲帝国の遺産で中華人民共和国が誕生したなどと絶対に認めない。
著者は提案する。満洲帝国とこれら日本人の歴史を日本史の一部として扱おう。当時の満洲は今と全く違って、想像を絶することが次々に起こった。日本の対処はあまりに稚拙だった。どうすれはよかったか。まず正確な史実を調べ、しっかり考える必要がある、と。なるほど。本書の提案は日本の今の常識に真っ向から挑戦している。
清朝は、満洲人が蒙古人と連合して漢人を統治し、西蔵と回族を保護する五族同君連合だった。乾隆帝の時に最大版図となるが、北からはロシアが浸食する。まず黒龍江北岸と沿海州を奪われ、日清戦争、三国干渉を経て、旅順、大連が租借地となり、東清鉄道敷設権もロシアのものとなる。義和団事件を機にロシアは住民を多数虐殺しながら満洲に侵入。そのまま居座る。朝鮮をめぐり日露戦争が勃発。日本が負ければ、満洲と朝鮮はロシア領になっていた。
清朝が倒れて中国は軍閥割拠となる。ロシア革命後、コミンテルン主導の排日運動が始まる。国民党政府には満蒙を支配する力がなかった。何の貢献もせずに、日本が多大な犠牲を払って得た正当な権益を攻撃し、無償で返せと言う。それは許せない。当時の日本人はそう考えた。こうして満州事変を経て満州国建国に至る。国策により沢山の人が移り住んだ。終戦時、満洲には約二百二十万人の日本人がいた。開拓移民の女性と子ども一万人以上がソ連侵攻で殺され、収容所生活で十三万人が亡くなり、シベリア抑留の六十万人のうち六万人が死亡。
ソ連は日本軍の武器弾薬を接収して共産党軍に供与。国民党軍は遅れて進軍。満洲各地で国共両軍が激突した。一時は国民党側が優勢だったが、一九四八年、ついに吉林(きつりん)を失い、やがて共産党軍が満洲全土を支配。翌年、中華人民共和国が成立する。毛沢東は、全根拠地を失っても、東北さえあれば社会主義革命は成功すると語り、実際その通りとなった。だが、いまの中国人は満洲帝国の遺産で中華人民共和国が誕生したなどと絶対に認めない。
著者は提案する。満洲帝国とこれら日本人の歴史を日本史の一部として扱おう。当時の満洲は今と全く違って、想像を絶することが次々に起こった。日本の対処はあまりに稚拙だった。どうすれはよかったか。まず正確な史実を調べ、しっかり考える必要がある、と。なるほど。本書の提案は日本の今の常識に真っ向から挑戦している。
2012年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本はスッキリと事実が秩序だって整理されて、
読む者に知識と自由な思考領域を提供する。
『リットン報告書』を読んで、
この調査団の誤謬を知ろうと思って、先にこの本を手にしたが、
宝くじに当たった気分である。
また
東京裁判が隠した歴史がなんだったのかを
知りたいなら、
是非読まねばならないだろう。
何と言っても日本の大学で中国人・韓国人を始めアジア各地からの学生は、
ココに書いてある事実を勉強しているのである。
日本人が知らずにどうする!
読む者に知識と自由な思考領域を提供する。
『リットン報告書』を読んで、
この調査団の誤謬を知ろうと思って、先にこの本を手にしたが、
宝くじに当たった気分である。
また
東京裁判が隠した歴史がなんだったのかを
知りたいなら、
是非読まねばならないだろう。
何と言っても日本の大学で中国人・韓国人を始めアジア各地からの学生は、
ココに書いてある事実を勉強しているのである。
日本人が知らずにどうする!
2010年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドライな筆致で淡々と語りは進められます。そこには弾劾もなければ、ロマンの香りもありません。この中国の東北地域(と読んでいいのでしょうか?)の歴史が2000年にわたって、この地域を通り過ぎた様々な民族たちの興亡を中心として語られていきます。様々な民族が出てきますが、珍しい漢字で描写されるこれらの固有名詞が浮かびあがらせるイメージは限定的なものです。そして中国人とは、畢竟、文化上の観念であったという真実だけがドライに浮かび上がります。人はやってきて通り過ぎていく、そして後には何も残りません。満州とはそういう地域なのでしょう。そして中国人にとっては歴史はすべて結果論であり、そのように編纂されていくのです。こんな地域で人工的な帝国建設という無謀なプロジェクトに挑んだ私たちの祖先の日本人たち。それは愚行だったのか、広い想像力の産物、それとも一時の夢だったのか?